五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

今年もイグ・ノーベル賞の季節がやってきました。~これは快挙!!13年連続日本人が受賞

  ようやく暑い夏が終り、朝晩もめっきりと涼しくなってきました。いつの間にか日が暮れるのが早くなり、秋の気配を感じているこの頃です。今年大学に進学した娘も長い長い夏休みも終わり、ぶつくさ言いながらも毎朝自転車で駅まで向かっています。我が家もいつもの日常が戻ってきました。

 

◆◆◆この記事の目次◆◆◆ 

  

はじめに

 

 ちょっと遅くなってしまいましたが、またこの時期がやってきました。そう毎年恒例の“イグ・ノーベル賞”の授賞式が今年も米国マサチューセッツ州ハーバード大学で開催されました。今年のテーマは「HABITS」、習慣とか癖だそうです。巷では日本人が受賞するか話題になりましたが、今年も期待に違わずにやってくれました。

 先先週の土曜日の産経新聞の記事からです。

 

 ユニークな科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が12日、米マサチューセッツ州ケンブリッジハーバード大で開かれ、30人の5歳児から唾液のサンプルを集めて1日の分泌量を調べた明海大保健医療学部の渡部茂教授(68)らの研究チームが化学賞を受賞した。日本人のイグ・ノーベル賞受賞は13年連続

 授賞対象となった論文は、渡部教授が北海道医療大歯学部の助教授だった平成7年に同僚らと執筆。唾液の分泌は食事中に大幅に増えるが、当時は子供の食事中のデータがなかった。

 渡部教授らは男女15人ずつの5歳児に重さを量ったごはんやソーセージ、漬物など6食品をかんでもらい、のみ込む直前に吐き出させて再び計量し、2日間にわたり唾液量を測定。

 食事以外の時間と合わせて「1日に計500㍉㍑」という分泌量の推計値を得た。予想をしていたより少なかったという。

 渡部教授は受賞のスピーチの際、子供の頃に数々の実験に協力させた息子3人と一緒に登壇。唾液量の測定を実演し、500㍉㍑のペットボトルを掲げると、会場から笑いが起こった。

2019年9月14日付産経新聞 明海大学教授にイグ・ノーベル賞 5歳児の唾液量「1日500㍉㍑」

 

 

おめでとう!!13年連続日本人受賞

  

 唾液は口の中を清潔に保ったり、食べ物を消化する上で重要な働きをするもので、また遺伝子診断や検査に使用されることもあります。だいたい健康な大人だと1日あたりの分泌量は1~1.5㍑だと言われています。(どうやって調べたのは不明ですが・・・!?)意外に多いもんなんですね!?ただ子供のデータはなかったそうです。

 今回受賞された渡部 茂さんらの研究チームは、男女15人ずつの5歳児を対象に重さを計ったごはんやソーセージ、漬物など6種類の食物を噛んでもらい、飲みこむ寸前に吐き出させて2日間にかけて唾液の分泌量を測りました。その中には渡部さんの息子さんも含まれていたそうです。

 何で5歳児にしたかというと、自分たちの指示を理解し、実行してくれるのは5歳児が限界だったそうです。ただ理解するとはいってもそこは子供、途中で嫌がって逃げたりする子もいて、研究データを収集するのに大変苦労されたそうです。ちなみに実験の結果で得られた唾液の分泌量500㍉㍑という数値は渡部さんの予想よりは少なかったそうです。

 


イグノーベル賞今年も日本人『5歳児の1日の唾液量』(19/09/13)

 

  授賞式では、渡部教授の3人の息子さんが当時の実験の様子を再現しています。会場ではにこやかな表情ですが、当時は嫌がったりしたそうです。渡部さんはご褒美をあげたりしてなだめながらサンプル採取をつづけたそうですが、研究に対する情熱に本当に頭が下がる思いがします。

    渡部さんはイグ・ノーベル受賞に対しては、「自分としては、まじめな生理学的な研究と思ってやっていたが・・・。」と述べられており、実は受賞には少々困惑気味だったような気がしますが、果たしてどうでしょうか!?

 

2019年度 イグノーベル賞受賞者一覧

 

 今年のイグノーベル賞を受賞された方とその受賞内容の一覧です。今年は昨年と違って、受賞者の名前と国籍はWikipediaやネットの情報で把握できました。

 

受賞名 受賞者 受賞内容
医学賞 シルヴァーノ・ガルス(イタリア、オランダ) イタリアでピザを作り、イタリアで食べた場合、ピザが病気と死を予防できることがあることを示す証拠を集めたことについて
医学教育賞 カレン・プライヤー、テレサ・マッケオン(アメリカ) 指鳴らしトレーニングによる動物用訓練技術を用いて、整形外科手術をする外科医をトレーニングしたことについて
生物学賞 コン・リンジュン(中国)、ヘルベルト・スレパズ(シンガポールブルガリア)、アニエシュカ・ゴレツカ(シンガポール、オーストラリア)、アレクサンドラ・ウルバネク(ポーランド)、ライナー・デュムケ、トマーシュ・パテレク(シンガポール 死んだ磁化したゴキブリと生きた磁化したゴキブリとでは、振る舞いに違いがあることを発見したことについて
解剖学賞 ロジェ・ミューセ、ポウーラ・ベングディファ(フランス) フランスの郵便配達人が裸の時と服を着た時の陰嚢の温度の非対称性を測定したことについて
化学賞 渡部茂、大西峰子、今井香、河野英司、五十嵐清治(日本) 一般的な5歳児の一日に生産される唾液の総分泌量を見積もったことについて
工学賞 イマン・ファラーバクシュ(イラン) 幼児用のおむつ交換機を発明したことについて
経済学賞 ハヒプ・ゲディック(トルコ)、ティモシー・A・フォス、アンドレス・フォス(オランダ、ドイツ) どの国の紙幣が危険な病原菌を運ぶのに最も効果的かを検証したことについて
平和賞 ガーダ・A・ビン・サイフ、アレクサンドル・パーポユ、リリアナ・パナリ、ショーン・G・クワトラ(サウジアラビア)、フランシス・マグローン(イギリス)、チャン・ヨンファク(シンガポール)、ギル・ヨシボヴィッチ(アメリカ) かゆみを掻くことで得られる快感を測定しようとしたことについて
心理学賞 フリッツ・ストラック(ドイツ) ペンを口にくわえると笑顔になり、その笑顔で気分が幸せになることを発見したが、実はそうではなかったことを発見したことについて
物理学賞 パトリシア・ヤン、アレクサンダー・リー、マイルズ・チャン、デビット・ヒュー(アメリカ、台湾)、アニー・マーティン、アシュリー・エドワーズ、スコット・カーバー(オーストラリア) ウォンバットがなぜ、どのようにして四角いの糞をするのかを研究したことについて

 

 

 今年も例年のようにイグ・ノーベル各賞について私なりのコメントしてみます。ただ私は科学とかの理科系の分野に相当疎いので、私がコメントする内容が本来の受賞の意義と違うかもしれません。その点は申し訳ございませんが、悪しからずご了承くださるようお願い申し上げます。 

 

医学賞:イタリアでピザを作り、イタリアで食べた場合、ピザが病気と死を予防できることがあることを示す証拠を集めたことについて

 

  この研究のミソは“イタリア”だということ!!シルヴァーノ・ガルスらの研究者たちはイタリアでイタリアのピザを食べるとがん予防に効果があるかどうかを調べました。2004年にピザが急性心筋梗塞のリスクを低下させるかどうかを調査し、さらに2006年にはがんのリスクを低下させるかどうかも調査しました。結果、そうした健康効果がある可能性は認められましたが、本当かなあ?

 ではイタリアでアメリカ産のピザを食べた場合はどうなんでしょうか?またアメリカでイタリア産のピザを食べたらどうなんでしょうか?研究成果に難癖をつけるようで心苦しいのですが、私にはピザだけではなく、イタリアの食生活というか食文化に何らかの影響があるのではないかと思います。

 

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医学教育賞:指鳴らしトレーニングによる動物用訓練技術を用いて、整形外科手術をする外科医をトレーニングしたことについて

 ここでいう指鳴らしトレーニングとは「クリッカー」と呼ばれているもので、私はクリッカーというものをこの研究で初めて知りました。実物の写真はありませんが、AMAZONの商品紹介であったので、貼っておきます。

 

 

    また 実際にクリッカーを使って犬の躾をしている動画がYOU TUBEにあったので紹介します。

 


犬のしつけ クリッカートレーニング(オモチャを咥えて持ってくる導入編)by遠藤エマ トレーナー【犬のしつけ方@横浜】

 

 この研究は2016年に発表されたもので、イグ・ノーベル賞の授賞には比較的新しい研究成果だと思います。対象となった外科手術は「ロッキング・スライディング・ノット結び」と「低角度穿孔法」というもので、簡単にいうと結び目を作ったり、穴をあけたりすることのようです。このクリッカーレーニングを受けたグループは学習には時間がかかったものの、外科手術では正確だったそうです。

 動物実験といえば、どうしても私は「パブロフの犬」を思い出すのですが、被験者だった外科医がいきなりクリッカーの音を聞いたら、いったいどうなるのでしょうか?もし料理をしていたら、いきなり人を切りつけたりはしないのかなあ!?

 

生物学賞:死んだ磁化したゴキブリと生きた磁化したゴキブリとでは、振る舞いに違いがあることを発見したことについて

 

 イグ・ノーベル賞は毎年私の頭では理解できない研究が受賞されますが、この研究もその一つ。そもそも“磁化した”という言葉の意味が全く分かりませんでした。当初はゴキブリって磁石にくっつくのかなあと思っていましたが、どうやらゴキブリには体内のある磁性物質を使って、磁場を感知することが出来るようです。つまりゴキブリは死んだら体内の磁性物質もなくなるってことなの?

 でもそれはそれとして、この研究は一体どういう理由で始まったのか?実はそれに私は一番関心があります。

 

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解剖学賞:フランスの郵便配達人が裸の時と服を着た時の陰嚢の温度の非対称性を測定したことについて

 

 イグ・ノーベル賞は下ネタが受賞されることが多々ありますが、今回のこのケースもそうです。この研究、「フランスの郵便配達人が裸の時と服を着た時の陰嚢の温度の非対称性を測定したことについて」ともっともらしく書かれておりますが、要は「左と右のキン〇マ袋の温度が違う」ということを言いたいワケですよねえ!!(少々言葉遣いが下品になってしまい申し訳ありません。)で、結論からいうと左のキン〇マ袋、失礼、陰嚢の方が温度が高かったようです。

 陰嚢は睾丸(キン〇マ)を包むものですが、左右の睾丸の位置は同じではなく、だいたい左側の睾丸の方が右側より下に下がっているようです。これは睾丸同士の衝突を防ぎ、例え片方が破損しても片方のモノでちゃんと精子の形成ができるようにするためのものだとされています。

 また陰嚢は精子の形成に適切な温度(だいたい34~35℃くらいとされています)をキープする機能があり、外気温によって収縮、暑いときには広がり、寒いときには縮まります。この研究で左右の温度差はどのくらいだったかはわかりませんが、恐らくさほどの差はないと思われます。

 この研究では、実際には、裸の被験者、着衣の被験者、郵便配達人、バス運転手について調べたようで、郵便配達人のみを裸にしたわけではないようです。つまりイグ・ノーベル賞は話を“盛った”と言えますね!!

 

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化学賞:一般的な5歳児の一日に生産される唾液の総分泌量を見積もったことについて

 

    私は現在歯科医院に通っています。右側の奥歯の方に針を刺したような激痛が走り、かれこれ1年半通っていますが、いまだ完治に至っておりません。通っている歯科医院は予約がなかなか取れなくて有名なようで、だいたい1か月のおきの治療になるため長い間通う羽目になっています。私としては、いっそ歯を抜くか、神経を取ればいいと思うのですが、そこの歯医者さんはそれには反対で、プラントで埋めたり削ったりの繰り返しで埒があきません。この痛みを早急に何とかしてもらいたいものです。

     今回化学賞を受賞された渡部 茂さんは歯科医師で、明海大学歯学部で教授をされています。渡部さんは子どもの虫歯を減すという志を持って、歯科医の道を歩み、北海道や関東の大学とで診療と研究を重ねました。今回の研究のメインとなった“唾液”、渡部さんは「唾液は酸から歯を守る大切な役割がある」とその重要性を強調しています。

 

唾液 原著第4版―歯と口腔の健康

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渡部茂の10時間講義 やさしく学べる子どもの歯

渡部茂の10時間講義 やさしく学べる子どもの歯

 

 

 

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工学賞:幼児用のおむつ交換機を発明したことについて

 

 私には2人の子どもがいますが、2人のオムツ交換もやりました。ですので、オムツ交換がいかに面倒で大変であるかは骨身に染みて分かっているつもりです。

   今回、工学賞を受賞したオムツ交換機イランの技師であるファラーバクシュさんが開発したもので、食器洗い機と同じ発想で作られた機械だそうです。 特許の説明によれば、「オムツ交換機の中に赤ちゃんを設置すれば、オムツにも赤ちゃんにも触れることなく、自動的に数ステップのうちに交換が終了」とされています。ネットでこのオムツ交換機の設計図らしきものを見ましたが、まるで大きな食器洗い機を見ているようでした。

 ファラーバクシュさんはこの発明をアメリカで特許出願しているようですが、アメリカと敵対するイランの技師がアメリカで特許をし出願し、アメリカで開催されているイグ・ノーベル賞に受賞されるとは何だか皮肉めいたものを感じます。

 

 

経済学賞:どの国の紙幣が危険な病原菌を運ぶのに最も効果的かを検証したことについて

 

 この研究は経済学賞というより化学賞の方がいいのではと思います。研究では「通貨は頻繁に手渡しされるモノであり、汚染されている可能性がある。ひょっとしたら細菌を人から人へと感染させる役割を担っているかもしれない」、という陰謀論めいた(?)仮説を立て、この仮説を検証するために、研究チームは、各国の紙幣黄色ブドウ球菌大腸菌を意図的に付着させ、紙幣の手渡しによって本当に細菌が伝染するかを調べました。

 意図的に細菌を付着させたとは、ちょっと怖いですね!!ちなみに日本の紙幣が使われたかどうかは定かではありません。

    実験の結果、最も細菌に汚染されたのは、ルーマニアの紙幣レウで、その他に細菌が好むのはアメリの紙幣ドルとカナダの紙幣ドル、それにインドの紙幣ルピーでした。

 ただねえ、この研究は考えてみれば恐ろしいものかもしれませんよ!!紙幣が細菌を感染する役割を担っているならば、意図的にそれを実行している組織があるかもしれないってことでしょう!?そう考えればキャッシュ・レス社会を政府がやけに推奨するのも、ひょっとしたらこれが原因かもしれませんね!!(ちょっとオーバーだったかな・・・。)ちなみに受賞したティモシー・フォスとアンドレアス・フォスは親子だそうです。 

 

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平和賞:かゆみを掻くことで得られる快感を測定しようとしたことについて

 

  この研究は痒かったところをようやく掻けたときの快感を数値化し、測定したそうです。(どのような数値なのかは分かりませんでした。)その方法としてハッショウマメというマメ科の植物を使い、被験者の前腕、足首、背中、肩甲骨の下に痒みを生じさせ(患部に塗ったってことですかね?)、被験者が患部をブラシで掻いたときの快感を測定しました。その結果、最も痒みを生じたのは足首で、掻くことで最も快感を得られたのは背中だったそうです。

    そういえば、今回のようなマゾヒスティックな例は2015年に生理学・昆虫学賞を受賞した「体のどの部分の痛みが大きいか」を調べるために、自分の体の25か所にミツバチに刺させたアメリカのマイケル・スミスさん以来だと思います。

    ただ私は痒いところを掻いても、快感なんて得られませんけどね。むしろ苦痛や不快感が生じるんですけど・・・!?

 

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心理学賞:ペンを口にくわえると笑顔になり、その笑顔で気分が幸せになることを発見したが、実はそうではなかったことを発見したことについて

 

 この研究も先ほどの生物学賞と同じく私には理解できない研究です。研究内容は1988年にドイツの研究者であるフリッツ・シュトラックさんが、口にペンをくわえて笑顔を作ると、気分が良くなるという実験結果を発表しました。私には「そんなわけないじゃん!!」と結果に懐疑的な研究なのですが、実はこの実験は非常に有名で、人間は先に得た情報に無意識のうちに引っ張れるという心理学でいう「ライミング効果」の実例だと当時は評判になりました。

 しかし2017年にシュトラックさん自身が実は誤りだったと報告しています。なんでも他の研究者が同じ実験をしても同じ効果は表れなかったからだそうです。

 今回の授賞式にはシュトラックさんが出席し、研究結果がどうして翻ったかの経緯を説明したそうです。ただ今回の受賞は研究成果が逆転したことについての皮肉なのか、それとも受賞会場で本人が研究成果を否定したのか、私にはわかりませんでした。

 

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物理学賞ウォンバットがなぜ、どのようにして四角いの糞をするのかを研究したことについて

 

 ウォンバットはコウモリの仲間だと思っていましたが、実は哺乳綱双前歯目ウォンバットウォンバット属に分類される哺乳類で、生態は異なりますが、コアラに近いとされています。ウォンバット四角いキューブ状のフンをすることで知られていますが、何故ウォンバットは四角いキューブ状のフンをするのか?は疑問でした。

 この疑問に果敢に挑戦したのは、アメリカのパトリシア・ヤンさんを中心としたジョージア工科大学の研究チーム。ヤンさんらは、交通事故で死んだウォンバットの遺体を貰い受けて解剖しました。その結果、フンが四角いキューブ状になるのは、ウォンバット腸の形状腸壁の独特な柔軟さに秘密があることがわかりました。ウォンバットの排泄物(つまりウンコ)が肛門の近くの腸壁を通ると角が3倍くらい尖るのだとか。またウォンバットのフンは水分量が少なく乾燥しているため、角を作りやすいそうです。

 なおヤンさんとデビッド・ヒューさんは2015年にもイグ・ノーベル賞を受賞しており、その時の研究テーマが「ほとんどすべての哺乳類が、約21秒(±13秒)以内で膀胱を空っぽにできるという生物学的原理を実験したことに対して」。どうやら彼らの研究はスカトロ系に強い研究みたいですね。(すいません。これは失言でしたね!?)

 

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野生のウォンバット

 

おわりに

 

  人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に授与されるイグ・ノーベル賞、「令和」という新しい時代の幕開けに日本人の13年連続受賞ということは、日本人として喜ばしく、とても名誉なことだと思います。最近は研究費や研究者数の減少で、学術論文の数は減少傾向にあり、“科学立国日本”の立場が危ぶまれています。ただこのイグ・ノーベル賞13年連続受賞をみていると、日本もまだまだ捨てたものではないと思いますし、日本人としての誇らしく思います。

 来年、日本人がイグ・ノーベル賞を受賞すると14年連続になります。また来年もイグ・ノーベル賞についての記事を書くつもりでいますが、私の希望としては14年とは云わずに、できれば20年、30年と連続して受賞してもらいたいと願っています。

 

過去の記事から

 

 イグノーベル賞についての過去の記事です。イグノーベル賞を話題にするのは今回で6回目、随分と書いたものですねえ!?

 

kitajskaya.hatenablog.com

kitajskaya.hatenablog.com

kitajskaya.hatenablog.com

kitajskaya.hatenablog.com

kitajskaya.hatenablog.com

 

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参照:Wikipedia イグノーベル賞、イグノベル賞受賞者の一覧、唾液、

                                               陰嚢、睾丸、渡部 茂、ウォンバット

   産経新聞 2019年9月14日付 明海大学教授にイグ・ノーベル賞 

                                                                                   5歳児の唾液量「1日500㍉㍑」

   日本経済新聞 2019年9月13日 5歳児30人から唾液採取 渡部教授にイグノーベル

           朝日新聞デジタル 2019年9月16日 よだれ研究の渡部氏、歯で見抜く虐待のサイン

   日本科学未来館 祝!13年連続日本人受賞!!2019年のイグノーベル賞

           化学業界の話題 2019年イグ・ノーベル賞に渡部・明海大学教授ら

      テック&サイエンス 

     研究者らが解明 どの国の紙幣が世界でもっとも細菌に汚染されているか

           カラパイア 

    なぜウォンバットのフンは四角いのか?など奇妙な研究が勢ぞろい。

    2019年イグノーベル賞10部門の受賞研究発表

    JBプレス 心理学の定説を覆した?2019年のイグノーベル賞

 

写真:無料写真素材 写真AC 歯医者に来た男の子 Fine Graphics

               ピッツア・マルゲリータ作り、

               野生のウォンバット  cheetah          

                                                エアーメール oldtakasu

              外国の紙幣、 ペンをくわえる外国人女性  acworks

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イラスト:無料素材 イラストAC ゴキブリをスリッパで叩く キラーT細胞

                                                          子どもが食べ物を噛んでいるイラスト ごまめ

 

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