五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

息子の進路

 先週、嫁と一緒に娘の通う小学校に行ってきた。息子の進路のことで娘の小学校の校長先生、教頭先生と面談してきた。息子の進路については嫁が県の教育委員会に資料を提出し、普通学級支援学級(昔の特殊学級、今では支援学級というようだ。)に入れるか返事を待っていた。また簡単な面談を行い、息子の社会適合性を判断をしてもらっていた。結論からいえば、息子は普通学級に通うことになったが、週のうち何度かは支援学級がある小学校に通う通級指導を行う判断が下った。教育委員会は、息子は自閉症の傾向が強いと判断をしており、普通学級で様子を見て、自閉症児担当の指導も並行してする形を執るのが息子の将来を考えた上で望ましいと言われた。
 この通級クラスというのは、競争率が激しく、嫁にとっては支援か普通か二者択一を考えていたようで、まさか通級になれるとは思わなかったようだ。今まで普通の子供と知能のレベルで2歳くらい遅れていた息子だが、幼稚園に通うことで、何とか普通の子供と同じレベルまで知能水準を向上することができた。今では娘の九九を一緒になって諳んじている。ひらがなも書けるし(とても汚い字だが)、足し算引き算もできるようになった。嫁としては息子を苦労してここまで進歩させたので人安心といったところだ。

 しかし息子は子供同士の関係についてはうまくいってないようで、同じようなタイプの子供とはトラブルを起こすことはないのだが、普通の子供とはあまり意思の疎通ができていないようだ。自分の好きなことや興味があること以外はやらないようで先生も手を焼いている。ちなみに幼稚園の先生は息子は支援学級に入れたほうがいいとの考えのようだ。普通のクラスでうまく人間関係を築けず、果てにはいじめの対象になって苦労するようよりは支援でやっていったほうが息子のためになるのではとの考えらしい。さすがに面と向かっては言わなかったが、そのような感じだったと嫁が言っていた。

 自分としてはやはり支援の方がいいのではと思う。息子は他人とのコニュニケーションにまだ問題がある。普通の子と一番の違いは喋り方、まだたどたどしい喋り方をする。また助詞を使えず、主語をあまり使えないのでうまく相手に自分の気持ちが伝わらない。また自分の興味があることをお構いなしに相手に掻き立てるので相手の方も閉口する。今では近所の子供たちも息子を敬遠するようになった。見た目は普通の子が、普通学級ではとてもじゃないがやっていけないと思う。支援学級、さらに上の中学校、高校でもそういった支援クラスに入って、そこで何とか手に職をつけさせて、自活できるようにしたほうが、自分にとってはいいのではと思う。大分の両親も宮大工とかが息子に向くのでは言っている。

 自分もやや、いやかなり自閉症の傾向があったのでは今考えて思う。そのためうまく人間関係を築けずここまで(40代後半)来てしまった。だから息子がこうなったのも自分から遺伝したのではと思う。今の息子を見てみると自分の子供時代と重なって見える。性格に問題があったのか、最後にはいつも誰からも相手にしてもらえず、一人教室でいつもポツンと取り残されてしまう。これは会社に入ってからもそうで、今の職場でも何年か経ってみたらやはり誰からも爪弾きにされてしまった状態になってしまった。だから無理に背伸びをせずに、支援学級に行った方が息子にはベターなのではと思う。

 今の職場でも同じ状態、会社に行くのが辛くて仕方無い。

 

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