五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

わたしと英語

 止まるところを知らない新型コロナウイルス騒動、昨日までに国内の感染者は1000名を超え、大分県大分医療センターでは‟クラスタ”と呼ばれる感染者集団が発生したようです。あと10日あまりで新年度を迎えますが、収拾の目途は立たないようで、もうしばらくは辛抱の日々が続いていくのではと思います。

 さて、なかなか私の心の琴線に触れる(?)話題が見つからないので、今回もお題の記事を書いてみようかと思います。タイトルの「わたしと英語」、私は九州の田舎町に育ちましたから、人生で初めて英語(英語教育のほうがいいのでしょうか)に接したのは当然ことながら中学校の英語の授業になります。

 そもそも私はあまり英語には興味がなく、英語をうまくしゃべれるようになりたいといった願望も皆無でした。その思いは今でも変わりはありません。英語に関しては、単に「受験のために勉強しなくてはいけない」といった消極的な姿勢でした。中学校3年生の夏ごろに一度理解不能になりかけた時期がありましたが、何とかそれを克服。それ以降も英語の成績は可もなく不可もなくで、英語自体も好きでもなく嫌いでもないという感じ、幸いにも勉強に躓き落ちこぼれることはありませんでしたし、成績も何とか学年の平均点程度は維持できてはいました。

 英語といえば思い出すのが教材。中学校・高等学校当時は旺文社の受験雑誌を定期購読していた関係から、英単語を覚えるには‟赤尾の豆単”を使っていました。今はあるかどうかはわかりませんが、赤い表紙に制服のポケットに入るくらいのコンパクトサイズで、いつでもどこでも見れて勉強できるのが特徴でした。と言っても、私は常時持ち歩いているということはありませんでしたが・・・。

 

 

 この‟赤尾の豆単”以外にも、英単語を覚えるためのバイブルとも言えたのが、‟試験にでる英単語”。略して‟でる単”と呼ばれるものでした。私はこの‟でる単”は使っていませんでしたが、‟でる単”はどちらかといえば、有名大学を狙っている、いわゆる‟できる生徒”が使っていたように思います。というのも‟でる単”は今までの単語集と比べ、受験効率を重視しており、過去の大学受験問題を徹底的に調査し、出題頻度が高い順に掲載した、当時としてはとても画期的な参考書だったからです。

 

 

 参考書と同時に当時はラジオでも受験講座を開設しており、その代表的だったのが、‟大学受験ラジオ講座(略してラ講)”と‟百万人の英語”、確か‟ラ講”のほうは朝の5時から、‟百万人の英語”は夜の11時くらいから放送が始まったと思いますが、私はいずれも聴いていました。どちらともオープニングがクラッシックの名曲を使っていたのが印象的でした。

 


大学受験ラジオ講座のテーマ曲 (ブラームス・大学祝典序曲)  performed by Kannosuke

 


百万人の英語オープニングテーマcover(ANAポケモン羽田空港編)

 

 今では‟ラ講”も‟百万人の英語”も放送はされていないようですが、当時としては名だたるの著名人の方々がラジオでの講義を担当していました。特に‟百万人の英語”は、日本の英語教育の立役者であるJ・B・ハリスさん、タレントのマリアンさんやケント・デリカットさんやアントン・ウィッキーさん、歌手の早見優さん、DJの小林克也さん、同時通訳の草分けである國弘正雄さんと鳥飼玖美子さん、翻訳家の戸田奈津子さん、作詞家の奈良橋陽子さん等々、蒼々たるメンバーが講師をされていました。

 百万人の英語の英語の中で、毎週楽しみしていたのは、ハイディ矢野さんの「アメリカンイングリッシュ道場」。アップテンポの曲と共にハイディ矢野さんと一緒に英語のスピーキングを学ぶ番組で、英会話を通じて、英語のスピーキングが上達することで必然的にリスニングも強くなるといったものでした。

 ハイディ矢野さんは当時の日本人にありがちな英語を学んだにも関わらず全く英語が喋れないことを克服し、独自のメソッドを使って上手く英会話できる日本人を創り出し、牽いては円滑なコミュニケーションができる国際人を創生することが究極の狙いだったのではないかと思います。(少々オーバーですかね!?)

 ハイディ矢野さんが当時唱えていた理論は後々に大学に行って選択したフランス語のリエゾンに似たようなものだったと思います。2つ以上の単語を発音するときは、1つ1つを区切って発音するのではなく、連続して発音していくといった感じかな!?リエゾンのほかにも何点か発音方法があったと思うのですが、今ですっかり忘れてしまいました。そんな中でリエゾンだけが今でも記憶に残っているということは、それだけリエゾンインパクトが大きかったからだと思います。

 残念ながら、私はこの番組を聴いて画期的に英語のスピーキングが良くなったわけではありません。そもそも私がこの番組を聴いていたのはノリが良かったこと、番組の途中に曲紹介があってその選曲がナイスだったらこと、この番組を聴いていれば親に煩く言われても「英語のリスニングの勉強している」という言い訳が立つこと、番組を聴いていると都会人になった気がしたこと、といったように今考えれば何ともお粗末な理由でした。つまり放送を聴いてまともに英語を勉強しようという気が全くありませんでしたね。

 それでも田舎の学校で習っていた英語では受験ではうまくいっても、いざネイティブな人にあったら本当に役に立つのか疑問に思っていたので、ハイディ矢野さんが唱えるスピーキング・メソッドには‟目から鱗が落ちる”思いをしました。

 

ハイディの法則77 (CD付き)

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 学校での英語の授業ですが、これはあまり記憶にはありません。中学校はともかく高校では学園生活に馴染めなかったせいもありますが、それ以上に当時英語の先生だった人が大の苦手だったこともあります。彼は最後は校長先生にまでなったようですし、私以外の大半の生徒にはしゃべりが面白いから人気はあったようです。

 ただね、宿題を忘れてしまったらニコニコしながら酷い暴力をふるったり(実はそれはその先生の伝達ミスで忘れた人にうまく伝わっていなかった)、授業中に平気で教え子の悪口を言ったりと二面性があり、私にはどうしても好きにはなれなかった。あ!ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたね・・・。見苦しくなってすいません。

 だからと言っては何ですが、英語は自分の独学で勉強した感が私には強いです。

 最後に私の家族ですが、私・嫁・娘とも英語はダメです。特に娘の英語は酷かったなあ・・・。あっ!!ただ息子だけは英語が得意のようで、都会と比べ田舎では不利なリスニング・スピーキングも難なくこなしており、高校2年生ですが英検2級の資格も持っています。一体誰に似たのでしょうかねえ!?

 

 ◆百万人の英語の講師だった人の著作を紹介しておきます。◆

 

ぼくは日本兵だった

ぼくは日本兵だった

 
英語のクスリ

英語のクスリ

 
國弘正雄の英語の学びかた

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本物の英語力 (講談社現代新書)

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字幕の中に人生

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参照:Wikipedia 赤尾好夫、試験に出る英単語、森一郎リエゾン

写真:無料写真素材 写真AC 英和辞書とメガネ 英語 本 momo105

 

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