本日の産経新聞の記事に哲学者の適菜収さんのコラムが載っていた。「賢者に学ぶ」と命名された適菜さんのコラムは、月に何回か掲載されており(無学な私には、適菜さん的に言えばB層だと思う)毎回楽しみにしている。
今朝は「言葉の破壊の行き着く先」として、ジョージ・オーウェルの「1984年」の事が書かれていた。この小説は学生時代に一度興味があって購入したのだが、余りに難解で挫折した記憶がある。この小説の背景には当時躍進していた共産主義ソビエトの脅威があり、その社会を痛切に皮肉ったものだとはなんとなく理解していた。適菜さんのコラムを読み、改めてこの小説で展開される社会が今の支那、朝鮮、および日本のマスメディアと酷似していることがわかる。例えば、主人公の役人の仕事は歴史の改ざんで、都合の悪い過去の歴史を抹殺し、新たに捏造された歴史を編纂する。また彼の所属する役所ではこれ以外に言葉の破壊活動、語彙の量を少なくし、政治的・思想的な意味を持たないようにし、体制を批判する表現方法を失くしてしまう。まさにこれって今韓国がやっていることだよね。韓国では漢字を廃止し、ハングル文字表記を推進している。しかし韓国の歴史文書は漢字で書かれている。だとすればもし国民に漢字の知識があれば、正しい歴史が記載された歴史書に国民が触れられることになり、今の捏造された歴史が嘘だという事がばれてしまう。そう考えればナイスだね韓国!韓国人にジョージ・オーウェルの知識があったかどうかは定かではないが、そういう事には悪知恵が働くんだね。感心した。
- 作者: ジョージ・オーウェル,George Orwell,新庄哲夫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1972/02
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適菜さんは、主人公の「他の誰もが党の押し付ける嘘を受け入れることになれば——すべての記録が同じ話を記すことになれば––その嘘は歴史へ移行し、真実となってしまう」と先日の安倍総理の河野談話の継承に警鐘を鳴らしておられる。しかしそれは杞憂ではないかと思う。職業的思想家で言論人にこんなことを言うのは烏滸がましいが、安倍総理は適菜さんが思っている以上に賢い悪党で、喧嘩の仕方を知っていると思う。マスメディアは意図的に報道はしないが、私はどうも韓国のクネクネや支那のデブは安倍総理を内心怖がっているのではないかと思う。支那のデブは安倍総理に直面しビビッていたとネットでは伝えられているし、第一次安倍内閣では温家宝の脅しには屈服せず逆にやり返したこともある。また昨今の嫌韓反中世論の高まりで、彼らが言い張る歴史の嘘がもう白日の下に曝されているし、もはやインターネットの住民が中韓の嘘を野放しにはしない。
一国の首相は国の利益を真っ先に考えるのは当然で、今までの日本政治家は過去の作られた贖罪意識からか支那・朝鮮を第一義に考えていたきらいがある。勿論自民党もそうだが、それは支那・朝鮮にマインド・コントロールされたマスメディアの罪も大きい。その呪縛から日本を取り返し、諸外国に対して言うべきことは言う‘普通の国’にした安倍総理は、言論時人の方はもっと評価されるべきだと思う。ただねえ、経済は何とかして欲しい。消費税8%、貧乏人には辛い。あと経済諮問会議か何かに竹中平蔵という国賊がいるが、こんな格差の元凶を生んだやつはとっとと追放して欲しい。最後は愚痴になってしまったが・・・。