五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

ペットについて

 昨日はいいお天気でした。今週は遅出なので、下の子を連れて、近くの公園まで散歩に出かけると、澄んだ秋空の下、子供たちの明るい声が聞こえて来ます。そんな長閑な半日でした。とはいえやはり晩秋、朝夕はめっきり冷え込んできており、これを読まれている方、お風邪など召さぬようご自愛の程お祈り申し上げます。

  日経新聞の記事より(11/9)

 2003年のペットの犬猫の数は約1922万頭で、15歳未満の子供の数が約1790万人で、初めてペットの数が子供の数を上回った。今やペットは、飼うのではなく一緒に暮らす存在だと言う。飼い主と一緒の家に住み、同じものを食べて肥満気味のペット、ペット用と人間用のお守りが並ぶ神社、ペットのダイエットコンテストなど、ひと昔前には考えもしなかったことが今や当たり前のこととしてなされているという。また、子供のおままごとで一番人気があるのが、昔は、お母さん役か弟妹役だったが、今はペットの役だという。記事によれば、安らぎや信頼と言った心の満足を身近で、適度に手間がかからなく、自分を裏切らないペットに求めるという。

 田舎の父も今猫を5匹飼っていて、それぞれにへんてこな名前をつけそれこそ猫かわいがりしている。昔は厳格でとても恐ろしい存在であった父が、猫たちに対しては、お子様言葉で(見ていてこちらが面映いのだが)接している。子供たちは、田舎を離れ、孫たちも年に2回しか帰って来ない。寂しんであろうか。父の例を問わず、現代社会において、核家族化の急速な進展により、昔だったら、お祖父さん・お祖母さん、お父さん・お母さん、子供たちという家族の構図が今そこにない。その欠落部分を補うためにペットがいる。実家の近所ではほとんどが、犬か猫を飼っている。都市部の単身者においては、それと逆のことが言えるだろう。

 個人的にいえば、心の隙間を埋めるペットの人格化やうちの子扱いには理解できるが、ほどほどにしたほうがいいと思う。

 

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