五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

スポーツ界は主催者の胸三寸!?

今週のお題「冬のスポーツ」

 2月も中旬も過ぎ、後半へと差し掛かろうとしています。年始よりの寒波ですが、私の住んでいる静岡県藤枝市では、寒いとはいえ、年始のそれと比較して、少し緩んでいるように思われます。車のフロントガラスが凍結することも2月に入ってはありません。これももうすぐがそこの来ていることなのでしょうか?春という言葉を聞くと、もう還暦近いくたびれたオヤジですが、年甲斐もなくワクワクします!!

◆◆◆この記事の目次◆◆◆ 

 

はじめに

 さて今回の記事ですが、このブログは最近では政治色を表に出さないようにしています。理由としてはさほど国内外を問わず政治には知識がないので、無責任な言動になってしまうことと反論されたら言い返せないからです。

 ですので、あまり気乗りはしなかったのですが、巷で話題になっている政治がらみのスポーツ界の2つのことについて、書いてみようかなと思いました。というのも、いずれのケースでも主催者側の胸先三寸と言っては語弊があるかもしれませんが、悲しいことに主催者の思惑により結果が決まるという悪しき事態が、このひと月で起きてしまったということです。

 その1つは中国で開催され、先日閉幕した北京オリンピックで、もう1つは先月末に発表された春の選抜高校野球大会の出場校で、東海地区の2枠に、どういう訳か東海大会準優勝の聖隷クリストファー(静岡)が選出されず、ベスト4の大垣日大(岐阜)が選ばれたことです。

北京オリンピックへの疑問

 まずは北京オリンピック、そもそも新型コロナウイルスの感染拡大の中、その発生源となった中国で開催してもいいのか?という疑問が私の頭にありました。また昨年の東京オリンピックパラリンピック新型コロナウイルスの感染拡大を理由に、散々「中止にしろ!!」と声高に叫んでいたマスメディアが、こと北京オリンピックに関して、夏より新型コロナウイルスの感染拡大の規模が大きい冬の開催なのに、全く騒がず、むしろ大歓迎というか、開催を後押ししている姿勢にも、なんとなく違和感を感じていました。

 

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北京市

 そもそも中国って、‟平和の祭典”が開催されるにふさわしい国でしょうかねえ?問題になっている新疆ウイグル自治区での少数民族への人権抑圧をはじめ、最近では中国共産党幹部による性暴力の被害を受けた女性プロテニスの彭帥選手の消息不明問題、一触即発の危機を迎えていると言われている台湾との関係、何度も何度繰り返される中国漁船による我が国への領海侵入など、私には中国は独裁国家であり、侵略国家としての野心を剥き出しにしている‟ならず者”のような国家としか思えませんが・・・。

それでも日本人の活躍を見たさに、北京オリンピックのテレビ📺中継を見てしまう

 それでも4年に1回の‟平和の祭典”に向けて、日々努力や鍛錬を続けてきたアスリートの方々には何の罪もありません。また政治的背景を理由に活躍の場を剥奪することは、彼らにとっては理不尽であり、気の毒に思えて、本来はアスリートたちの健康と新型コロナウイルスの感染拡大を抑止する意味で1年延期が妥当だと思いつつ、あまり気乗りはしないままに北京オリンピックを静観することにしました。

 ただやっぱり日本のアスリートたちが活躍し、メダル🎖獲得という結果を残したことは嬉しいし、ついついテレビ中継📺を見てしまっていました。日本は今日で全種目を終え、3個・6個・9個の計18個と前回の平昌大会でのメダル数を5個も上回る好成績で幕を閉じることになりました。まだまだ終息の見通しすら立っていない新型コロナウイルス蔓延という逆境の中、練習環境などいろいろと制約があったと思いますが、それにめげずことなく結果を残したアスリートたちには頭が下がる思いがします。

北京オリンピック、施設面のトラブル

 でもねえ、国際社会に傍若無人の振る舞いをしてきた最近の中国のこと、何かしらのトラブルを起こすような気がしていました。と思ったら、やっぱり大会しょっぱなからトラブルが続出しました。例を挙げてみると、まず施設などのソフト面では、

・オリンピック前夜の北京市内を生中継していたオランダの記者を中国の自称‟ボランティア”の男性に妨害される。

新型コロナウイルス感染予防対策として、北京オリンピック公式アプリ「MY2022」の利用が義務づけられているが、このアプリから中国当局への情報漏洩が懸念され、欧米各国は私物のスマートフォンではなく、レンタルの端末を使用するなど注意を喚起した。

・雪の少ない北京で冬のオリンピックを開催したため、史上初の「100%人工雪」のオリンピックとなった。そのため選手たちから事故や怪我が懸念されており、日本のスノーボード女子代表の芳家里菜選手が練習中に転倒し、脊髄を損傷し、オリンピック出場辞退を余儀なくされた。また同じくスキーフリースタイル女子代表の近藤心音選手も練習中に右膝の靱帯を損傷し、ビックエアを欠場した。

北京オリンピック選手村で出されている食事に、韓国選手団から「貧相でしかも不味い」と不評を提起される。

北京オリンピック選手村で、距離女子スプリント・フィンランドカトリ・リリンペラ選手が宿泊する部屋から、天井のいたるところから大量の水漏れが発生、床が水浸しになり、一時避難するところまでを動画で撮影し、SNSに配信したが、何故かわずか数十分で削除された。

新型コロナウイルスPCR検査で陽性反応が出た選手を隔離させた宿泊施設が酷く、監獄の方がマシと評価された。 

と、私の知る限りの情報で問題となったケースを挙げてみましたが、それにしてもとても‟お粗末“の一言では片づけられない問題だと思います。現に事故も発生していることですし、大会期間中にこれ以上の大きな事故がなかったことは不幸中の幸いでしたが・・・。いくら国の威信をかけると言っても、そもそも雪があまり降らない所に、オリンピックを招致すること自体、いささか無理があると思うのですけどねえ!?

北京オリンピック、ルールや判定を巡るトラブル

 始まる前から御難続きの北京オリンピックですが、競技が始まっても、ルールや判定を巡ってのトラブルが続出します。

フィギュアスケート団体で金メダルを取ったROC(ロシア・オリンピック委員会)で、出場したカミラ・ワリエワ選手に2021年12月にドーピング違反が発覚、ワリエワ選手の出場は許可されたが、IOC国際オリンピック委員会)はメダル授与式は問題が解決するまで行わないことを発表した。

スキージャンプ混合団体で、日本の高梨沙羅選手を含む4か国5選手(いずれも女子)が飛躍後の検査で「スーツ規定違反」で失格となった。

・河北省張家口市で開催されたバイアスロンで、強風が吹く中開催されたため、あまりの寒さに「鼻に凍傷が出来た」「銃に弾を詰め直すのに苦戦した」など選手から不満が続出。大会の規定では「氷点下20℃以下だとレースは中止する」とあるが、体感温度は氷点下30℃以下だったと選手団の関係者は異常な寒さを指摘している。

ショートトラック混合2000㍍リレー準決勝で、2位のアメリカが走行妨害で失格、繰り上げで中国が決勝に進出し、そのまま決勝を制して金メダルを獲得した。

・同じくショートトラック男子1000㍍準決勝で、上位に入賞した韓国の2選手が、ビデオ判定でレーン変更違反で失格となり、中国の2選手が決勝に進出。決勝でも1位のハンガリーの選手が違反行動とみなされ失格、中国の選手が金・銀と2つのメダルを獲得した。

スピードスケート男子500㍍決勝で、中国の選手のメダルが確定した後、上位最後の2組で不可解なフライング判定が連続して発生。優勝候補の日本の新濱立也選手とカナダのローラン・デュブルイユ選手が影響を受け、新濱選手は20位、デュブルイユ選手は4位に終わり、中国の選手が優勝した。

スピードスケート女子1500㍍で、日本の髙木奈菜選手がラスト1周でアウト優先のルールを中国の選手が無視し、接触するというアクシデントが発生し、髙木選手は入賞は果たしたものの、8位と残念な結果に終わってしまった。

スノーボードアルペン女子ジャイアントスラロームの決勝トーナメント1回戦で、日本の竹内智香選手が、転倒の際に同走のドイツ選手を妨害したとして、失格処分。この時の審判員8名中6名がドイツ人だった。

とまあ、私の知る限りのことを列記してみましたが、疑惑のオンパレードである印象は脱ぎきれません。特に中国贔屓の判定が目立っており、そのあからさまな判定には、怒りを通り越して、飽きれるばかりで、そこまでして勝ちたいかという嫌悪感を感じています。

 今までのオリンピックでも疑惑な判定があったことは事実ですが、今回の北京オリンピックほど露骨なものはないし、何よりも件数が違いすぎます。

 NHKの元アナウンサーでスポーツの実況として活躍された刈谷富士雄さんは、一連の協議を巡るトラブルについて、以下のように報知新聞に寄稿されています。

 公平、公正、明確さ。スポーツの生命線である、これら三つを保てなければ、いかに名勝負があったとしても意味がないものだ。公平、公正性を保てなければ、ルールの運用を明確にしなければならない。しかし、そのルールを運用する側のIOCや大会組織委の対応があまりにも不明確で、混乱に拍車をかけてしまっている。特にショートトラックは中国寄りの“不可解な判定”が多く、腹立たしくさえ思ってしまう。                                                                                                                                              2022年2月14日 スポーツ報知記事より引用

 刈谷さん以外にも北京オリンピックの不可解な判定には憤りを感じた著名人も多く、反面教師として、スポーツマンシップを改めて考え直すいい機会になったのではないかと思います。

2020年北京オリンピックと1936年ベルリンオリンピックの違い

 これら一連のトラブルを見て思ったのは、国家としての‟品格“でした。独裁国家のオリンピックとしては、1936年のベルリンオリンピックと比較されます。同じく国家の威信をかけたプロパガンダともされる一大国際イベントですが、誤解をされる言い方ですが、ナチスドイツの開催したベルリンオリンピック中国共産党が開催した北京オリンピックでは出来栄えには雲泥の差があります。

 ナチスは「ベルリンオリンピックを史上最高のオリンピックにする」というスローガンのもと、莫大な予算の下で最高の設備が設けられました。選手村には各国の住環境に合わせており、スイス・オーストリアには羽根布団、日本人には綿布団が用意されたといいます。食事もアメリカ人にはビフテキ、フランス人は良質なワイン🍷、イギリス人には紅茶、日本人にはご飯🍚と漬物が用意されたといいます。

 ナチスのその後の政策には非難しかありませんが、それでもこの国家を挙げた‟おもてなし”により、大会は大成功し、ドイツの威信は拡大し、結末は悲劇的ですが、これによりドイツは経済大国へとして発展したことは事実です。また与えられた職務に対して、いいものを作り上げていこうというドイツ人の‟職人気質”というものが、顕著に表れた結果だと思います。

 翻って中国はどうでしょうか?さすがにソフト面でも実際の競技を見ても、誰が見ても「大成功」とは言い難いと思います。(ただIOCのバッハ会長は「大成功」と絶賛したらしいですが・・・。)いい加減な設備面や自国に有利な判定などを見るにつけて、中国のどことなく「自分さえよければいい」という‟卑しさ”みたいなものが滲み出ており、これは2002年のサッカーの日韓ワールドカップでの韓国のような後味の悪さを感じてしまいました。

北京オリンピック後の中国は?

 奇しくも今回のオリンピック組織委員会が掲げた今大会のモットーは「Together for a Shared Future(未来に向かって一緒に)」だそうです。しかし、一連の対応を振りかえってみて、私にはそれがブラックジョークに思えてなりません。

 中国としては、北京オリンピックを成功させ、国際社会に偉大さを見せ付け、強国として今まで以上に傍若無人に振舞おうとする皮算用があったかもしれませんが、こうしたお粗末な大会を見るにつけ、却って中国の威信が急降下し、共産党一党独裁体制の崩壊の序曲になるのではないかと私は見ています。(あくまでもこれは私の所見であり、申し訳ありませんが、このことに関するエビデンスはありません。)

東海大会準優勝 聖隷クリストファー高校、まさかのセンバツ落選

 次に春の選抜高校野球大会の出場校を巡っての不可解な決定について述べてみたいと思います。

 3月18日から13日間、阪神甲子園球場で開催される第94回選抜高等学校野球大会の選考委員会が先月28日に開かれ、出場する32校が決定しました。東海地区では秋の東海大会で優勝した静岡県日大三島と同ベスト4で準決勝で日大三島に敗れた岐阜県大垣日大の2校が選ばれました。秋の大会で準優勝した静岡県聖隷クリストファーはまさかの落選。

 これまで準優勝した高校が落選したケースは、決勝で相手方に大差を付けられて負けたために推薦から漏れた場合がありましたが、聖隷クリストファーの場合はそうではなく、東海大会の決勝で日大三島に3-6と3点差で敗れています。一方の大垣日大は準決勝で日大三島にコールド寸前で得点を奪い、5-10で敗退しています。両試合を比較してみて、聖隷クリストファー大垣日大との失点差は2点少なく、しかも大垣日大がコールド寸前だったこと考えてみても、明らかに選考がおかしいことが分かります。

聖隷クリストファー落選、各界の反応

 この聖隷クリストファーの落選については、疑問視する声が圧倒的に多く、選考理由が曖昧なこともあって、静岡県高野連には苦情が殺到しました。この問題はさらにヒートアップし、ついには末松信介文部科学大臣は2月4日の会見で「選考基準については必要に応じて主催者は学校に丁寧に親切に説明するべき」と語っており、また静岡県川勝知事も「選抜において大きなミスをしたといえると思う。」と述べました。

 聖隷クリストファーの地元の浜松市鈴木康友市長に至っては怒りが爆発し、「高校野球史上の汚点だ」と怒りをぶちまけました。聖隷クリストファーの甲子園出場を求めて、野球部のOB会がインターネット上で署名活動を始め、18000人を超える署名が集まりました。(署名は高野連が出場校の数は変更しないという決定を受け、終了しています。

 この問題は野球界でも問題となっており、メジャーリーグパドレスダルビッシュ投手、元巨人で野球解説者の上原浩治さん、元智辯和歌山高校の監督の高島仁さんらも聖隷クリストファーの落選に疑問を呈しています。

 

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阪神甲子園球場

聖隷クリストファー高校とは?どういう学校

 今回のケース、センバツ大会に準優勝の高校が選出されず、ベスト4の高校が選出されたケースが過去にあったかというと、1970年に東京大会で準優勝をした京商の例があります。帝京商工はこれを不服として、高野連を相手取り訴訟を起こしています。残念ながら帝京商工の甲子園出場はなりませんでしたが・・・。ただ帝京商工は当時かなりやんちゃな学校であり、これが選ばれなかった理由だと言われています。

 では聖隷クリストファーはどうなのか?昔はともかく今現在では不祥事を起こしているような噂はなく、ネット上での評判も悪くはありません。ですので、問題がある学校だから出場できないという訳ではなさそうです。

 聖隷クリストファー高校は浜松市北区にあり、1966年に創設された私立の中高一貫校です。イエス・キリストの教え「隣人を自分のように愛しなさい」を建学の精神とし、真理と愛に立脚した国際的視野を持ち、世界の平和と人類の福祉に積極的に参画する人物の育成を目指しています。また進学実績も県内の公立の進学校並みで、毎年数十名が国公立大学に進学しており、中では現役で難関大学や国立の医学部に進学しています。

www.seirei.ed.jp

聖隷クリストファーが落選した理由 ~ 高野連の説明

 センバツ大会の東海地区の出場校を巡って、聖隷クリストファーが落選し、大垣日大が選出された理由として、高野連鬼嶋一司委員長は以下のように述べています。

聖隷クリストファーは頭とハートを使う高校生らしい野球で、2回戦、準決勝で9回に見事な逆転劇を見せた。立派な戦いぶりだった。大垣日大は特に前評判の高かった静岡高校の吉田投手を打ち崩した連打は見事だった。また、2回戦で優勝候補の一角だった愛知1位・享栄高との戦いぶりはレベルが高く見応えがあった。個人の力量に勝る大垣日大か、粘り強さの聖隷クリストファーかで賛否が分かれたが、甲子園でどちらが勝つ可能性が高いかを基準にした結果、投打に勝る大垣日大を推薦校とした。」

 この説明で納得する人は少ないのではないかと思います。甲子園で勝つ可能性を基準にしたというなら、鳴り物入りで導入された21世紀枠などは必要がないのではないかと思います。そもそもこの21世紀枠、当初は2校だったのがいつの間にか3校~4校になっており、選考の基準もいまいち曖昧な印象を受けます。

 昨秋の東海大会で、聖隷クリストファーはエースと正捕手を欠き、控えの選手で戦って準優勝の栄冠を勝ち取りました。まさにチーム力の勝利と言っていいと思います。もしレギュラーメンバーで戦って、準優勝したとしたら聖隷クリストファーは選出されたのでしょうか?

 それに「個人の力量に勝る」とありますが、本来野球は団体競技であり、特に高校野球はチームプレーが要求されるのではないでしょうか?チーム一丸となって勝利する姿が称賛されるにであって、そこに個人の裁量とか持ち出すのは、何かフェアでないような気がします。高校生はプロではないんだから・・・。

 元横浜高校の野球部部長で多くのプロ野球選手を育てた小倉清一郎さんも鬼嶋さんの説明に疑問を呈しており、「その基準ならば昨年のセンバツを制した東海大相模明徳義塾が当落線上で落選したことと、辻褄が合わなくなる。」と日刊ゲンダイの連載で述べられています。

 それにしても、可哀想なのは聖隷クリストファーの選手たちだと思います。鬼嶋さんの発言により、自分たちは劣っていると言われたようなものですからねえ!!投打に勝る大垣日大と言いますが、岐阜県大会の決勝でその大垣日大を破った中京東海大会で聖隷クリストファーは逆転で破っています。そもそも選考委員の方々は東海大会の試合を見たのでしょうか?何かとってつけたような説明に憤りさえ感じられました。

聖隷クリストファーが落選した理由 ~ 表沙汰にしたくない理由があった?

 ただネットで聖隷クリストファーの落選の理由を調べてみると、聖隷クリストファーは「故意に走塁妨害を狙うようなアンフェアなプレーが多い」と指摘する高校野球関係者があり、それが東海大会準決勝の対中京戦で、9回表の逆転劇につながった、というものがありました。

 この説についてですが、そういう指摘があるならば、試合からは3か月以上も過ぎた時点ではなく、何故その時点で言わなかったかという疑問が残ります。その時点で聖隷クリストファーの野球部関係者に直接言って、改善や教育的な指導を求めていれば、このような悲劇は生まれなかったのではないでしょうか?またそれを理由にするのであれば、全国規模で調査をしていかないとそれこそフェアではないと思います。

 また聖隷クリストファーは「故意に走塁妨害を狙うようなアンフェアなプレーが多い」というのであれば、それはジャッジする審判員の目にはどう映っているのでしょうか?審判が走塁妨害と認めたのであれば、それは走塁妨害であり、野球のルールに反さない限り問題はないのではないのでしょうか?一瞬の隙をつくのも野球のセオリーだし、醍醐味だと思うのですけどねえ・・・。

 それに「故意にファールを誘う」のであれば、サッカーやラグビー、特にラグビーではジャッカルはどうなるでしょうか?テレビの中継で散々称賛されている印象を持ちますけど・・・。サッカーやラグビーがOKで、野球がダメなどそれこそフェアではないと思います。

聖隷クリストファーが落選した理由 ~ 私が思う理由と打開策

 聖隷クリストファーセンバツに落選の理由、私が思うに東海地区2校の枠に静岡県の学校が2校があったらまずい、これだと思います。静岡県は形の上では東海地方に属するようですが、東海地方といえば、東海3県(愛知・岐阜・三重)のイメージが強く、テレビの天気予報を見ても、東海3県と静岡県は別に放送されます。ですので静岡県の高校が東海地方の代表2校と言われても、高校野球関係者には抵抗があったのではないかと思います。当然のことながら、センバツの選考委員の方々は否定されていますけど・・・。

 それで改善策ですが、今回はセンバツ選考委員の不手際で混乱を大きくしたのだから、やはり聖隷クリストファーを正式に出場させ、大垣日大を‟特別枠”として33校目として出場させる方法をとればいいと思います。もしそれが叶わないのであれば、センバツ開始前に甲子園球場で、聖隷クリストファー大垣日大がどちらの力が勝っているかを試合をさせてみればいい。そうすれば、お互いに蟠りも残らず、甲子園出場という希望もかなえられると思うのですが、いかがなものでしょう!?

 今回のケースでセンバツの選考方法の在り方がクローズアップされました。代表校の選出や21世紀枠の在り方について、いろいろと問題が露出し、今までの密室協議では最早やっていけないと思われます。やはり選出方法を明確にし、コールドなどの大差がない限り、「優勝校」「準優勝校」は必ず選出されるようなルール作りが必要だと思います。

おわりに

 今回の記事で北京オリンピック聖隷クリストファーの件を記事にしました。何れのケースも主催者側の思惑により、判定がいかようにもなることを書き上げました。我々のようにスポーツの才覚もなく、もくもく働くサラリーマンにとって、スポーツ選手の活躍は日々の生活の潤いになり、私たちに感動を与え、勇気づけるものでもあります。そのためにはフェアな精神が必要であり、‟生き馬の目を抜く”ような騙しあいが続く現状であってはならないと思います。

 勝者には勝算はもちろんのことですが、北京オリンピックでの高梨沙羅選手や髙木奈那選手、そして聖隷クリストファーの選手たちにも頑張ったことに対しての感謝のエールを送りたいと思います。

 

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参照:産経新聞 2022年2月13日付 1面

         北京五輪トラブル続出 広がる不信「史上最悪」の声

        2022年2月19日付 1面

         ドーピング 旧ソ連からの闇 ワリエワ「支持」異質な露社会     

     日刊ゲンダイ 2022年2月14日付 松坂、涌井、筒香を育てた 鬼の秘伝書 

       聖隷クリストファーを33校目としてセンバツに出すべきだ

                    元横浜高校野球部部長 小倉清一郎

   YAHOO!JAPANニュース 2022年2月14日配信 スポーツ報知

     刈屋富士雄氏が指摘 不可解、茶番、史上最低五輪で終わるのか―

      「カーリング精神」の尊さが光…北京五輪前半総括

   ホロコースト百科事典 1936年ナチス政権下でのベルリンオリンピック

   ヒットラーの経済政策 武田知弘 祥伝社新書

     第1章600万人の失業対策 オリンピックをビックビジネスに変える

   DAIAMOND ONLINE ライフ・社会 ニュース三面鏡 小林信也

                センバツ高校野球で強豪校が落選、

                      選考委員会が苦慮する「言えない事情」とは

   NEW ポストセブン スポーツ 2022年2月13日付

    聖隷センバツ落選問題 選考委員が告白「責任を痛感しています…」

    センバツ選考委員 聖隷落選の結論の瞬間「大変なことになると思った」

   聖隷クリストファー中・高等学校 教育理念

   Full-Count なぜ聖隷クリストファーではなく大垣日大が選ばれた?

                       選考委員が語った選出の理由

   PRESIDENT Online 

    本音"を隠す高野連…出場が確実視された聖隷クリストファー

                   「センバツ落選の"本当の理由"」

写真:無料写真素材 写真AC 

    北京オリンピック2022のイメージ craftbeermania

    景山公園から見た紫禁城 マロママ

    阪神甲子園球場 hshk

 

お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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