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五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

おっぱいバレー

 前の日記で地上波デジタル放送はほとんども見ないと書いた。今はテレビ観賞はスカパーが中心である。地上波には見たい番組は皆無だし、偏った報道には正直うんざりしているし、何より他人を苛めたり、人の尊厳を貶めるくだらない番組が多過ぎて正直吐き気を催す。

 昨日「おっぱいバレー」という作品を見た。スカパーの映画チャンネルで放送されたものをブルーレイで録画した。この作品は2年前に製作されたもので、あらすじは弱小バレー部の顧問になった若い女教師が、ひょんな事から1勝したらおっぱいを見せると約束させられてしまうという青春コメディで、時代考証にやや難があったが、結構面白かった。若い頃は動機が不純でもそれに向けて邁進するエネルギーは凄まじいものがある。少年時代の性への憧憬は今から考えれば馬鹿馬鹿しいものではあるが、中学高校時代は映画の中の男の子たち同様に自分も切ないものだった。ヒロインの先生役に若手人気女優の綾瀬はるかが演じていたが、真摯であるが不器用な教師の心の葛藤をうまく表現していた。バックに70年代後半から80年代前半に流行った唄が流されていて、古き良き時代への郷愁を誘う。そういう意味ではこの映画、若い世代より私のような40代後半のくたびれたおじさんへの応援歌かもしれない。

 この映画、1979年の北九州市戸畑区を舞台にしている。(原作は静岡県が舞台)私は2年後の1981年に1年間ではあるが、北九州市小倉北区の外れで遊園地の前の今にも崩れ落ちそうな下宿に部屋は別だが弟と住んでいた。当時は予備校通いで、映画に出てくる路面電車(今はもう路面電車は廃止されているが)にはよく乗った。本来バスのほうが停留所から降りて予備校まで歩く距離が短かったのだが、路面電車のほうが定期代がかなり安かった。それに路面電車は九州の玄関である小倉の繁華街を通る。小倉は大分の田舎出身の自分から見れば、大都会であった。華やいだ街を空気を少しも多く吸いたかったし、お金がないので行きはしなかったがマクドナルドなどテレビのCMでよく見るお店を見て歩くのも楽しかった。駅のひとつ前の停留所で下り、煌びやかな魚町商店街と庶民的な旦過市場を抜けて予備校まで歩く。それまで電灯や信号機のないド田舎に暮らしていた青年にとっては、見るものすべてが新鮮だった。

 お金がなく、ひもじい思いをし、受験勉強の苦しい思い出が大半だが、あの頃の記憶は今でも鮮明に思い起こすことができる。夏休み前、打ち上げと称して親しい人何人かで行ったビヤガーデン、そこで酔いつぶれた自分を下宿まで連れ帰り介抱してくれた五島列島出身のH君、入学早々何もわからぬ自分に初めて声を掛けてくれた名前の読み方が難しかったN君、母校が甲子園初出場というので授業をさぼって喫茶店でテレビ中継を見にいったが工藤公康のいた名古屋電気にノーヒット・ノーランをやられがっくりしていた長崎のS君、人気講師の授業でいい席を取ってあげたり取ってもらったりしていた地元のお嬢様学校出身でおっぱいが大きかった(見たわけではないが)Sさん、予備校のマドンナだった美人事務員のKさん、そのKさんが好きでKさんとちょっとでも話をしただけで嫉妬した筑豊出身のY君、お互いに気があるのだが声を掛ける勇気がなく結局言葉を交わすことなく別れた秀才少女だったWさん、30年以上もの歳月が流れた今、何処でどうしているのだろうか?思えばあの頃が一番輝いていた時期だったかもしれない。


おっぱいバレー映画予告編 - YouTube


村下孝蔵 初恋 - YouTube

  追伸:この歌を聴くたびに当時の事を思い出します。

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