五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

おおいたの地震1~今までの地震~

 ちょっと早い夏休みというか、長い休みを頂きました。16日から5連休、昨日までは台風の影響で大荒れの天候でしたが、今日になって季節は急に夏になったようです。さっきまで息子と一緒に藤枝駅前の映画館に映画(ポケモン映画 “光輪の超魔神フーパ”)を見に行ってきましたが、さすがに外は暑い!!関東地方はすでに梅雨明けしたみたいですが、この調子だと東海地方も明日くらいに梅雨明けを宣言するかもしれません。これからしばらく蒸し蒸しする夜を過ごさないと思うとかなり憂鬱です。さらに言えば薄給の身、エアコンの付け過ぎによる電気代は頭が痛い問題です。

 去る13日未明、大分県南部をマグニチュード5.7の地震が襲いました。当日何故だか朝4時過ぎに目が覚めてしまった私は、心配になって普段は滅多に電話しない実家にすぐさま電話しました。長い呼び出し音の後、父が電話に出ましたが、開口一番すごく怒られてしまいました。いくら朝が早い年寄りだとはいえ、さすがにこの時間は普通は寝ていますよね。安眠を妨げられたのだから当然と言えば当然、6時くらいにお詫び方がたもう一度電話をかけて詳細を聞きました。父の話では、実家のある県北地方(国東半島ですが)は震度3程度で大したことはなく、また地震発生が深夜3時前だったこともあり、両親は地震に気付かず眠っていたようでした。

 私は産まれてから高校卒業まで大分県に18年間住んでいましたが、その間大きな地震に遭遇したことは1度しかなく、それもあまり記憶が定かではありません。真夜中に地震が来て、父が寝ていた私を抱きかかえ、慌てて庭に飛び出したことくらいしか、それももう50年近く前の事です。今回の地震、これを期に大分県地震について調べてみました。すると意外なことがわかってきました。

[ 表1 大分県に被害を及ぼした地震] 大分県防災対策室資料より

発生年月日 名称 推定マグニチュード 震源
679年12月 筑紫地震 6.5~7.5 福岡県筑後地方
1596年9月4日 慶長豊後地震 7.0以上 別府湾
1698年10月24日   6.0 大分
1703年12月31日   6.5以上 湯布院、庄内
1707年10月28日 宝永地震 8.4 和歌山県南方沖
1769年8月29日 日向・豊後地震 7.5以下 豊後水道
1854年12月23日 安政東海地震 8.4 遠州灘
1854年12月24日 安政南海地震 8.4 和歌山県南方沖
1854年12月26日 東予地震 7.3~7.5 豊後水道
1921年4月19日   5.5 佐伯
1939年3月20日   6.5 日向灘
1946年12月21日 南海地震 8.0 和歌山県南方沖
1968年4月1日 日向灘地震 7.5 日向灘
1968年8月6日   6.6 豊後水道
1975年4月21日 大分県中部地震 6.4 大分県中部
1983年8月26日   6.6 国東半島
1984年8月7日 日向灘地震 7.1 日向灘北部
1987年3月18日  日向灘地震 6.6 日向灘中部
2001年3月24日 芸予地震 6.7 安芸灘
2002年11月4日   5.9 日向灘
2005年3月20日 福岡県西方沖地震 7.0 福岡県北西沖
2006年6月12日 大分県西部地震 6.2 大分県西部
2006年9月26日   5.3 伊予灘
2007年6月6日   4.9 大分県中部
2007年6月7日   4.7 大分県中部
2009年6月25日   4.7 大分県西部
2014年3月14日 伊予灘地震 6.2 伊予灘
2015年7月13日   5.7 大分県南部

 

 表1は大分県に過去に被害を及ぼした地震です。私は今まで大分県地震の被害の少ない安全な所だと思っていたのですが、表を見る限り、豊後水道から日向灘にかけ て(南海トラフと呼ばれる震源域の一部だそうです)、近世からかなり強い地震が発生しています。1596年(9/1~9/5 慶長伊予、慶長豊後、慶長伏見)と1854年(12/23~12/26 安政東海、安政南海、東予)、この表には出てきませんが、この2つの時期の地震は九州から関西、関東にかけ広い範囲で短い期間に連続的に発生しており、特に1596年9月5日に発生した慶長伏見地震では、あの太閤秀吉も地震が怖くて怖くて、当時入城していた伏見城から逃げ出したという逸話もあるそうです。

 1596年9月4日に発生した慶長豊後地震は大分の地に甚大な被害をもたらしました。本震の前の前震が1ヶ月以上も続き、9月4日の本震では、お猿で有名な高崎山が崩壊、湯布院・日出(ひじ)・佐賀関で山崩れが発生しています。府内(現在の大分市)や佐賀関の家屋は全壊しました。

 加えてこの地震では別府湾沿岸に大津波が襲い、津波は別府湾沿岸から5㌔遡った高田地区(大分市)迄達し、多くの人命や家屋が失われました。地震津波により、府内付近の村里はすべて流されました。津波の被害は1707年の宝永地震、1854年の安政南海地震でも同様に別府湾、臼杵湾、佐伯湾で多く出しています。

 次にここ30年間を見てみると、1975年に大分中部地震が発生しています。この頃、私は中学生でした。この地震マグニチュード6.4とかなり高いようですが、私、この地震は覚えていません。

 1983年の国東半島を震源とした地震、この頃私は大学生となり上京していましたが、これも1975年同様に全く記憶にありません。国東半島は実家があるところですが、覚えてないんですね。当時はサークル活動とバイトが忙しかったので、この頃はほとんど実家に帰ってなかったので仕方のない事かもしれませんね。

 今回、大分県地震について調べてみて言えることは、私は地震の発生が少ない最も安全な時期に大分県にいたことです。これは本当に幸運なことだったと思います。最近、特に2000年代になってからは県南部に面した豊後水道伊予灘日向灘などが位置する南海トラフと呼ばれる震源域の地震活動が活発になって来ています。これから大分県南部から宮崎県で発生するこれらの地域を震源とする地震には要注意で、地震が群発して起きるようになれば、いつ何時1596年や1854年のような連続地震に発展するやもしれません。

 ここ数日、ネットでは今年の8月やら9月、それに11月に大地震が発生するという話がまことしやかに噂されています。そのような噂に惑わされることなく、過去の経験に学び、いつ地震が来てもいいように備えを万全にしておくことが必要です。まあ言うのは易しいことですが・・・。

 では地震が少ない都道府県はどこでしょうか?表2は過去10年間の震度別地震の発生件数を少ない順位にまとめたものです。

[表2 震度別地震回数 2004年5月26日~2014年3月13日] 気象庁の震度データベースより

  都道府県名 1~2 3~4 5 6 7 合計
1 香川県 124 13 1 0 0 138
2 鳥取県 143 17 0 0 0 160
3 岡山県 153 11 0 0 0 164
4 佐賀県 175 17 1 1 0 194
5 山口県 185 19 0 0 0 204
6 富山県 191 18 1 0 0 210
7 徳島県 199 15 1 0 0 215
8 三重県 197 19 2 0 0 218
9 島根県 213 21 0 0 0 234
10 愛媛県 201 32 1 0 0 234
11 福井県 212 30 0 0 0 242
12 京都府 222 22 0 0 0 244
13 滋賀県 226 23 0 0 0 249
14 大阪府 230 20 1 0 0 251
15 長崎県 241 14 1 0 0 256
16 広島県 238 18 2 0 0 258
17 高知県 239 23 0 0 0 262
18 兵庫県 283 23 0 1 0 307
19 奈良県 308 19 2 0 0 329
20 愛知県 326 31 0 0 0 357
21 大分県 347 35 3 0 0 385
22 宮崎県 384 30 0 0 0 414
23 熊本県 494 41 2 0 0 537
24 福岡県 561 45 1 1 0 608
25 沖縄県 574 60 2 0 0 636
26 山梨県 632 75 3 0 0 710
27 岐阜県 697 66 0 0 0 763
28 和歌山県 757 55 3 0 0 815
29 石川県 739 80 5 1 0 825
30 鹿児島県 1,025 89 1 0 0 1,115
31 神奈川県 1,072 147 5 0 0 1,224
32 秋田県 1,243 116 5 0 0 1,364
33 静岡県 1,325 111 6 2 0 1,444
34 山形県 1,274 169 4 0 0 1,447
35 長野県 1,605 173 7 4 0 1,789
36 埼玉県 1,627 219 6 1 0 1,853
37 群馬県 1,766 159 4 1 0 1,930
38 青森県 1,750 204 7 1 0 1,962
39 北海道 1,834 238 9 0 0 2,081
40 東京都 2,042 202 5 0 0 2,249
41 新潟県 2,287 372 24 7 1 2,691
42 千葉県 2,620 339 10 1 0 2,970
43 栃木県 2,564 419 8 1 0 2,992
44 岩手県 4,279 454 11 4 0 4,748
45 宮城県 5,052 576 20 3 1 5,652
46 茨城県 4,956 684 31 4 0 5,675
47 福島県 5,736 768 33 3 0 6,540

  

 過去10年に限ってですが、瀬戸内海沿いの中国・四国地方地震が少ないのが目立ちます。香川県はダントツに地震が発生していませんね。(地震発生件数トップの福島県の47分の1)また鳥取県岡山県山口県に至っては震度5以上の揺れを感じた地震が過去10年間に1回も発生していないのは驚きです。過去に大規模な地震が発生した福井県(1948年6月の福井地震)と愛媛県(1905年3月の明治芸予地震、2001年3月の芸予地震)はここ10年は鳴りを潜めているように見えますね。

 ちなみに大分県は21位、私が思っていたよりもかなり地震が発生しています。考えてみれば、全国一を誇る源泉数で‘おんせん’県と名乗っているのだから、少なくからず地震が発生しているのは当然の事かもしれません。

 

 と、ここまで愚だ愚だと書いてきましたが、あと原稿用紙で10枚程度の文章があります。さらに言うと今回はどういう訳か、表有り写真あり地図ありと、ただでさえハチャメチャなのに輪をかけてブログの構成が無茶苦茶になるようです。だからここで一端記事を打ち切り、改めて2日か3日後にまた記事を投稿します。

 次回は別府湾に沈んだ日本のアトランティスと呼ばれる“瓜生島(うりゅうじま)”について記します。

 

f:id:Kitajskaya:20150718180957j:plain 佐賀関の海

 写真は関サバ関アジで有名な大分県東部佐賀関(さがのせき 現在の大分市)の海です。別府湾の東端にあります。

 

写真:無料写真素材 写真AC 佐賀関の海

参照:古地震.net

           日本気象協会 tenki.jp 地震情報

   大分県防災対策室 大分県地震津波

   都道府県データランキング 震度別地震回数

 

こんな恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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