今週のお題「映画の夏」
8月になって蒸し暑い日が続いています。我が家では家族全員が出不精で、ほとんど外出しないため、1日中エアコンはフル稼働、おかげで来月の電気代の請求金額に今から怯えている毎日です。ずっと家にいるので私たち夫婦はテレビ、娘は録画したアニメ番組、息子はゲームをそれぞれやっています。息子、最近はやりのポケモンGOで外に行きかと思いきや、やはり暑さと元来の物臭な性格のため部屋に籠りがち、地元のお祭りで外に出たっきりであとは家でゲームを、それもパソコン、ゲーム機、WiiUとローテーションで飽きもせずにやっています。「ゲームばかりやっていると廃人になるぞ!」と警告するのですが、それも馬の耳に何とやら・・・。こいつの将来がマジ不安です。娘はそこそこ交友関係があり、友だちと遊ぶことも多いようなので安心はしていますが・・・。
そういえば今年はオリンピック・イヤー、連日連夜日本人選手の活躍に一喜一憂しています。それにしても今日(8月12日)現在でメダル数22個って凄い!!特に柔道は前回の屈辱をバネにして頑張っていますね。男子に限って言えば、今現在すべての階級でメダルを獲得、あと1階級残っていますが、是非ともメダルを獲っていただきたいです。それと夏の甲子園大会も始まりました。静岡県からは春の選抜で優勝、夏も準優勝の経験のある常葉菊川高校が出場しましたが、健闘むなしく今春のベスト4の熊本県代表の秀岳館高校に5-1で敗れました。常葉菊川はノーシードながらあれよあれよと立ち上がり、準決勝、決勝では2桁得点を挙げ圧倒的な大差で県大会を制しました。その勢いで今年はいいとこまで行くのかなあと思ってだけに残念です。甲子園出場を決めた日に監督問題でゴタゴタがあったのでその影響がでたのかなあ!?ちなみに私の地元の大分県代表の大分高校は岐阜県代表の中京高校に12-4で惨敗。私としては後は宮崎県代表の日南学園高校に頑張ってもらうだけとなりました。なんで宮崎県を応援するかは、以下の記事からです。
前置きは長くなりましたが、今週のお題は「映画の夏」。といっても私が書くのは今日息子とみた映画の話で恐縮いたしますが・・・。息子の通っている中学校では英語の授業で吹き替えなしの字幕の英語の映画を見て感想を書けという宿題が出ていて、ゲーム以外全く興味がない息子はどういう映画を見ていいかどうか分からず、以前私がスカパーの名画ををブルーレイに撮っていたこともあり、一緒に見ることになりました。息子のことだから小難しいものや恋愛ものは無理、というかすぐに飽きてゲームをやりだすので、興味のありそうな「スター・ウォーズ」、「スーパーマン」、「インディ・ジョーンズ」の中から選ばせ、選んだのが「スター・ウォーズ」。何でこの映画を選んだのかは解りませんが、とりあえず鑑賞することにしました。
鑑賞を初めて30分が過ぎた頃、恐れていた事態が発生しました。息子がこの映画に飽きて、「休憩していい!?」と言い出しました。10分くらい休憩を取り、再開。何とか宥めて鑑賞を続けましたが、字幕が出ているとはいえ、やはり英語のみだとよく内容が呑み込めていないようです。ただ後半は戦闘シーンが多く出たため、飽きることなくそのまま見ていました。
そういえば私がこの映画を初めて見たのが、大学に入った1982年ですから、かれこれ実に34年ぶりにじっくりと鑑賞したことになります。当時私は特撮をこよなく愛する「特撮研究会」というサークルに所属しておりました。このサークルは大学に入りたての1年生が一念発起して作ったもので、先輩はいませんでした。ある時同級生だけど年上で大阪出身のY君から「スター・ウォーズを見たことがないものに特撮を語る資格なし!」と半場脅される形で当時リバイバル上映していた渋谷の映画館に見に行きました。あらすじはあまりよくわからなかったのですが、やはり終盤の迫力満点の戦闘シーンには度肝を抜かれたことを覚えています。当時の日本映画には「スター・ウォーズ」の描く近未来のSF作品は皆無で、巨大な人工惑星という発想や日本とデザインがかなり異なる戦闘機など初めて暮らす都会と相まって私に目には新鮮なものとして映りました。
息子と見たのは「スター・ウォーズ」の第1作です。「スター・ウォーズ」は現在シリーズものとして7作品が制作されています。「スター・ウォーズ」の生みの親であるジョージ・ルーカスは、はるか銀河系のスペース・オペラを描く構想を持っており、この作品はその4番目のエピソードになります。公開当初は「スター・ウォーズ」というタイトルでしたが、興行的に成功したあと「新たなる希望」という副題を入れ、ルーカス自身が本編は9部作であると発表しています。
この作品が最初に制作された理由として、この第4エピソードが“冒険活劇”としての最も完成度が高く、シリーズ化する前提条件として商業的にヒットする可能性があるとジョージ・ルーカスが考えていたからだそうです。さらに言えば第1、2、3エピソードは当時の映像技術と予算では撮影が不可能に近かったようです。
Wikipediaによれば、ルーカスは「スター・ウォーズ」制作にあたっては黒澤明監督の映画「隠し砦の三悪人」を元にしたと言われています。また特にオビ=ワン・ケノービ役(もしくはダース・ベイダー役)で俳優の三船敏郎さんに出演依頼があったという逸話もあるそうです。確かにオビ=ワンとダース・ベイダーがライトセーバーを用いて戦うシーンは殺陣そのものです。物語の要所要所で黒澤映画のワンシーンと思しき場面が登場しています。さらに言えば、これは私の意見ですが、実は「宇宙戦艦ヤマト」にも影響を受けたんじゃないかな?この映画で登場するドロイド“R2-D2”は「宇宙戦艦ヤマト」に登場するロボット“アナライザー”に何処となく似ているような気がしないでもないんですが、どうでしょうねえ?
もっともジョージ・ルーカスはこの作品が大ヒットするとは思っていなかったようです。というのも完成後の試写会で酷評され、中には居眠りをする映画関係者のいたとか。ただ1人盟友であるスティーヴン・スピルバークのみが絶賛したそうです。ショックを受けたルーカスは公開と同時にハワイに雲隠れをし、スピルバークが監督した映画「未知との遭遇」の儲けと「スター・ウォーズ」の儲けを交換しました。で、蓋を開けてみたらルーカスの予想に反する大ヒット!!興行収入は「未知との遭遇」の2倍以上を記録しました。今でもスピルバークは「スター・ウォーズ」の恩恵に預かっているとか、2人の関係が今どうなっているか分かりませんが、ルーカスにしてみれば地団駄踏むほど悔しいでしょうねえ!?
34年ぶりにじっくりとみた「スター・ウォーズ」ですが、やはりかなり前に見たことから記憶違いが多々ありました。最後に主人公のルークが戦闘機に乗って人工惑星の心臓部を攻撃しますが、それはハリソン・フォード演じるハン・ソロが1人で乗り込んだものだと思っていましたし、ルークの叔父さん・叔母さんが登場していたとは思っていませんでした。性格かもしれませんが、映像作品に限らず、私はあまり深く物事を見ることはできないようです。だから肝心なところでポカをするみたい・・・。こればかりは50を超えた今ではどうしようもないですけどね。
さて映画を見た息子ですが、映画が終わると同時に一目散に部屋から出てゲームをする始末!?感想はと聞いたのですが、「面白かった!」というのみ。どういう内容か分かってんのかなあ?ストリーを理解しているとは到底思えないけど・・・。そもそもどういう感想文を書くのだろう?今のところそれに興味津々です。とにかく頑張って夏休みが終わるまでには書けよ、息子!!
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おまけの音楽: スター・ウォーズのテーマソングです。
追伸:蓮華寺池公園の蓮です。蓮華寺池公園はポケモンGOでポケモンがゲットできる場所のようで、何日か前に息子が自転車で出かけて5匹ゲットしたそうです。
蓮華寺池公園の蓮
過去の記事からです。
スターウォーズ エピソード4/新たなる希望
お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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