8月になりました。毎日毎日蒸し暑い日が続いています。特に今年は暑いうえに湿度も高いようで、例年以上に蒸し暑く感じられるようです。日本もだんだんと気候が亜熱帯になっていってしまうようですね。お陰で来月の初めに請求される今月の電気代に怯える日が続きます・・・・。
◆◆ この記事の目次 ◆◆
はじめに
さて今年も夏の全国高校野球選手権大会、いわゆる夏の甲子園が6日から開幕します。今大会で101回目を迎えますが、「令和」最初の大会であり、今大会で優勝した高校が「令和」の時代の最初の優勝校となるため、各高校も気合が入っていると思います。
私は現在静岡県に住んでいますが、静岡県では静岡高校が4年ぶり25回目の出場を果たしました。今年の静岡大会は本命がおらず、何処が出場してもおかしくないと言われていました。その中で静岡高校はノーシードから勝ち進み、県大会決勝ではプロ注目の大型内野手・紅林弘太郎選手がいる駿河総合高校を逆転の末に撃破しました。静岡高校は夏の大会では過去には優勝経験もありますので、今大会も少し難しいかもしれませんが、是非とも優勝を目指して頑張ってもらいたいです。
また私の出身の大分県では大波乱があったようです。春の選抜でベスト4までいった明豊高校と同じく2回戦進出した大分高校がともに早々と敗れてしまい、ノーシード校同士の決勝となり、藤蔭高校が大分商を5-1で破り、2年連続3回目の出場を果たしました。
第101回大会の概要
今年で101回目を迎えた全国高等学校野球選手権大会は8月6日から16日間の日程で阪神甲子園球場で開催されます。
今回は前年より休養日が1日増えて2日とし、従来あった準々決勝の翌日に加え、準決勝の翌日も休養にとしています。これは選手の体調を考量したものです。また暑さ対策として、試合開始時間をこれまでは1日に3試合があった日の試合開始時間はこれまでは9時30分でしたが、今大会では1日に4試合があった日同様に開始時刻を8時にしています。ただし準決勝は9時から、決勝は14時からとなっています。雨天中止がない限り、順調に行くと8月21日に令和最初のチャンピオンが決まります。
選手宣誓は愛知県代表の誉高校の林山侑樹主将が行います。選手宣誓ですが、私は今まで対戦校を決めるくじで1番の番号を引いた学校の主将が行うものだと思っていましたが、今は立候補制だそうです。今大会では19人の主将が選手宣誓の立候補を行って、誉高校の林山君に当選を引き当てたそうです。
今大会の展望
各スポーツ新聞やネットの情報によると、総合評価が高い学校、いわゆる優勝候補として有力視されるのは、習志野・東海大相模・星稜・近江・履正社・明石商・筑陽学園の7校でした。中でも東海大相模と星稜、明石商の評価が高いようです。
東海大相模は今春の関東大会の覇者。強豪ひしめく神奈川県大会を自慢の強力打線で危なげなく制覇しました。特に決勝戦では日大藤沢高校をなんと24-1という圧倒的な大差で撃破しています。主軸の遠藤成選手、西川僚佑選手、山村崇嘉選手の3人は高校通算100本塁打を越えており、神奈川大会でも53イニングで83得点と凄まじい程の打撃を披露しています。
星稜は最速158㌔を誇るプロ注目の右腕・奥川恭伸投手を擁し、石川県勢悲願の全国制覇に望みます。高校四天王と呼ばれる好投手が予選で次々と敗退する中で唯一勝ち残ったの奥川投手、やや打撃陣が不利だと言われていますが、奥川投手は抜群のコントロールと投球術でそれをカバーしており、チームとしても安定感が守備力も持ち合わせています。
明石商は選抜大会でベスト4の実績を残し、投打にバランスのいいチームとして仕上がっています。また明石商には昨夏の甲子園出場メンバーが8人も残っており、経験則からしてもかなり有利に働くと思います。
この3校以外でも、選抜大会準優勝で隙のない野球をする習志野、春の近畿大会を制した近江、激戦区大阪を制した履正社、選抜ベスト8の実績がある筑陽学園にもチャンスは十分あると思います。
大会の組み合わせでは東海大相模、明石商が激戦のブロックに入り、東海大相模と近江の優勝候補同士が早々と初戦で対戦します。星稜は比較的に組み合わせに恵まれたようです。とは言っても、このブロックには歴代の優勝校や伝統校等も控えており、星稜といえども甘く見ていると足元をすくわれ兼ねませんね!!
私が注目するチーム
私が今大会で注目するのは、愛知県代表の誉高校、静岡県代表の静岡高校、大分県代表の藤蔭高校です。3校とも優勝候補ではありませんが、戦いぶりに注目しています。
誉高校ですが、愛知県小牧市にある私立高校で、私はこの高校を全く知りませんでした。ただ愛知県内では近年野球が強い学校と知られて来ており、昨年春の県大会では今年の選抜大会で優勝した東邦高校や名門の享栄高校を破り優勝しています。今年の地方予選でも愛工大名電、中京大中京といった甲子園常連校も倒しており、初めての甲子園での闘いぶりを注目したいと思っています。
静岡高校は私の今住んでいる静岡県の代表です。静岡高校(静高=しずこう)は旧制の静岡中学を母体とする県立高校で県内屈指の、というか恐らく県内No.1の進学校です。当同時に夏の甲子園にはこれまで25回出場しており、優勝1回、準優勝2回しています。また春の選抜大会でもこれまで17回出場しており、2015年にはベスト8まで進んでいます。これは県内では最多です。
静高の今回の対戦相手は三重県の津田学園です。津田学園の前佑囲斗投手は選抜は1回戦で敗れたものの148㌔の速球を武器に選抜ベスト8の龍谷大平安相手に延長11回まで投げ抜いています。県勢は津田学園には分が悪いようですが、ノーシードから立ち上がった底力を見せてもらいたいと願っております。
最後に藤蔭高校ですが、やはり地元びいきなので是非甲子園で1勝を挙げてもらいたいです。藤蔭は過去3回甲子園に出場(春1回、夏2回)していますが、いずれも1回戦敗退、今度こそ捲土重来で勝ってほしいです。ただ昨年の星稜同様に今回も相手が悪かった。甲子園常連で夏には優勝したこともある高知県代表の明徳義塾高校、試合前の監督同士の雑談でも26歳の藤蔭の竹下大雅監督は老獪な明徳義塾の馬淵史郎監督に話術で翻弄されていたようです。でも可能性は0ではないので・・・。ひょっとしたら番狂わせがあるかもしれません。
初戦の組み合わせと予想
出場49校の対戦カードです。今大会の組み合わせを見てみると割と近県同士の対戦が多いようです。今回も日刊ゲンダイの予想と私の予想を列記しました。昨年の夏は日刊ゲンダイの的中率が75%に対し、私の的中率が50%と大差を付けられてしまいました。雪辱(?)を期して迎えた今年の選抜大会では、何と双方の的中率が69%と並ぶことが出来ました。果たして今回はどうでしょうかねえ!?
日時 | 対戦カード | ゲンダイ予想 | Kitajskaya予想 |
1日目1 | 八戸学院光星(青森)-誉(愛知) | 八戸学院光星 | 八戸学院光星 |
1日目2 | 佐賀北(佐賀)-神村学園(鹿児島) | 神村学園 | 佐賀北 |
1日目3 | 高岡商(富山)-石見智翠館(島根) | 高岡商 | 石見智翠館 |
2日目1 | 履正社(大阪)-霞ヶ浦(茨城) | 履正社 | 履正社 |
2日目2 | 静岡(静岡)-津田学園(三重) | 津田学園 | 静岡 |
2日目3 | 星稜(石川)-旭川大高(北北海道) | 星稜 | 星稜 |
2日目4 | 秋田中央(秋田)-立命館宇治(京都) | 立命館宇治 | 秋田中央 |
3日目1 | 米子東(鳥取)-智弁和歌山(和歌山) | 智弁和歌山 | 智弁和歌山 |
3日目2 | 明徳義塾(高知)-藤蔭(大分) | 明徳義塾 | 明徳義塾 |
3日目3 | 前橋育英(群馬)-国学院久我山(西東京) | 前橋育英 | |
3日目4 | 敦賀気比(福井)-富島(宮崎) | 敦賀気比 | 敦賀気比 |
4日目1 | 花巻東(岩手)-鳴門(徳島) | 花巻東 | 花巻東 |
4日目2 | 飯山(長野)-仙台育英(宮城) | 仙台育英 | 仙台育英 |
4日目3 | 習志野(千葉)-沖縄尚学(沖縄) | 習志野 | 習志野 |
4日目4 | 高松商(香川)-鶴岡東(山形) | 高松商 | 鶴岡東 |
5日目1 | 日本文理(新潟)-関東第一(東東京) | 関東第一 | 関東第一 |
5日目2 | 熊本工(熊本)-山梨学院(山梨) | 山梨学院 | 山梨学院 |
5日目3 | 岡山学芸館(岡山)-広島商(広島) | 広島商 | 広島商 |
6日目1 | 筑陽学園(福岡)-作新学院(栃木) | 筑陽学園 | 筑陽学園 |
6日目2 | 東海大相模(神奈川)-近江(滋賀) | 東海大相模 | 東海大相模 |
6日目3 | 中京学院大中京(岐阜)-北照(北北海道) | 中京学院大中京 | 中京学院大中京 |
6日目4 | 花咲徳栄(埼玉)-明石商(兵庫) | 明石商 | 明石商 |
7日目1 | 宇和島東(愛媛)-宇部鴻城(山口) | 宇和島東 | 宇部鴻城 |
7日目2 | 海星(長崎)-聖光学院(福島) | 聖光学院 | 聖光学院 |
7日目3 | 智弁学園(奈良)- | - | - |
おわりに
従来なら次に寸評と称して、対戦カードの薀蓄や御託をいろいろと並べるのですが、日刊ゲンダイの記事が出たのが、開会式前日の8月5日で、それを引用したのが本日の午前3時過ぎ、あと数時間で開会式と試合が始まる時刻となります。ですので、書いているうちに試合が始まってしまうので、今回は割愛をしました。
今年は令和最初の夏の甲子園となります。果たしてこれからどんなドラマが展開するのか?あと1時間ちょっとで大会がスタートしますが、今からわくわくします。
過去の記事から
参照:日刊ゲンダイ 2019年8月6日付 本誌恒例 6日開幕 夏の甲子園大会
初戦で残る散る高校
Wikipedia 選手宣誓、全国高等学校野球選手権大会
お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
ランキングに参加しています。クリックして応援していただけたらうれしいです!