五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

風立ちぬ、私はもう飽き!?

 宮崎駿監督の新作映画「風立ちぬ」、娘が見たい見たいというので封切り日に見に行った。感想はというと、「う~ん・・・?」。もともと自分は表現力や理解力に乏しいので、この作品で監督の宮崎さんは一体何が言いたいのかさっぱりわからなかった。主人公はゼロ戦の設計者らしいが、その設定において宮崎さんは戦争を賛美しているのか?、戦争を否定しているのか?、今一つ理解できない。ラブストリーにしては男女の描き方が今一つのように思える。

 この映画自体が子供向けではないので、息子は開始10分くらいから暗い館内で一人遊びをする始末、周りの迷惑になるので小声で注意した。でも今回は息子の無作法に同情を禁じ得ない。だって隣の人は映画が面白くないのか上映開始数分でいびきをかいて寝ているし・・・?息子の方は終いにはうずくまってしまい、今にも叫びそうな様子、これはダメ、外に出ようかと思ったが、今出ると映画代がもったいないと思い、息子をなだめつつ結局は息子も何とか最後まで我慢することができた。映像はさすがスタジオジブリ、とても綺麗でエンディングの荒井由美の「ひこうき雲」は美しい画面とマッチして良かった。私にとって唯一これだけは感動ものだった。

 この映画、世間の評判は割りいいみたいだが、ネットの批評を見ると一部に私と同じようにつまらないとする意見もあった。映画を観ててどうしても理解できないシーンあがいくつかあった。まず結核患者である恋人との口づけするシーン、これはいただけないし、そんなことをすれば周りに感染するだろうと思う。宮崎さん自身煙草が好きなのか、煙草を吸うシーンが結構出ている。しかし喫煙もある程度マナーと常識が必要で、いくら喫煙者に鷹揚であった戦前でもこれは酷いじゃないのと思えるシーンが何か所かあった。まずは関東震災後、被災地において強風が吹き、火事の心配があるのに主人公の友人は堂々と煙草を吸っている。また結核患者である恋人の前でも主人公は堂々と煙草を吸っている。これらはいくら戦前であってもやはり喫煙者にあるまじき行為で、昔の喫煙者がそうした行動したとは思えない。宮崎さんに何か意図があったとしてもやはりおかしい。

 ネットを見て初めて知ったのだが、この宮崎駿監督、左がかった人らしい。映画封切前にスタジオジブリの雑誌で「憲法を変えるのはもってのほか」「領土(竹島のようだが)は半分に分けるか、両方で管理しましょうと提案する」「慰安婦謝罪と賠償をせよ」とか叫んでいる。宮崎さんは年齢からして戦中派だと見受けられるが、この年代にありがちな軍隊アレルギーと偏屈さでこうした問題発言が出てきたように思える。ただそうした理想主義的な価値観は、魑魅魍魎跋扈する現代の国際社会には通用しない。悪意を持つ連中に付け入る隙(特に支那・朝鮮)を与え、日本人の貴重な領土や財産を根こそぎ持って行かれてしまう。国際政治の本質を理解していない軽率な発言である。人を見かけで判断してはいけないのだがこの宮崎さんの顔を見ると、とても頑固で自分の意見が絶対で他人の意見なんぞ聞く耳を持たないと思える。

 これからは私の僻み;この年代の人ってある程度の苦労はしたと思うが、大概はそこそこ成功し小金持ちになった人が多いのじゃないかな?この年代はどことなく居丈高なイメージがある。宮崎さんなんかはまさにこのタイプ、まあ無能が故に志が絶たれ抜け殻同然の自分からすれば羨ましんだよねえ!?


宮崎駿風立ちぬ劇場予告/ The Wind Rises Full Trailer / 風起完 ...

 

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写真:無料写真素材 写真AC 零戦52型 はなたれ君