こんなことを書いたら失礼かもしれないが、麻生総理を取り巻く状況は今の自分をそれとなんとなく似ている。サミットの記念撮影のとき、諸国の国家元首がイタリアの地震の被害に弔意を示し黒っぽいスーツを着用していたのに、一人だけ場違いなカラフルなスーツきていた。周りは助言をしないのか、それとも無視されているのか、とにかく悪い意味で目立っていた。
国内では自民党の若手や閣僚から「辞めろ辞めろ」のコール、そんなに文句があるのなら自分でやってみろと言いたいが、奴らにはそんな度胸もない。そんな政治家の気概のない連中にいろいろ言われっ放し、哀れみさえ感じてしまう。
日本の総理大臣の威厳はここまで落ちてしまったのか?昔佐藤栄作総理から田中角栄総理に替わったとき、佐藤総理はいろいろと田中総理に言いたいことがあったみたいだが、「いやしくもむこうは日本の総理であり、総理には意見できない」との逸話を聞いた事がある。それほど一国の総理の格は高かった。今じゃどうだろう。森さんとか小泉さんとか安倍さんとかがしゃしゃり出て麻生総理に意見する。誰が一番偉いかわからない。
自分の置かれている状況もこれに近いので麻生総理には同情を禁じ得ないする。麻生さんはもっと自分を出してやりたいことを遠慮することなくやればいい。一国の総理はどっしりと構え、わけのわからぬ雑魚の言葉に左右されないほうがいい。
写真:無料写真素材 写真AC 首相官邸 matisse