五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

暑日虚誕

 6月も今日でお終い、明日から7月いよいよ本番です。それにしても暑い。全国各地で今年は梅雨明けが異常に早いようで、各地で史上最短の記録を更新しています。私の記憶している限りでも、6月に梅雨が明けるなんて今までなかったと思います。

 そうなると心配になるのが。すでに四国では四国の水瓶である高知県早明浦ダムがこの夏のは貯水率が0%になる可能性があるそうです。水不足では思い出されるのが1978年から翌1979年にかけて発生した福岡市渇水。あの頃私は高校1年生でしたが、5月頃からニュースで報道され始め、夏になっても秋になって、そして冬になってもまとまった☂は降らず、3月になってようやくまとまった雨が降りました。福岡市の給水制限は287日に及び、ニュースでは中州の屋台の人々の困惑ぶりを報道していたのが、記憶に新しいです。

 福岡市は1994年から1995年にかけて九州北部から関東地方にかけて発生した渇水でも甚大な被害が出ており、給水制限は1978年のよりも更に長い295日を記録しています。ただ私、この渇水についてはあまり記憶がないんですね。当時の勤務地は埼玉県の東武東上線沿線でしたが、その前年の米不足の方が印象に残っています。あの頃はタイ米が話題になりましたね、あの頃は大変だった・・・。

 それと電力不足も懸念されていますね。原油価格の高騰と加え長引くロシアとウクライナの戦争により、すでに東京電力エリアでは電力需給逼迫警報が発令されています。幸いにも大事には至らなかったようですが、これは東海地方に住んでいる私たちにも例外ではありません。

 逼迫した電力不足に対処するため、私が購読しているブログの方方から「原子力発電所を何故稼働しない?」という疑問の声も上がっていますし、私もそう思います。

 確かに原子力発電はリスクはあると思いますが、東日本大震災の教訓から、安全に対する一層の努力はしていると思いますし、事実中部電力浜岡原子力発電所は、稼働していないにもかかわらず、弛まぬ安全性の確保と周辺自治体へ環境の取り組みを熱心にPRしています。勿論原発事故の再発の可能性は0ではありません。ただ最悪な状態を回避すべき企業努力を私たち理解すべきかと思いますが、どうでしょう。

 

浜岡原子力発電所 原子力

 それに原発廃炉にするのであれば、代価になるエネルギー対策をもう少し真剣に取り組まないのでしょうか?化石燃料を使用しCO₂排出量が何かと問題になっている火力発電ですが、何故「CO₂排出量が原子量発電並みの火力発電所」という発想が出てこないのか、これが私には不思議で仕方がありません。

 巷で言われる再生可能エネルギーですが、太陽光発電にしろ風力発電にしろ、晴れた日や風のある日でしか稼働できないなど如何せん効率の悪いことが指摘されています。九州電力によれば、原子力発電所1基分の電力を太陽光発電で賄うには山手線の内側の面積の広さが必要とされており、だとすれば、太陽光発電は雨が降らずに莫大な面積があるサハラ砂漠のような場所でしか適切な場所がないでしょう。

 太陽光発電について更に言えば、太陽光発電は著しく環境を破壊している現状があります。太陽光発電の中でも大規模な発電量を持つ産業用の発電設備であるメガソーラーは広大な土地が必要とされます。日本では山間部が利用され、そのため森林伐採が発生し、著しい環境破壊が発生しています。

 昨年の7月に静岡県熱海市伊豆山地区で大規模な土砂崩れが発生しましたが、土砂災害が発生した近くに大量の太陽光パネルがあり、その因果関係は不明ですが、パネル設置のために周辺の土砂を採掘したのだから、何らかの影響があったのは否めないと私は思います。憶測でものを言ってはいけませんが・・・。

 

太陽光パネル

 更に言えば、太陽光パネルは鉛やカドミウムといった有害物質を含み、また電極やシリコンを何層も強固に接着してできており、分離してリサイクルするのが難しく、再使用も出来ないため、20~30年の寿命を迎えると産業廃棄物として処理場に埋め立てられるようです。総務省の概算だと、2040年の太陽光パネル廃棄量は約80万トンと2015年の300倍超になる見込みで、これは1年間に全国の処分場に埋め立てられる量の約8%に当たります。

  産業廃棄物として処理されるので、コストがかなり係るので、そうなってくると懸念されるのが不法投棄の問題。有害物質を含む廃棄物を山林に投棄すれば、自然環境破壊することのみならず、雨水を通して知らず知らずに有害物質が人体を蝕んで行きます。まあこれは原子力発電にも当てはまらないことではありませんが・・・。

 太陽光発電が普及し始めた頃は東日本大震災という未曾有の災害が発生したため、致し方ないことかも知れませんが、「クリーンな再生可能なエネルギー」「CO₂排出量が少ない」といった甘い言葉をささやかれ、本来チェックすべきであるデメリットの方も検討すべきではなかったかと思います。政治家やマスメディア、そしてメーカーは子のデメリットについて、今後真摯に取り組んでいただけることを期待しております。ちなみにCO₂排出量は太陽光発電原子力発電の約2倍の排出量があるようです。

 最後に節電について、前述した通り、ここ数日は電力不足が逼迫な状態で、そんな中でTV局では「節電」を呼びかけています。でもある情報番組で司会者が専門家に「節電のために私たちに出来ること?」を聞いて、「テレビのスイッチを切ること」と答えたエピソードがあったそうです。これを受けてテレビ局側は差し触りないクールビズをアピールするなどして誤魔化していますが、本来するべきはずの‟放送の自粛”は今のところ行っていません。

 新型コロナウイル感染拡大が危ぶまれたとき、外食産業や流通業・小売業、サービス業などに就業の自粛を執拗に迫っていたテレビ局。私としては勇気ある決断に期待をしたいのですが・・・。

 

 

参照:マモリ屋 【日本の水不足】過去に発生した渇水のまとめ!被害や状況は?

   九州電力 太陽光発電Q&A

   原子力産業新聞 毎日新聞が異例の「太陽光発電の公害」を告発! 

                     ただ莫大な国民負担には触れず!

   NIKKEI STYLEキャリア デンシバSpotlight

                       太陽光パネルパネルが有害ゴミに?2040年には廃棄量300倍に

写真:無料写真素材 写真AC 佐用町のひまわり畑 KozieZ400GP

               太陽光パネル iPhoneR

 

お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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