五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

幼稚園の運動会

 昨日4日は福島市でも晴天に恵まれ、市内の幼稚園、保育園でも運動会が行われた。息子の行っている幼稚園でも午前中に運動会が行われた。

 息子は今年は年長さんになる。年長ではリレーとか組み体操とかちょっと難しい競技もある。幼稚園からの話では練習も今ひとつ乗り気ではないと聞いていたので、本番の昨日はどうなるのか心配していたが、息子がでた3種目はいずれも無難にこなせていて安心した。

 最初の玉入れはさすがに途中で飽きたのか、投げるのをやめていたが、数える段になって自分の組が勝つと皆と一緒に喜んでいた。リレーではうまくバトンを受け渡すことが出来て本人もまんざらだった。それも1位で受け渡しをした。思い起こせば去年のかけっこでは駄々をこねて途中まで先生と一緒に走ったことを思えば、この成長ぶりは感極まるものだった。組み体操では周りの友達と合わせてうまくやっていた。最後やぐらの上に乗る大役(多分体が一番小さいからだと思うが)もうまい具合に果たすことができた。本人は高いところも平気なので安心してみることができた。

 私たち家族が福島にきて今年で4年目を迎えることになるが、ここまで息子が成長するとは思わなかった。病院の検査では知能レベルもやっと5歳児レベルまで向上した。1,2年前までは何回やっても2歳時半のレベルを超えなかったのが、ここ1年での発育は目を見張るものがある。やはり普通の子供と一緒の幼稚園に通わせ、普通の子と切破琢磨したことが正解だったかも知れぬ。その間嫁と幼稚園の先生は随分と苦労したと思う。仕事にかまけて、家庭を見過ごしがちな自分にはとても無理で、頭が下がる思いである。人はやればできるものである。息子を見ててそう思う。

 息子は来年は小学校に上がるが、今の段階では普通学級支援学級か、頭を悩ます段階である。知的レベルは同じでもまだ周りの子供とうまくコミュニケーションがとれない。このことは今後課題である。

 ただ感心したのは、この幼稚園では、周りと違っているせいで息子が他の園児からの「いじめ」を受けていないことだ。普通だと息子のような子供は真っ先に「いじめ」のターゲットにされる。先生がフォローしてくれているのもあるが、他の園児たちも息子の状態を把握し、息子に助けてあげなければという気持ちがめざめていている。特に女の子は息子を何かにつけて世話をしている。小さいながらも助け合いのコミュニティが形成されている。そこはキリスト教の学校の学校の故なのかわからないが、これには甚く感動した。

 今の殺伐とした大人の世界、実力主義成果主義という美名もと、弱い者、仕事にできない者に対する陰湿ないじめをしている連中に、爪の垢でも煎じて飲ませたい。

 

f:id:Kitajskaya:20170619201315j:plain

 

写真:無料写真素材 写真AC 子どもが描いた絵 TTJ