五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

秋の静岡学生野球リーグ、静岡大悲願の三連覇ならず!!大逆転でリーグ戦を制したのは静岡産業大学

◆◆◆この記事の目次◆◆◆ 

はじめに

 

 10月も半ばを過ぎて、ようやくエアコンいらずの生活になってきました。朝晩のそれなりに冷えてきましたが、通勤、特に行きの車内🚙では、ドアを閉め切っていればまだまだ蒸し暑く感じます。何でこんなことを言うかというと、最近は交替勤務で夜勤が多く、朝方や深夜にコンビニで弁当🍱を買い、車の中で休憩がてら食べているからで、さすがに窓を開けっぱなしにする訳にいかないからです。

 疲れ知らずの昔ならそのまま家🏠に帰ったことですが、還暦間近の今の自分にとってはこうでもしないと体が持たなくなってきています。金欠なのでしばらくは働かねばならなくなりましたが、早く悠々自適な老後を迎えたいと思っています。でも薄々は気付いていますが、何か無理なような気します・・・。

静岡産業大学、19年(39季)ぶり3度目の優勝を飾る

 

 私は何年か前から私は世間ではあまり注目されることがない超マイナーな静岡県学生野球リーグについての記事を書いてきました。願わくは私の記事を読んでくれて、この少しでも静岡学生野球リーグが注目することされればと思っているのですが、1日のアクセス数がわずか20~30の泡沫ブログではとても無理でしょうけど!?

 さて、2022年の秋季静岡学生野球リーグは10月9日に閉幕しました。注目の結果ですが、静岡産業大学が2003年春以来19年ぶり(39季)、3回目の優勝を果たしました。

 以下は順位表です。今季も新型コロナウイルスの影響でしょうか、常葉大学静岡キャンパス聖隷クリストファー大学がともに2試合を出場辞退しています。

 

順位 大学名 試合数 勝利 敗退 引分 勝率
1 静岡産業大学 14 12 2 0 0.857
2 日本大学国際関係学部 14 11(4) 3 0 0.786
2 静岡大学 14 11 3 0 0.786
4 東海大学静岡キャンパス 14 9 5 0 0.643
5 常葉大学浜松キャンパス 14 6 8 0 0.429
6 静岡理工科大学 14 4 10 0 0.286
7 常葉大学静岡キャンパス 14 2 12(2) 0 0.143
8 聖隷クリストファー大学 14 1 13(2) 0 0.071

    注)①日本大学国際関係学部 勝利のうち4つは不戦勝

      ②常葉大学静岡キャンパス 敗退のうち2つは出場辞退によるもの

      ③聖隷クリストファー大学 敗退のうち2つは出場辞退によるもの

 

 歴代の優勝校です。なお浜松大学は現常葉大学浜松キャンパスです。

 

年度  優勝校 優勝回数 2位
1999年秋 浜松大学 静岡大学
2000年春 浜松大学 2 静岡産業大学
2000年秋 静岡産業大学 浜松大学
2001年春 静岡大学 浜松大学
2001年秋 浜松大学 3 静岡大学
2002年春 静岡大学 2 浜松大学
2002年秋 日本大学国際関係学部 静岡大学
2003年春 静岡産業大学 2 東海大学海洋学
2003年秋 浜松大学 4 静岡大学
2004年春 日本大学国際関係学部 2 東海大学海洋学
2004年秋 東海大学海洋学 静岡産業大学
2005年春 日本大学国際関係学部 3 東海大学海洋学
2005年秋 東海大学海洋学 2 日本大学国際関係学部
2006年春 日本大学国際関係学部 4 静岡産業大学
2006年秋 日本大学国際関係学部 5 浜松大学
2007年春 日本大学国際関係学部 6 東海大学海洋学
2007年秋 日本大学国際関係学部 7 東海大学海洋学
2008年春 東海大学海洋学 3 日本大学国際関係学部
2008年秋 日本大学国際関係学部 8 東海大学海洋学
2009年春 東海大学海洋学 4 静岡大学
2009年秋 日本大学国際関係学部 9 浜松大学
2010年春 東海大学海洋学 5 浜松大学
2010年秋 日本大学国際関係学部 10 東海大学海洋学
2011年春 日本大学国際関係学部 11 東海大学海洋学
2011年秋 日本大学国際関係学部 12 浜松大学
2012年春 日本大学国際関係学部 13 浜松大学
2012年秋 浜松大学 5 日本大学国際関係学部
2013年春 日本大学国際関係学部 14 常葉大学浜松キャンパス
2013年秋 日本大学国際関係学部 15 常葉大学浜松キャンパス
2014年春 静岡大学 3 常葉大学浜松キャンパス
2014年秋 日本大学国際関係学部 16 静岡大学
2015年春 常葉大学浜松キャンパス 6 日本大学国際関係学部
2015年秋 日本大学国際関係学部 17 東海大学海洋学
2016年春 日本大学国際関係学部 18 東海大学海洋学
2016年秋 日本大学国際関係学部 19 静岡大学
2017年春 日本大学国際関係学部 20 静岡大学
2017年秋 日本大学国際関係学部 21 東海大学海洋学
2018年春 日本大学国際関係学部 22 東海大学海洋学
2018年秋 日本大学国際関係学部 23 静岡産業大学
2019年春 東海大学海洋学 6 日本大学国際関係学部
2019年秋 日本大学国際関係学部 24 東海大学海洋学
2020年春         ―  
2020年秋 日本大学国際関係学部 25 静岡産業大学
2021年春 日本大学国際関係学部 26 静岡産業大学静岡大学
2021年秋 静岡大学 4 日本大学国際関係学部
2022年春 静岡大学 5 日本大学国際関係学部
2022年秋 静岡産業大学 3 日本大学国際関係学部、静岡大学

 

2022年秋季リーグ 開幕時の予想

 

 次に2022年秋季リーグを振り返ってみます。

 開幕当初、静岡大の大学初のリーグ3連覇が話題となっていました。ただこれ後で知って吃驚したのですが、静岡大学は4年生の主力大半が春のリーグ戦・大学選手権後に引退してしまったようです。しかし大学史上初の連覇を果たし、また春の全国野球選手権で好投した静岡大の二刀流の速水 龍太投手は残り、また全国の舞台を経験した吉田 哉太投手や主砲の佐藤 啓介選手など頼もしい3年生を軸に投打にバランスがよく、優勝候補の筆頭と言えました。

 静岡大に対抗するのが、日本大学国際関係学部。特に日本大学国際関係学部は春のリーグ戦で出場辞退をしており、もしその2つ勝利していたら、優勝した静岡大学と同率首位だったので、秋季にかける意気込みが強かったようです。日本大学国際関係学部はリーグ最多の26回の優勝を誇り、鈴木 礼央投手・播磨 仙一投手の2枚看板を柱に、今季こそ王座奪還に望みました。

 静岡産業大学は秋季リーグ開幕当初は、新型コロナウイルスの影響で、調整が思うように行かなかったようです。それでも春季リーグで4勝を挙げた見目 大弥投手や指名打者渡辺 笑生選手ら期待の1年生が揃っており、今季のダークホース的な存在でした。

 春季から東海大学海洋学部から名称を変更した東海大学静岡キャンパスは、1,2年生を中心に有望な選手が多く、接戦をものにし、今季は上位進出を目指しますが、あわよくば優勝という期待もかかります。その東海大静岡キャンパスと同じく6回のリーグ優勝がある常葉大学浜松キャンパス、なかなか低迷から脱出できませんが、今季は投手力がいいので上位へ何とか食い込みたいところでした。

 静岡理工科大学は今季は部員がわずか13名、少ない人数ですが少数精鋭で頑張ってもらいたいたかったです。また春季は新型コロナウイルスの影響で出場辞退をした常葉大学静岡キャンパス聖隷クリストファー大学、今季は春からの順位を少しでも上げることが期待されました。

熾烈を極めた最終節、最後に勝ったのは静岡産業大学

 

 静岡学生野球秋季リーグは、最終節を前に静岡大学が開幕から11連勝と主力がいなくなったことを感じさせない強さを見せつけましたが、最終前節と最終節には、静岡産業大学日本大学国際関係学部との試合があり、破竹の勢いの静岡大学の連勝を止めたのは静岡産業大学でした。

 最終前節静岡大学 VS 静岡産業大2回戦、静岡産業大学の先発は春4勝をあげ、新人賞を獲得した期待の新人の見目 大弥投手でした。見目投手は軽快なテンポで投げぬき、静岡大学の得点を失策がらみの1点に抑える好投を見せました。

 この結果、最終節を前に静岡大学11勝、静岡産業大学10勝とデッドヒート、日本大学国際関係学部・東海大学静岡キャンパスがともに9勝で優勝の可能性を残しました。

 迎えた最終節、静岡大学日本大学国際関係学部と、静岡産業大学東海大学静岡キャンパスと対戦しました。ここで静岡大学日本大学国際関係学部にまさかの連敗、しかも日本大学国際関係学部の2枚看板鈴木 礼央投手・播磨 仙一投手の前に2試合連続完封を喫しました。対する静岡産業大学は最終節の東海大学静岡キャンパス戦は、大野 真生選手・渡辺 笑生選手らの活躍で、連日の打撃戦を制して連勝し、この結果最終節・最終日までもつれた優勝争いは逆転で静岡産業大が19年(39季)ぶり3度目の優勝で幕を閉じました。

優勝した静岡産業大学、対戦を振り返って

 

 19年(39季)ぶりに優勝を果たした静岡産業大学ですが、これまで常に優勝候補に挙げられていましたが、僅かのところでは優勝を逃していました。静岡産業大学からプロ第1号となった大盛 穂選手がいた時も勝てませんでした。

 

kitajskaya.hatenablog.com

 

 静岡産業大学野球部を率いるのは、亜細亜大学時代は外野手として東都野球リーグで活躍した萩原 輝久監督。萩原監督は2018年に監督に就任していますが、これは今回で2回目で、2007年に初めて静岡産業大学の監督に就任しています。監督就任当初は「違うスポーツか?」と監督自身が思われるほど、自らの野球環境とのギャップに面食らったそうです。

 ただそこで萩原監督は、学生の素材としてはいいものを持っているので、変えるとしたら学生の意識の方と決めました。それ以降、「野球に対する心構え」や「学生として何をすべきか」といったことを常日頃から野球部員たちに言い聞かせていました。

 当初は反発していた選手も、徐々に聞く耳を持ってくれるようになり、それに比例するかのように戦力も着実に上がっていきました。

 特に今年は「野球のレベル向上より、学生として当たり前のことを当たり前にできるようにしよう」と選手に呼び掛け、谷川 智也主将を練習後のごみ拾いや草取り、ネットの修繕などを日課に実践しました。その結果、谷川主将は、「チームで優勝を目指すという気持ちが出てきた」と部員たちの意識の変化を感じ取ったそうです。  

 

おわりに

 

 静岡産業大学は、22日から岐阜県で行われる明治神宮野球大会出場の第一関門である東海地区大学野球秋季選手権に出場します。東海地区大学野球秋季選手権は岐阜県代表が2校、三重県代表・静岡県代表ともに1校の計4校のトーナメント戦で静岡産業大学の対戦相手は、岐阜県2位の岐阜聖徳学園大学です。

 岐阜聖徳学園大学は元中日ドラゴンズノーヒット・ノーランを達成するなど大活躍をした近藤 真市さんが監督に就任されており、守り勝つ野球で岐阜県学生野球リーグで2位となり、優勝した岐阜協立大学とともに東海地区大学野球秋季選手権に出場を果たしました。岐阜聖徳学園大学は過去1回明治神宮野球大会に出場したこともあり、静岡産業大学としては決して侮れない強豪です。

 静岡県の大学はまだこの明治神宮野球大会には出場したことがなく、また春季は静岡大学が制したものの、東海地区の学生野球リーグにおいては、岐阜・三重の壁は予想以上に厚く、静岡県は常に両県の後塵を拝していますが、今回こそこの状況を打破し、静岡県学生野球リーグの覇者が神宮球場にその雄姿を見せることを期待している次第です。

 

 

参照:あなたの静岡新聞

   2022年8月26日付 

     静岡学生野球 秋季リーグ27日開幕

   2022年10月10日付 

     静岡産大が39季ぶり頂点 静岡学生野球秋季リーグ振り返り

   YAHOO! JAPAN ニュース 

     静岡学生野球リーグ 静岡産大が39季ぶり優勝 最終戦で決着

     静岡学生野球リーグで39季ぶり優勝に導いた

               静岡産業大・萩原輝久監督「まだ伸びる」 

   中日新聞 2022年10月12日付 

     大学野球 岐阜学生秋季L2位 岐阜聖徳学園大が東海切符

写真:無料写真素材写真 写真AC ナイター照明設備1 ei-mi

 

お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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