現代社会は眠りのない社会だといわれています。私の住む田舎町にもコンビニが数軒ありますが、いずれも24時間営業で、いつ行っても開いているのでとても便利です。最近では大手スーパーも営業時間を延長していて、夜の11時ぐらいまで開いているものも珍しくありません。
これから書くことで、一部の人からはお叱りを受けるかもしれませんが、果たしてこんなに便利になっていいのか疑問に思うことがあります。そこで働いている人のことです。コンビニついて詳しいことはわかりませんが、オーナーと呼ばれる人がいておそらく法定労働時間を守ることなく働いていることだと思います。(オーナーは労働者ではないので労働基準法は適用しないと思われますが)
深夜に店を開けることで、青少年の溜まり場みたいになっていて、非行の問題も発生してくると思います。また徹底した時間管理の下、朝早くから大きなトラックが乗り込み、騒音や排気ガスの問題といった環境問題も深刻になってきています。
大手スーパーにテナントの店長として入っていたときに、個人経営のテナントの人と話す機会がありましたが、最近では、営業時間の延長や定休日の減少などで個人で休む日が大幅になくなっているといってました。休みが1年間に2日か3日ぐらい、正月でも休むことができない、こんなことで人間らしい暮らしができるのでしょうか?家族が楽しむことができるのでしょうか?
こんなことをほざく私は、無責任に思われますが、あえて言わせていただければ、昨今の残虐な事件が多発しているのも、休むことのない激しい生存競争の中で、余裕を失ったものや競争に敗れたものの行き場のない怒りを反映するものに見えて仕方がありません。
今の世の中、競争競争で、人間性を喪失し、個人がまるで機械の一部のような扱いをされ、そうしないと生存競争に勝てないと言われてきています。資本主義社会だから仕方がないことかもしれませんが、社会全体が一休みすることも必要なのではないのでしょうか?
写真:無料写真素材 写真AC 夜のコンビニ この