五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

アリとキリギリス

 昨日、息子の通う幼稚園でクリスマス会があった。園児たちのお遊戯の発表会で、息子のクラスはイソップ童話の「アリとキリギリス」を行った。子供たちがアリとキリギリスに別れて演技をする。最初、先生がこのお話を園児に聞かせたら、園児全員がアリ役を希望し、キリギリスの役にはだれも手を挙げなかったという。それでは劇にならないと先生が言ったところ、こころの優しい女の子4名が快く役を引き受けたという。息子はアリ役だった。

 昨日は朝7時半には家を出て、場所取りをした。ホールは狭く、父兄全員はホールにはいりきれない。自分の子供が演技をするときは前の方を解放してくれる。

 息子のクラスのお遊戯は8番目だった。音楽に合わせて飛び出してくる。堪え性がなさを心配したが、息子はアリの帽子や衣装(黒いタイツと黒いシャツだが)を嫌がらずに、時間まで何とか踊りきってくれた。途中誰かにぶつかって何か相手の子供に言っていたが、隣で踊っている女の子があやしてくれ何とか事なきを得た。

 運動会では衣装を身につけることを嫌がり、ひとりだけ違う衣装だった。また自分が嫌なことは絶対にせず、ふて腐れて寝転がっていた。あの頃と比べて格段に進歩したなあと思う。それ以上に先生方の苦労は大変だと思う。ただでさえ他の園児で大変なのに、うちの息子のサポートをし、何とか団体行動に適合できるようにしてくれた。ただただ感謝である。そういえば、息子の偏食、今では一部のものを除き、時間はかかるが完食できるようになったという。最初のうちはほとんど残していたのに、これには吃驚である。問題児である息子にこれほど施してくれるとは、本当に有り難いことである。

 先日、大学病院の検査でこの子の知能は2歳半と診断されていた。幼稚園の子供と追いかけっこをしているらしいが、まだ先生にべったりのようだ。ただ幼稚園に入れて少しづつではあるが、進歩はしているようだ。嬉しいことだが、先は長い。少しでも社会性を身につけていってくれればと思う。

 うちに帰り、息子に「アリさんかわいいね。」というと「かっこいいんじゃない。」と切り返された。息子にとって「かわいい」は女の子向けで、自分は男の子だから「かっこいい」と言われないと本意ではないらしい。変な所に拘りがあるようだ。

 

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イラスト:無料イラストAC たかやん