五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

「もったいない」の次は「みっともない」

 福島第一原発の海水注入を一時中断した問題で、日本の最高責任者である菅直人東京電力原子力保安委員会の出鱈目、もとい斑目委員長が「指示があった」「指示がなかった」と小学生レベルの責任の擦り合いをしていたが、結局現場の所長が注水継続が必要と判断し、注水は中断していなかったことがわかった。菅直人及び民主党政府首脳の指導力のなさや無能さは今さら言うまでもないが、今回の件は怒りを通り越し、あまりのお粗末ぶりに呆れて物も言えないのが多くの日本人の感想だろう。今の政府には情報を正確に収集することすら出来ておらず、また指示・命令系統も全くと言っていいほど機能していないことが証明されたわけで、赤っ恥を全世界に晒したことになる。 

 ケニアの元環境副大臣で環境分野で初めてノーベル平和賞を受賞されたワンガリ・マータイさんは、2005年に来日した際、「もったいない」という言葉に深く感銘を受けた。「もったいない」にはかけがえのない資源の有効活用と物に対する感謝の念も込められており、マータイさんはこの「もったいない」という美しい日本語を世界環境を守る世界共通語「MOTTAINAI」として広めることを提唱することにした。この「MOTTAINAI」運動は世界的な活動となっていて、今や環境保護平和運動の実践理念となっている。 


Wangari Maathai Talks about the Mottainai Campaign ...

 私が思うに日本語にはこの「もったいない」のほかに世界に普及させたい言葉として「みっともない」を推す。この「みっともない」という言葉の語源は見たくないを意味する「見たうもなし」らしいが、これに日本人特有の「恥の文化」や「他人に迷惑をかけない」という躾と相まって、常軌を逸した行動や恥ずべき行為を抑制する言葉として発展してきた思う。最近では電車の中で平気で化粧をする女性(中には着替えをする女子高生もいる)、モンスター・ペアレントなど日本人にも「みっともない」人も増えてきた。しかし東日本大震災で見せた被災者の理性ある行動は、この「みっともない」ことを忌み嫌う日本人が代々受け継いできたDNAだと言っていいだろう。今回の福島第一原発のドタバタ劇も「みっともない」の一言に尽きるが、日本人を含め全世界の良識ある人々は、これを反面教師として、自らの行動を律してほしい。 

 この「みっともない」、毎年3万人の売春婦を世界中に輸出しておきながら「強制連行だ」と騒ぎ立て、被害者面する韓国人や、ありとあらゆるものをパクっておきながら悪びれず開き直る中国人には結構耳の痛い話だろうが、そもそも彼らには「」の概念が希薄、というかないので、所詮は「馬の耳に念仏」だろう。

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写真:無料写真素材 写真AC キリマンジャロバッファロー このこの