はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第2弾「5年後の自分へ」
5年後の私に向けて手紙を書いてみました。勿論、アンジェラ・アキさんの「手紙～
十五の君へ～」のもじりですけどね。
拝啓 この手紙 読んでいるあなたは
今とほとんど変わらない生活をしていると思います。
恐らく藤枝の家を期限切れで追い出され
東静岡あたりに住んでいることでしょう。
昔から人見知りで、うまく人間関係を作ることが苦手なあなたは
時間さえあればパソコンの前にいるでしょう。
ひょっとしたらスマホをいじっているかもしれませんね。
はてなブログはずっと続けているでしょう。
はてなさんが「もうやめた」と言わない限りは・・・。
小さい子供の世話をするのが好きだった娘は
県内の私立大学の3年生。
勉強にサークル活動、コンパ、カラオケなど
人生最後の猶予期間を満喫していると思います。
でも内向き志向の強い娘のことだから
大概は家で好きなアニメを夜もすがら見ているような気がします。
撮りだめしたブルーレイはどのくらいの数になっただろう？
500枚を超えたかな!?
子供だと思っていたその娘も
来年はいよいよ就職、社会人となりますね。
子供のころからの夢だった幼稚園の先生になれるといいですね。
小さいころから弟である息子のことで苦労し
心を痛めたこともあったと思います。
それでも弟を見放さず、世話をしてくれた娘は
きっといい先生になれると私は信じていますし
あなたもそう思うでしょう。
娘よりちょっとだけ頭のいい息子は
どこかの大学の工学部に入っているでしょう。
多分静岡県内ではないので、引っ越して一人暮らしをしているかな？
ひとりでは何もできないので
嫁が月に何回か息子の下に通い、甲斐甲斐しく世話を焼いているだろうなあ。
今からその光景が目に浮かびます。
それでも私が休みの日には
「自分の食事は自分で作れ！」と言って
即席ラーメンくらいは作れるようになったんですよ!!
私同様に人付き合いが悪い息子。
大学に入れば、少しは友だちができたかな？
ゲームが好きなので
その関係で友だちができればいいなあ。
でも人を疑うことを知らない世間知らずの息子
悪い人に騙されなければと心配もしています。
マイホームを持つ夢は叶わず
家族にあまり贅沢をさせることができませんでしたが
子供たちを大学まで行かせることは
あなたの僅かに残ったプライドだし
どんなことをしてでもそれだけは必ず成し遂げていると信じています。
家計を助けるために働きに出た嫁は
引っ越しに伴い職場が変わっていることでしょう。
私と違って姐御肌の嫁は
職場でも随分と重宝されていると思います。
嫁を働きに出さないことは結婚する前の嫁との約束でしたが
私の甲斐性がなかったことで
その約束が果たされなかったことはとても悔しいです。
そして未来のあなたにその状態を押し付けてしまったことは
本当に申し訳ないことだと思っています。
嫁とは東京から静岡に移った頃から関係が険悪になり
ほとんど口を利かない日が何年も続き
家に帰っても心が満たされることはありませんでしたね。
会社でも人間関係が悩み、鬱状態だったことに加えて
あの頃が人生の中で2度目のどん底でしたね。
それがある事をきっかけに以前のような夫婦関係に戻りました。
些細な、当事者からすれば些細ではありませんが
それは私の人生における最後の牙城を壊さないために
神様が私たちに与えてくれた最大の贈り物だったかもしれません。
定年まであと1年
出世とか贅沢な暮らしには縁遠かったけど
餓えることや家庭が崩壊することはありませんでした。
不平不満はいっぱいあるけど
そのことだけは30年勤めてきた会社に感謝しています。
後から来た人に先を越され
自分より一世代若い連中に使われ
木偶の坊、使えない奴と蔑まれ
屈辱を味わうこともしばしば
つまらない人生、負け犬、あんな人にはなりたくないと
散々陰口を叩かれ、何度も心が折れそうになりました。
それでも家族という唯一の支えを壊さないために
私は何とか頑張ってきましたし
それは5年後のあなたも変わることはないでしょう。
最後に この手紙 読んでいるあなたが
5年前と同じような暮らしをしていることを願っています。
5年後に返事を書きたいと思います。
おまけの音楽：アンジェラ・アキさんの手紙です。
前回のキャンペーンの記事です。
写真：無料写真素材 写真AC 道程 アマチュア
お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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