俳優の清水由貴子さんが、母親の介護に疲れて硫化水素を使って自殺したニュースが何週間か前にあった。かたや大阪で小学校3年生の児童を母親と内縁の夫が虐待死させるというニュースもあった。
痛ましい事件がここ数年毎日のように入ってきて、最近であまり驚かなくなったが、思うに世の中は、戦国時代のような弱肉強食の荒んだ社会になっていているようだ。このことは日本国のみならず世界にも共通する。解決策はやはり教育だろう。特に心の教育、道徳教育は今学校で行っているのだろうか?道徳教育を推進していくことは、さまざまな意見もあることだと思うが、善悪、人を思いやる心、弱いものをいじめないことは最低でも小さいうちから学校で教え込むことも必要ではないだろうか。
そう思ったのは、大阪での事件、あれは以前何かの本で読んだサル山のボス猿に気に入られようとする子持ちのメス猿はまず自分の連れ子を虐待するか、またボス猿に虐待されるのを黙って見過ごし、ご機嫌を伺うという。虐待死された子供のほとんどが内縁の夫、連れ子のある母親のパターンだろう。そう考えれば悲しいことだが、今の社会は人間よりむしろ動物社会に近づいているといえなくもない。
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