五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

ふたたび静岡へ

 5月22日に福島での業務がようやく終了した。翌23日の午前中に引越の業者が荷物を取りに来た。そしてこれから約1年離れ離れになる子供たちと嫁とで回転寿司を食べた。娘は何となく私がいなくなると感じていたらしいが、息子のほうは何が何だがわからない様子だった。最近はほとんど会話のない嫁とも久しぶりに話した。
 思えば福島では最初の1年間がピークで後は坂道を転がるように自分自身が駄目になっていった。人間関係のもつれもあるが、一度切れた糸は元に戻ることはなく、堕落するだけだった。「信頼を得るには長く時間がかかるが、信頼を失うのはあっという間である。」、このことを実感した。
 24日、静岡に引越業者と同時に単身赴任先のアパートに到着、そこで待っていたのはかつての同僚だった。販売をやっていた時の仲間で、一番仲の良かった一応先輩、しばらく話しこんで、いろいろ手伝ってもらった。挙句には手違いでガス会社が来ず、風呂に入れない自分のために有り難いことに風呂まで貸してくれた。
 そんなこんなで友人の出迎えもあり、人間関係も福島よりも少しはましだと思いつつ、職場に向かう。そこには営業から来た人もいて、フレッシュな職場だった。目立たぬように、はしゃがぬように周りに気を配りつつ何とか一週間を終えた。

 ただ私が単身でいるのはお気に召さない人もいて、すぐにでも家族を召喚せよと暗黙のプレッシャーが・・・。確かにそうだが、息子の学区を越えた指導は始まったばかりすぐには転校はできないし、あえて言うなれば静岡は支援学級を減らす方向にあるらしい。いきなり転校して息子があちらの子供とは合うとは限らないし、16日に行われた運動会を見る限りまだ一人で単独行動をすることが多く、集団生活がスムーズにできるとはいい難い。まあ針の筵だろうが辛抱するしかない。

 救いは今度の転勤では話相手がいることだ。初めて静岡に来た時や福島に行ったときは周りに話をしてくれる人がいなかった。身内で固まるという批判もあるだろうが、まず自分自身の精神の健康状態が一番大事である。ストレスをためたままではやがて自分が潰れてしまうのは福島での苦い経験である。

 

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イラスト:無料素材 イラストAC ビジネスマン・帰宅 KONI