最近、いやもう10年ぐらい前になるだろうか、ものを書こうとするとき、言葉が思い浮かばなくなった。若年アルツハイマーかと思ったが、齢を重ねれば当然で、今はただ、仕方がないことだと諦めている。結婚してから、ほとんど外との付き合いもなくなった。私にはこれといった趣味もない。以前は酒は付き合いで毎日のように飲んでは羽目をはずしていた。入社仕立ての頃は、1週間に2、3日しか家に帰らず、サウナかカプセルホテルが自宅だと周りに吹聴していた。
しかし、もともと酒が嫌いなこともあり結婚してからはこれ幸いと酒の付き合いをほとんどしなくなった。また隣近所と付き合いも挨拶程度、たまに娘の遊び相手の同じアパート子供たちと遊ぶ程度である。こういったこともあり、今や外からの刺激がほとんどなく、会社と自宅の往復の毎日、喋る相手もほとんど変わらない。こうなれば語彙も考え方も萎縮し、縮こまるのは当然の事だろう。
人が成長するには、
①人の話を聞く
②本を読む
③旅をする
と誰かが言っていた。
最近の私、人の話も半分半分にきき、トラブルの元になっている。本、週刊誌が多いが、最近では活字を読むのに億劫になり、飛ばし飛ばしに読み分かったような気になる。(だから本を読む時間が異常に早い)旅なんてもう何年も行っていない。せいぜい家族旅行が関の山、近くの行楽地か帰省で帰る大分ぐらいかなあ?(実際お金もないし)
つまりもう成長は期待できないってことだろう。今や周囲とコミュニケーションすることもかなり困難になっている。息子の事もあるが、肝心の親である自分もかなりヤバイ状態である。どうにかしなければ・・・と思うのだが、こればっかりはなかなかうまい具合にはいかない。
写真:無料写真素材 写真AC 考える人 はてな ぱむぱん