五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

勝手に恒例(?)2020年甲子園高校野球交流試合 私の予想は・・・。

 7月も中旬を過ぎましたが、相も変わらず新型コロナウイルスは巷で猛威を振るっています。東京都ではここ数日の間にウイルスの感染者数が200名を超えており、これは自粛以前の数字よりも大きく、すわ新型コロナの第二波ではと思われています。

 ただこれは検査する人が増えたという事情もあります。ですのでマスメディアの方、特にTV関係の方、には数字を垂れ流し(ちょっと言い方が悪かったですね・・・。すいません。)一喜一憂するのではなく、もう少し詳細な情報、例えば感染率が過去と比較してどうなっているのか、感染者の現状、またこれだけ感染者が増えたなら、医療機関の対処は万全なのかを総合的に判断して、下手に不安を煽るのではなく、現状に即した報道を心がけてもらいたいと常々思っています。

 また今月初旬から九州を襲った豪雨は九州各地で甚大な被害をもたらしています。特に熊本県南部では球磨川が氾濫し、土砂崩れや家屋の水没・倒壊でこれまでに60人以上が犠牲にとなっています。さらに豪雨は九州北部に北上し、福岡・大分両県にも被害が拡大しており、両県を流れる筑後川大分県日田市付近で氾濫しています。

 この度の豪雨により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被害にあわれた方々に心よりお見舞い申しあげます。

 また今回の豪雨でこれ以上被害が拡大しないことと、一日でも早く被災された方々が平穏な生活に戻られますことを切に願っております。

 

◆◆◆この記事の目次◆◆◆ 

はじめに

 

 また前置きが長くなってしまい申し訳ありません。今回も前回に引き続き野球関連の記事です。

 新型コロナウイルスにより中止を余儀なくされた春の選抜高校野球大会の出場32校を招待して来月10日から行われる「2020年甲子園高校野球交流試合」の組み合わせが先日決定しました。

 甲子園で初戦の組み合わせが発表されると私の愛読紙(?)である日刊ゲンダイは必ず紙面で初戦の勝敗を予想します。今年は1回戦のみの交流試合だけなので、ゲンダイが勝敗予想するかどうか不明でしたが、つい先日の紙面で‟本誌恒例”と銘打った勝敗予想が掲載されていました。そこで私もゲンダイに対抗(?)すべく、勝手に恒例化した今回の甲子園高校野球交流試合の勝敗を予測してみることにしました。

2020年甲子園高校野球交流試合の開催までのあらまし

 

 勝敗予想に行く前にちょっと2020年甲子園高校野球交流試合の補足を。Wikipediaと各新聞から引用と参照致しました。

 2020年甲子園高校野球交流試合は、今年の8月10日から6日間にわたって阪神甲子園球場で行われる高校野球の交流試合で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け中止になったされた今年春の第92回選抜高等学校野球大会の代替試合です。

 5月20日に夏の全国高校野球甲子園大会、通称‟夏の甲子園”が、やはり新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となりましたが、甲子園をホームグランドとする阪神タイガース阪神甲子園球場はこの大会の期間中のスケジュールをそのままにしていました。

 その後、全国で緊急事態宣言が解除され、また新たな感染者も下火になったこと、さらに学校現場も休校措置が解除され、部活動も再開されたことも踏まえ、6月10日に日本高野連はオンラインで開かれた理事会で、8月10日から甲子園球場で選抜大会に出場予定だった32校を招待して「2020年甲子園高校野球交流試合」を開催することを決定しました。

 日本高野連会長の八田英二さんは中止決定の際に「何らかの形で甲子園の土を踏ませてあげたい。」と発言しており、今回1試合だけですが、憧れの甲子園大会出場という夢に向かって頑張ってきた高校球児たちの希望が何とか叶うこととなり、本当に喜ばしいことだと思います。

2020年甲子園高校野球交流試合の概要

 

 2020年甲子園高校野球交流試合の概要について述べてみたいと思います。通常の大会とかなり概要も異なるようです。

 この大会に出場するのは今春の選抜大会に出場予定だった32校。開催期間は各都道府県の地方大会の日程を考慮し、8月10日 から12日、15日から17日と前半・後半に分け6日間(13、14日は予備日)で対抗試合各1試合(合計16試合)を行います。

 この記事を書いている時点では原則、無観客試合で行い、開会式は大会第1日目の第1試合に出場する2校で行います。組み合わせは7月8日に各校主将によるオンライン抽選会で決定しました。試合は1日最大3試合とし、9回時同点の場合は10回からタイブレークを採用します。ベンチ入りメンバーも3年生を1人でも多くという配慮から、例年の18人から2人増えて20人となっています。

 気になるTV中継ですが、毎年高校野球を全試合中継しているNHKは例年通りに地上波とラジオ第一で中継するそうです。また衛星放送のGAORAスカイAも例年と変わらず放送する予定となっています。自称‟高校野球マニア”の私としてはこれで一安心です。

2020年甲子園高校野球交流試合 組み合わせと日刊ゲンダイ VS 私の予想

 

 さて気になる対戦カードですが、大阪桐蔭VS東海大相模履正社VS星稜 といった今回も例年同様に見ごたえのある試合が多いです。いつものように下の表に対戦カードと日刊ゲンダイと私の勝敗予想を列記しました。

日時 対戦カード ゲンダイ予想 Kitajskaya予想
1日目1 大分商(大分)- 花咲徳栄(埼玉) 花咲徳栄 大分商
1日目2 明徳義塾(高知)- 鳥取城北鳥取 明徳義塾 明徳義塾
2日目1 天理(奈良)- 広島新庄(広島) 天理 広島新庄
2日目2 創成館(長崎)- 平田(島根) 創成館 創成館
2日目3 明豊(大分)- 県岐阜商(岐阜) 県岐阜商 明豊
3日目1 智弁学園(奈良)- 中京大中京(愛知) 中京大中京 中京大中京
3日目2 鹿児島城西(鹿児島)- 加藤学園(静岡) 鹿児島城西 加藤学園
4日目1 履正社(大阪)- 星稜(石川) 履正社 履正社
4日目2 磐城(福島)- 国士舘(東京) 国士舘 国士舘
4日目3 仙台育英(宮城)- 倉敷商(岡山) 仙台育英 仙台育英
5日目1 明石商(兵庫)- 桐生第一(群馬) 明石商 明石商
5日目2 帯広農(北海道)- 健大高崎(群馬) 健大高崎 健大高崎
5日目3 鶴岡東(山形)- 日本航空石川(石川) 鶴岡東 鶴岡東
6日目1 大阪桐蔭(大阪)- 東海大相模(神奈川) 大阪桐蔭 大阪桐蔭
6日目2 智弁和歌山(和歌山)- 尽誠学園(香川) 智弁和歌山 智弁和歌山
6日目3 白樺学園(北海道)- 山梨学院(山梨) 山梨学院 白樺学園

寸評

 

 次に予想の根拠を各試合ごとに考察したいと思います。

◆第1日目

 第一試合の大分商(大分)VS花咲徳栄(埼玉)

 日刊ゲンダイは高校通算48本塁打を打ち、プロ注目のスラッガー井上 朋也選手を中心とする強力打線を誇り、総合力では大分商を上回る実力を持ち、加えて2017年には夏の甲子園大会を制した花咲徳栄が有利としていますが、私はあえて地元の大分商の勝利とみています。

 大分商を押したのは地元贔屓もありますが、エースの川瀬 堅斗選手は兄にプロ野球福岡ソフトバンクホークス内野手を務める川瀬 晃選手を持つ井上選手と同じくプロ注目の右腕。現在では最速147㌔ですが、最速150㌔を目標としているそうです。

 ちなみに昨年のドラフトで明治大学から広島に1位指名された森下 暢仁投手も大分商のOB、もし今春の選抜大会で大分商が活躍していれば、久々の名門復活ということで地元も大盛り上がりだったのですが・・・。とても残念です。

 第二試合の明徳義塾(高知)VS 鳥取城北鳥取

 日刊ゲンダイも私も明徳義塾の有利と見ています。明徳義塾と言えば名監督の誉れが高い馬淵 史郎監督の采配も注目が集まります。明徳義塾は四国大会で他を寄せ付けず圧勝していますが、明治神宮大会では初戦で星稜には勝ったものの、続く2回戦で中京大中京に大差で敗れていることもあり、それが唯一の不安材料でもあります。

 ただ相手の鳥取城北知名度こそそれほどでもありませんが、秋の中国大会で準優勝した猛者。投打のバランスが良く、鳥取県勢には下馬評が高かった強豪校を撃破した過去もあります。たとえ明徳と言えども侮っていたら足元をすくわれることもあるかもしれません。

◆第2日目

 第一試合の天理(奈良)VS 広島新庄(広島)

 日刊ゲンダイと私と意見が分かれました。日刊ゲンダイ天理推し。天理は秋の近畿大会を制し、続く明治神宮大会でもベスト4と好成績を残しています。高校野球界では天理の活躍は枚挙の暇もありませんが、今年のチームにおいてはともに2年生の達 孝太投手と瀬 千皓選手の活躍にも注目の目が光ります。特に達投手は190㌢を超える長身左腕で、その端正な顔立ちからメジャーで活躍しているダルビッシュ有に例えられています。

 私は広島新庄推し。やはり野球王国広島の代表校で、広島新庄は名門広島商出身の前監督の迫田 守昭監督に鍛えられてきたたチーム。今年のチームは守りを重視しするカラーのようで、特に中国地区No.1左腕の秋山 恭平投手と秋田 駿樹投手の左の2枚看板は盤石のような気がします。

 第二試合の創成館(長崎)VS平田(島根)

 この試合は日刊ゲンダイも私も創成館創成館も平田もともに守りのチームのようですが、創成館は秋の九州大会では無失策と鉄壁の守備を誇っています。創成館は最近めきめきと強くなった学校であり、一昨年には初めてのプロ野球選手が誕生しており、勢いにおいてはやはり平田よりは分があるような気がします。

 対する平田も昨秋の大会では島根県内の強豪校を軒並み撃破し、中国大会に出場した経緯があります。中国大会では惜しくも1回戦で敗退していますが、持ち前の守り抜く野球を貫き通せば勝機も見え来るのではと思います。

 第三試合の明豊(大分)VS県岐阜商(岐阜

 これも意見が分かれました。日刊ゲンダイが有利とするのが、県岐阜商県岐阜商の監督はパナソニックや熊本の秀岳館で監督を務め好成績を収めた同校OBの鍛治舎 巧監督。今回の甲子園出場は2018年に県岐阜商の監督に就任して初めてになるので気合も十分だと思われます。また140㌔を超える投手を5人も揃えており、惜しくも敗退したとは言え、秋の東海大会でも明治神宮大会で日本一となった中京大中京に互角の勝負をしています。

 下馬評では県岐阜商が圧倒ですが、私があえて明豊を推すのは、昨春の選抜ベスト4を経験した172㌢と小柄ながら、プロ注目の逸材であるエースの141㌔左腕、若杉 晟汰投手が健在であること、九州大会を制し、秋の明治神宮大会で準優勝した健大高崎と互角の勝負をしたことから、明豊の方が県岐阜商よりも大舞台慣れをしていると判断しました。

 また鍛治舎監督が同じ九州の秀岳館の監督をしていたことから、やはり高校野球の名門校である智弁和歌山出身で、名将の高嶋 仁監督の下でコーチを務めていた明豊の川崎 絢平監督は、ある程度は鍛治舎監督の采配とかが読めるのではないかと思います。

◆第3日目

 第一試合の智弁学園(奈良)VS中京大中京(愛知)

 ともに高校野球の名門校同士、しかも甲子園の優勝経験を持つ両校、交流試合の好カードに一つでもあります。日刊ゲンダイも私も中京大中京推しです。

 中京大中京は昨秋の明治神宮大会の覇者であり、もし新型コロナウイルスの影響がなければ、愛知県勢初の選抜2連覇も達成できたのでは惜しまれます。153㌔の本格右腕でドラフト候補でもある高橋 宏斗投手と147㌔左腕の松島 元希投手のダブルエースが健在、今大会の出場校のうち屈指の投手力を誇っています。

 対する智弁学園も公式戦8試合で14本塁打、うち4試合がコールド勝ちと圧倒的な打線が自慢です。秋の県大会では近畿大会の優勝校の天理を大差で破っています。特に前川 右京選手はプロ注目の逸材です。ただ得点が多いのと同時に失点も多いので、そこをどうカバーするかが課題だと思います。

 第二試合の鹿児島城西(鹿児島)VS 加藤学園(静岡)

 初出場同士の対戦は日刊ゲンダイと私と意見が分かれました。日刊ゲンダイが推す鹿児島城西の監督は福岡ダイエー阪神などで活躍された元プロ野球選手の佐々木 誠監督。交流試合は佐々木監督の甲子園発采配となり、その采配が注目されています。チームとしては140㌔台を出すダブルエースを中心とした守りの野球が特徴です。

 一方の加藤学園ですが、小粒ながらも良くまとまったチームとの印象があり、秋の東海大会では県岐阜商に延長10回に惜しくもサヨナラ負けを喫しましたが、実力はかなりあると思います。鹿児島城西と試合はどちらが普段通りの野球ができるかが試合の鍵になってくると思います。

◆第4日目

 第一試合の履正社(大阪)VS 星稜(石川)

 交流試合屈指の好カードの一つで、奇しくも昨年の夏の甲子園大会の決勝戦の再現となった試合ですが、ともに履正社推しです。履正社は昨夏の優勝のマウンドにいた岩崎 竣典投手が健在、最速146㌔の本格右腕で抜群の切れと制球力があります。また190㌢の長身から147㌔の速球を投げ、ドラフト候補として注目されている内 星龍投手、さらに主将で4番の関本 勇輔選手の父親は元阪神関本 賢太郎選手、親子とも破壊力があり、その他レギュラーメンバーにも中学時代に日本代表入りした選手がいて、層の厚さが顕著です。

 対する星稜は、昨夏の準優勝のメンバーだった内山 壮真選手が今年は内野手から捕手へ転向、小柄な体形ながら打撃には破壊力があり、昨年にはU-18の候補に2年生ながら選出されており、プロ注目の逸材です。星稜は今年は「打のチーム」のようですが、投打の役者が揃った履正社にはあと一歩及ばない感があります。

 第二試合の磐城(福島)VS 国士舘(東京)

 この試合はともに国士館推し。国士館はここ数年来、甲子園出場が増えており、東京の高校野球の地図は国士館一色に塗り替えられているような気がするほど強くなってきた印象を受けます。かつて東京は帝京高校野球をリードしていましたが、今はその役割が国士館に取って代わったような感があります。

 21世紀枠出場の磐城ですが、春2回・夏7回甲子園出場経験がある伝統校、1971年の夏の大会では準優勝に輝いています。伝統の力と持ち前のディフェンス力で強豪相手に互角の勝負をしてもらいたいと思います。

 第三試合の仙台育英(宮城)VS 倉敷商(岡山)

 こちらも仙台育英で意見が一致しました。この交流試合では出場チームの投手が140㌔越えを記録する選手が複数いることを紹介していますが、仙台育英では何と7人もいるようです。ただ仙台育英の売りは投手陣ではなく、打撃陣のようで、ドラフト候補の入江 大樹選手、宮本 拓実選手を中心とした打撃陣は破壊力抜群で、明治神宮大会では惜しくも天理に敗れはしましたが、この試合3ホーマーとその片鱗を見せています。

 対する倉敷商、甲子園には春3回、夏10回出場と輝かしい戦歴があり、OBには元中日ドラゴンズ星野 仙一さんがいます。明治神宮大会には延長10回タイブレークの結果、惜しくも大会準優勝の健大高崎に敗れています。これといった有力な選手はおらず、小粒な感が否めませんが、却ってこういうチームが快進撃をすることも多々あるので、仙台育英も油断大敵だと思います。

◆第5日目

 第一試合の明石商(兵庫)VS 桐生第一(群馬)

 昨春夏の甲子園ベスト4ともし春の選抜が通常通りに開催されたら間違いなく、優勝候補の筆頭だった明石商が断然有利。明石商は昨年甲子園で活躍したエースの中森 俊介投手とリードオフマン来田 涼斗選手が健在。ともにドラフト上位候補でもあり、中森投手はMAX151㌔の剛速球が自慢、来田選手も強肩・強打・俊足と3拍子揃った今大会No.1外野手です。明石商は向かうところ敵なしの感があります。

 迎え撃つ桐生第一ですが、1999年の夏の甲子園で全校制覇の経験もあり、また数多くのプロ野球選手を輩出しています。チームとしては高校野球の振興校に珍しく、守りの野球が信条であり、明石商の攻撃を耐え忍んでいけば、勝機は十分にあると思います。

 第二試合の帯広農(北海道)VS 健大高崎(群馬)

 こちらも日刊ゲンダイも私も健大高崎推し。健大高崎明治神宮大会で準優勝していますが、その道のりは厳しかったようで、群馬大会3位から立ち上がり、関東大会を制覇、明治神宮大会でも先に述べた倉敷商と明豊をタイブレークの末に破り、その他の試合も1点差を制するという接戦をものにする力強さがあります。

 対する帯広農、漫画「銀の匙」やNHKドラマ「なつぞら」の舞台となった学校だそうです。今回は21世紀枠での出場ですが、過去には夏の大会で1度だけ甲子園に出場したこともあります。一昨年に金足農が農業高校として初めて、夏の大会で準優勝しましたが、帯広農にも農業高校旋風を是非吹き起こしてもらいたいものですね。

 第三試合の鶴岡東(山形)VS 日本航空石川(石川)

 これも日刊ゲンダイと同じ意見で鶴岡東推しです。鶴岡東は昨夏の甲子園では昨春選抜準優勝の習志野を破りベスト16入りを果たしており、私が注目しているチームの一つです。打撃陣が好調で、新チーム結成後県大会・東北大会を通じ8試合で87得点、そのうち6試合が2桁得点を叩き出しています。現在は山形県では敵なし、東北大会ではあと一歩のところで仙台育英に破れはしましたが、近い将来東北NO.1になるのではと期待が持てるチームです。

 日本航空石川は県大会・北信越大会の決勝でいずれも星稜に大差で敗れており、打倒星稜が第一の目標です。ただここも140㌔台をマークしている投手が2人いて、嘉手苅 浩太投手は190㌢、105㌔から最速147㌔の重い速球を投げ込み、田中 颯希投手は県大会・北信越大会のすべての試合で登板しており、この2人の投手陣を軸を中心とした守りの野球でいかに失点を防ぐかが勝機のポイントとなると思います。

◆第6日目

 第一試合の大阪桐蔭(大阪)VS 東海大相模(神奈川)

 こちらも交流試合屈指の好カードの一つで、白熱した試合が期待されます。甲乙つけがたいですが、日刊ゲンダイと同じ意見で大阪桐蔭推しです。

 大阪桐蔭のメンバーは誰一人甲子園でプレーした経験がなく、監督の西谷 浩一さんによると「このチームは甲子園に飢えている」そうで、飢えた野球エリートたちが大暴れする光景が目に浮かびます。投手陣もベンチ入りするメンバーがすべて140㌔台をマークしており、打撃陣も西野 力矢選手や三河  優太選手と行ったプロ注目の逸材を中心にチーム打率は4割を超え、屈指の攻撃力を持っています。

 対する東海大相模大阪桐蔭に負けず劣らずタレントが豊富です。昨夏の甲子園を経験したメンバーが8人も残り、中でも「4人で150本塁打」と豪語する打撃陣は破壊力抜群です。中でも注目は西川 僚祐選手。高校通算53本塁打と驚異的な長打力を誇ります。投手陣も左の2枚看板が柱となります。

 第二試合の智弁和歌山(和歌山)VS 尽誠学園(香川)

 この試合も日刊ゲンダイと私は同じ意見で智弁和歌山推しです。智弁和歌山は2017年夏から今回で6季連続出場となります。采配面も高嶋 仁監督を引き継いだ中谷 仁監督の采配が期待できます。選手層も厚く、1年生の時からずっとレギュラーを任されている細川 凌平選手は抜群の野球センスの持ち主であり、エースの小林 樹斗投手は最速148㌔を誇る本格派右腕で、甲子園の経験も豊富で、昨夏では星稜の奥川 恭伸投手と投げ合っています。

 香川の尽誠学園は久々の甲子園出場だと思っていましたが、2016年の夏に9年ぶりの出場を果たしております。かつての甲子園常連校であり、その意味では潜在的なポテンシャルも高いものと推測されます。今年のチームは安定した守備が特徴の「打たせて取る」守りの野球が信条となっています。

 第三試合の白樺学園(北海道)VS 山梨学院(山梨)

  この試合は日刊ゲンダイと意見が分かれました。日刊ゲンダイが推すのは山梨学院。山梨学院は激戦が続く関東大会では健大高崎に惜しくも敗れ準優勝とかなり力のあるチームです。山梨学院は昨夏にも甲子園に出場しており、甲子園慣れした経験者が2人おり、経験面としてはこれが有利に働くと思います。

 私が推すのは白樺学園白樺学園はオリンピック選手を多数輩出したスピードスケートが有名で、野球部はさほどではないと思っていましたが、これが大間違いでした。これまで夏の甲子園に3回出場し、昨秋の明治神宮大会ではベスト4まで進出しており、それも健大高崎に1点差の惜敗。野球部のレベルも相当高いと思います。今年のチームはドラフト好捕でもある片山 楽生投手を中心とした守りのチーム、片山投手は多采な球種を持ち、最速148㌔を誇る本格的右腕です。

おわりに

 

    交流試合まで約1月くらいありますが、果たして私の予想がどのくらい当たるのか?過去を振り返っても(と言ってもまだ3回しかありませんが)日刊ゲンダイには遠く及ばないのが実情です。今回はネットの情報をかなり詳細に取り入れてみましたが、それが吉と出るか凶と出るか、交流試合が終了する8月下旬くらいに再び記事にしたいと思います。

 例年なら今頃は地方大会開かれており、早い地区では甲子園の出場校が決まる時期でもあります。今年は地方大会が開かれてはいますが、それでお終いです。球児に取っては今年は新型コロナウイルスに翻弄された1年で、進路や将来についてもまだまだ不安の方が大きいと思います。これも繰り返しになりますが、1日でも早く新型コロナウイルスの問題が解決し、誰もが高校野球を純粋に楽しむことができるようになることを心より願っております。

 

追伸:当初はすぐに終わるだろうと思われたこの記事ですが、書いているうちにあれも書かなきゃ、これも書かなきゃとなって、文字数が9000字を超えました。原稿用紙にして23枚くらい・・・。時間も12時間以上かかりました。ブログ記事がなかなか交信できないのはこういった理由だからかもしれませんねえ!?

おまけ:過去の記事から

 

kitajskaya.hatenablog.com

kitajskaya.hatenablog.com

kitajskaya.hatenablog.com

f:id:Kitajskaya:20200711171132j:plain

阪神甲子園球場

 

参照:日刊スポーツ 2020年7月9日 大阪桐蔭東海大相模ほか/交流試合見どころ

   日刊ゲンダイ 

    2020年7月10日付 地方高野連は寄付集めに奔走

               高校野球 今こそNHKから放映権料を取れ

    2020年7月11日付 本誌恒例 8月10日開幕2020年甲子園高校野球交流試合

             完全予想 勝つ負ける学校

   Wikipedia 2020年甲子園高校野球交流試合

      高校野球ニュース 選抜大会 ドラフト候補・ドラフト会議

            野球部ベンチ入りメンバーと2020年注目選手

   高校野球ミュージアム 有名校メンバー         

 

お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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