五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

2001年宇宙の旅

 昨日は台風が接近しているという事で、仕事が休みになった。それで今唯一の趣味である映画コレクションの中でスタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」を鑑賞した。この作品、SF作家のアーサー・クラークキューブリックが共同で脚本を書いていて、映画評論家たちからの評価は高いようだ。しかし私がこの映画を観た感想はとても難解で、ネットでの解説を見ないと何を表現しているかさっぱりわからなかった。(これは洋画全般、時には邦画もそうなのだが…)

 最初類人猿が出てたが、何で?と思ったが、これは謎の物体‘モノリス’に触れ進化したことを言ってるとのことだった。最後は木星に行くのだが、結末が何故か老人が食事をするシーンに…。これは人類が高度な者に進化を遂げるということ・・・。こんな調子なので教養が高い人間しか理解できない内容のせいか、当時の日本のSF作家の評判も散々だったようだ。
 私には芸術を理解する感性がないせいもあるが、はっきり言ってこの映画はつまらなかった。たださすがにSFXの技術は圧巻だった。これを見ると日本の特撮映画がちゃちに見える。この映画が製作されたアメリカは実際に宇宙開発の最前線なので、メカニックが現実的である。日本映画の特撮シーンだとどうしても非現実的でおもちゃの延長にしか見えない。更にこの映画の映像もとても美しくとても70年代の作品には思えない。

 ネットで見たが当初キューブリック監督は日本の漫画家である手塚治虫氏に制作協力を求めたが断られたとか、もし手塚氏が参加したらどんな作品になったのだろうか?ちょっと興味が湧く。


2001 A Space Odyssey Opening in 1080 HD - YouTube

 

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