五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

暴かれた真実~河野談話の虚構~

 昨日、日本政府は慰安婦募集の強制性を認めた所謂“河野談話”の作成過程についての有識者による報告書を発表した。調査結果は案の定というか思っていたとおり、出鱈目であった。

 6月21日付の産経新聞に調査報告書の要点が記載されてる。それによると、

 ・日本側は、元慰安への聞き取り調査終了前に談話の原案を作成。聞き取り調査結果に対する裏付け調査を実施せず
 ・日本側は韓国側に発表文の事前相談を申し入れ、水面下で文言を調整。調整の事実非公表も確認
 ・韓国側は、日本側が一部修正に応じなければ「ポジティブに評価できない」と通告。「日本に金銭的補償は求めない方針だ」とも伝達
 ・日本側は「調査を通じて『強制連行』は確認できない」と認識。韓国側から慰安婦募集の強制性の明記を求められ、「総じて本人たちの意思に反して」で調整

                   2014年6月21日 産経新聞一面より抜粋

 

 河野談話が日韓の出来レースだと以前から思っていたが、ここまで酷いとはさすがに思わなかった。調査前に談話の原案が作成されること自体、調査することの意義が疑われる。仮に今までに強制性に関する調査が行われており、その結果を根拠としフェイントで談話の原案を作成するならば、何故その結果、つまり慰安婦強制連行などなかったことを韓国側に認めさせなかったのか?また談話は日本が自発的に作ったものとされていたが、文言の一字一句を韓国様のお伺いを立てるなど、韓国の内政干渉を許している。明らかに日本にとって屈辱的な内容である。
 

 当時の日本は韓国というたちの悪いごろつきに因縁を付けられ竦み上がった小市民のようだった。そんな中で出された“河野談話”、当事者である河野洋平は談話発表後の記者会見で、政府が譲れぬ一線として守り通していた「強制連行は確認できない」という事実をあっさり「あった」と認めてしまった。このことが後々に禍根を残すことになるのだが、発言が単なる無知で発せられたものであっても、またわかっていて発言したものであっても、河野洋平は韓国という国家、また朝鮮民族の本質を理解できていない愚かな政治家であった。更に言えば、自らの言動で日本は必要以上に国際社会から貶められ、人権無視・女性蔑視の汚名を着せられたにもかかわらず、己の間違いを認識し正そうとしない、まさに“国賊”の名が似つかわしい男だ。またこの期に及んでも、「軍の強制連行はあった」などと山口市で講演をしているという。呆れて物も言えない。
 

 こんなどうしようもない男を官房長官の要職につけたのが、勉強はできるが頭が悪くまた顔も頗る酷い宮沢喜一だった。宮沢が総理だった頃の印象と言えば、万年与党だった自民党を下野させたことしか思い浮かばない。今改めて宮沢内閣の足跡を見てみると、バブル景気の処理の失敗、天安門事件で国際的に窮地に陥っていた中国に救いの手を差し伸べたりと失政だらけ、もし宮沢が普通の会社のトップになれば100%その会社は倒産していることだろう。彼は総理になってはいけない人物であった。
 

 さて検証結果発表後の韓国だが、実にわかりやすい行動しているから笑える。検証結果の発表の前日に韓国海軍が射撃訓練をすると日本政府に通告したが、その一部に同国が不法占拠している竹島沖の日本領海が一部含まれている。どうせやるのなら竹島でやればいいいいのにと思うが、そこが韓国のせこさ、ちょっと相手が強いとビビッてしまう。まるでお母さんに怒られて駄々を捏ねる子供みたく肝っ玉が小さい。韓国外務省高官は今回の件について「深い遺憾」を表明しているが、そもそも歴史を直視しろと言ったのは当の韓国で、そのための検証にケチをつけるのは無茶苦茶だろう。今回の発表を受け、韓国政府はますます日本に対して態度を硬化させるだろうし、また過激な政策を出してくるだろう。しかしもとは嘘の事、嘘を取り繕うとますます嘘を繰り返し、もう後戻りができないところに行ったのが今の韓国である。法より‘反日’という国民感情が優先される社会において行き着くところへ行かなければ韓国民は自らを悟ることができないだろう。いや言ってもわからないかもしれないが・・・。ただこれからは以前のやり方は通用しない。ネットの普及から韓国をあくどさや異常性が暴露され、嫌韓感情が日本に芽生えた。韓国が脅せば、日本が金を出すという図式はもう成立しない。
 

 談話検証報告を受け、官房長官は、韓国側に検証報告の概要を伝えたうえで,談話を見直さないという政府の立場に何ら変わりはない」と述べた。これに対して産経新聞は社説でやはり談話見直しが必要との見解を述べているが、思うに政府の見直しせずという方針は実はえげつないものではないだろうか?強制連行など本当はなかったが、当時ぎくしゃくしていた韓国との友好を保つために韓国の言い分を認めた。今回の検証結果それがわかっても、一旦談話として政府が発表したのだから取り消さない。これは国際社会でどう映るのだろか?私から見れば韓国は恩を仇で返す、いけ好かない国として国際イメージが沸くと思う。韓国の大統領クネクネは世界中に日本の悪口を言いふらす、‘告げ口外交’をしているが、言っていることが嘘だから誰からも相手にされなくなるだろう。韓国は、日本の植民地支配を肯定する発言をしたものを処罰できる法律を作るなど反日をさらにヒートアップしているようだが、国際社会はもはや‘いかれた国’とみなされ、白眼視されることになっていくことだろう。国内に目を向けても今更とはいえ、日本人は韓国の醜悪さを再認識し、今までのように贖罪意識も沸いては来ないだろう。またアメリカとの関係からもこれは無難な選択である。韓国にとってみれば‘蛇の生殺し’思うよ。そう思うと安倍首相、菅官房長官はかなりの’ワル’、日本外交にはこういった‘ワル’が必要だった。失われた日々を悔やむではないが、日本もようやく国益に適う外交ができるようになったことは、嘘の従軍慰安婦でかなりの授業料を払ったが喜ぶべきことだ。

 追伸:ちなみに日刊ゲンダイはこの河野談話検証報告についての記事が全くなかった。わかりきったこととはいえ、やっぱり“日刊ヒュンダイ”だなあ!

 

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