五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

お別れ会

 一昨日の木曜日は、上の子の幼稚園の卒園の謝恩会と下の子の施設のお別れ会(卒園式はもう少し後らしい)だった。2つとも同じ日に重なり、しかも2つとも父兄が出席しなければならなかったので、私は会社に有休をもらって下の子のお別れ会の方に出席することにした。

 朝は勝手が違うのか、息子はぐずって登園しようとしなかった。嫁が宥めすかして何とか出かけさせることができたが、先が思いやられるスタートとなった。息子が通っている施設は保護者同伴で、殆んどの親子が車で登園する。登園後、体操服に着替えさせ、排泄を済ませてから、まず施設の周りを走る。それから手洗い・うがいをさせる。着替え・うがい・手洗い・排泄は時間がかかっても、まずはひとりでやらせる。そうやって子供たちの自立心を覚えさせている。それから体操、お遊戯と続く。これが通常の日課だが、一昨日は体操の後にお別れ会を行った。

 お別れ会は園児が行う演目は少なかったが、卒園児(小学校や養護学校に行ったり、幼稚園に編入する)、在園児とも一生懸命だった。卒園児の演目はお店屋さんで、ダンボールを重ねてお店を作る。そのお店で売られているものを紙を丸めたりして上手に作り、ダンボールで作られたお店の上に置く。それを園児がお店の前に出て行って、「これは○○です、これは○○です。」と紹介していくというものだった。うちの子は玩具屋さんをやった。しかし、恥ずかしいのか、意味がわからないのか定かではないが、前に出ることができなかった。物の紹介はするにはするのだが、蚊の泣くような小さな声で、しかも言葉は覚束なく何を言っているのか解らなかった。(後で家に帰って嫁に聞いたが、何が気に入らないのか、演目の練習の時、ずっとぐずっていてほとんど練習できなかったらしい。)先生にも「物を持って、喋ったことだけでも頑張りました。」とお褒めの言葉?を頂いた。ただ他の卒園児はみんなできていて、うちの子だけができなかったのはちょっとショックで、このまま幼稚園に編入して大丈夫なのかと一抹の不安が残った。

 在園児の演目はミッキーマウスに扮して、踊りを踊るもので、途中合図で前後を入れ替わるという難しい場面もあったが、皆頑張ってクリアした。お母さんたちの踊りもあり、TVでやっている体操を息もぴったりで踊った。拍手喝采であった。お別れ会は、お昼には終わり、あとは総評と代表の挨拶を聞き、お弁当を食べ、お着替えをして下校となった。

 こうして息子と半日過ごしたのだが、周りが全部女性というのにはかなり戸惑った。意識しないようで、実際変なところで意識をしてしまう。息子の傍に寄り添っていたいのだが、周りが女性、しかも若い女性だとどうしても後ろの方に退かねばならない。考えすぎかもしれないが、変な風に取られたら、これから先、嫁に嫌な思いをさせてしまう。でもこんなことは多分もうないとは思う。

 息子は最近では言葉も少しずつでは覚えてきたが、まだ会話するまでには覚束ない。ひらがなや数字を読むことができるが、形として認識しているだけで、意味が理解できないでいる。また最近、施設に好きな子供ができたが、相変わらずコニュニケーションがとれない。うまく遊ぶことができずにいて、ちょっとでも意にそぐわないとすぐ癇癪を起こしてしまう。(娘の方も思い通りならないと癇癪を起こす。実はこちらも心配である。)こんな様子では幼稚園に編入するにあたって、周りの子供たちとうまくやっていけるのかとても心配である。でもあれこれと悩んでいても、結局はなるようにしかならないと思う。これも天命だと思って受け入れるしかないだろう。帰り際に担任の先生が「(うちの息子)がいなくなって淋しくなります。」とおしゃってくれた。嬉しかった。

 ちなみに上の子の謝恩会はホテルのロビーでバイキング形式の立食パーティだったらしい。嫁がおめかしした訳だ。(こんなこと書いたら嫁からかなり絞られるだろう)

 

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イラスト:無料素材 イラストAC 子供達ケーキ chacha