先週ぐらいから猛威を振るっていた台風4号は、東海・関東の一部を暴風雨域に巻き込みながらも、昨夜には太平洋に抜けた。この台風により九州をはじめ、四国・近畿・東海・関東地方の広い範囲で甚大ならぬ被害をもたらした。
東北地方でも、秋田新幹線が強風で遅れが出たり、昨日には相馬市の一部でも避難勧告が出されたした。私の住んでいる福島市でも、雨風が強く、買い物に行くのにひと苦労した。ベランダは水はけが悪く、降り続く雨のためか雨水が溜まっている。台風が遠ざかっても東から湿った空気が流れ込む影響で、東北地方の太平洋側はなお大雨の恐れがあり、警戒が必要のようだ。
そんな中、今日の新聞(日経新聞)に「世界最長の木造橋も損壊」と言う記事と写真が掲載されていた。橋は静岡県島田市にある蓬莱橋で、大雨により大井川が増水し、橋脚の一部が流されているのが見つかった。日経紙には、台風一過の蓬莱橋の痛々しい姿があった。
この橋、以前の日記にも書いたが、静岡にいる頃子供たちと出かけた事がある。その頃は、冬ということもあり、大井川の水もほとんどなかった。惨状が分かるにつれ、自然の猛威の前には人間たちは無力であること実感させられる。蓬莱橋、修復するにはかなり時間が掛かると思われるが、早くきれいな姿を見せてほしいものだ。
被害に遭われた方々にはお見舞いを申し上げます。
追記:この日記にあった橋脚の流失は、その後の復旧作業により8月には橋の半分の区間が通行できるようになり、翌年3月には全面開通の運びとなったされた。
2011年9月にも橋脚3脚が流失し通行不能に。これは平成になって9度目のこと。翌年2012年3月に橋の修理が完了し、通行できるようになった。(Wikipedia 蓬莱橋 参照)