先日、パートで働きに行く嫁が明日のお弁当🍱を持っていくのに、うちには肝心かなめのお米がなかったので、近所のスーパーに買いに行きましたが、なかなか帰ってこない。ようやく帰って来ましたが、帰ってきた最初の一言が「お米がどこにもない!!」。えぇまじで・・・!?
「そんな馬鹿なことはあるか、非常時ではあるまいし!!」と、晩の食事を作っていた私が冗談めかして言いましたが、嫁は少々怒気を込めて「本当にお米が売っていない」と繰り返すばかり・・・。嫁の言った言葉がにわかに信じられなかったので、食事が終わったら車🚙を出して、ちょっと遠くのスーパーへお米を買いに行くことにしました。
で、米を売っていない現実を受けいることが出来ない私は、食事が終わったらすかさず、車を出して、自宅🏠から5~6㌔離れている藤枝駅の近くのスーパーとか、さらに10㌔くらい離れている近隣の島田市や焼津市近くのちょっと大きめのスーパーも行きました。
しかし悲しいことにどこのスーパーにもお米は売っておらず、お米を置いてある棚には「品切れ」の非情の張り紙がしてありました。その時は午後9時近く、早く行かなかったらスーパーが閉店する時間でした。
結局、お米を買うことが出来なかったので、仕方なくパックのご飯というものを初めて、それも20パックくらい、少し多めに購入しました。私はどうもパン食には馴染めず、軽い食事の時はともかく、やはり1日1食はお米がないとダメなタイプなので、今回のこの米不足はショックで、「このままお米が食べられなかったらどうしよう・・・。」と、かなり心が打ちひしがれています。
そもそもどうしてこんな事態になったのだろう?盆休み明け(静岡県はお盆が7月なので、私の職場では8月15日は仕事でした)に職場の人に聞いてみると、どうやらお盆休みの前にすでに米不足(これは静岡県中部のお話です。全国がどうなっているかは知りません。)となっており、スーパーではお米売り場が空っぽの状況だったようです。
ただドラックストアのかなりお高いお米は在庫は少しあったようですが、私はドラックストアにお米が売っていることはそれを聞くまで知らなくて、慌てていってみてもお米はありませんでしたが・・・。ちなみにホームセンターでもお米は売っているようですが、そこまで気が回らなかったなあ・・・。
ちょっと脱線しましたが、今回の‟米騒動”の原因として考えられるのは、昨年の酷暑の影響での米不足と外国人インバウンドの影響だそうです。また今は古米と新米との切り替えの時期で、一時的に米不足に陥りがちだそうです。そういえば、金曜日のニュースで、藤枝市のJA大井川の農産物集出荷場では新米の集荷が始まったとか、もうしばらくしたら、棚にお米が全くないという非常事態から解放されるますね!!
それと8月8日に発生した宮崎県沖の日向灘で発生したマグニチュード7.1の地震が拍車をかけたようで、それによって気象庁が初めて発表した「南海トラフ地震の臨時情報(巨大地震注意)」が拍車をかけ、お米を買う人が殺到した模様です。
米不足と言えば、私たちの年代では、今から30年近く前の1993年の米騒動が記憶から呼び起こされます。あの時の記憶はもうかなり薄れてしまったけど、巷では米不足で、どこのスーパーに行っても米は売っておらず、急遽輸入した凡そ日本人の口に合わなかったタイ米を食べた記憶も微かに残っています。
ただその時は、確か東京の調布市に住んでいて、まだ結婚もしておらず、時たま実家から米は送ってきていたので、私はさほど深刻にはとらえておらず、苦しかった思い出とかはほとんどないというか、覚えていません。覚えていないので私の生活にはあまり影響はなかったのでしょうねえ!?
YAHOO!JAPANニュースの記事によれば、農林水産省の担当者は今回の米不足は、1993年の米不足とは根本的に違っており、1993年の場合は冷夏で、米の作況指数は著しく不良の90を大きく下回る74で、政府の備蓄米を全て流出しても需要に追い付かず、急遽外国から緊急に輸入をした経緯がありました。
農林水産省の担当者は、品種改良等もあり、この数十年は米の作況指数は97~103の間を推移しており、1993年のように著しく落ちることはないとし、現状では政府の備蓄米を放出するつもりはないとしております。
ただねえ、私は農林水産省の人の言葉をそのまま鵜呑みにはできない捻くれた性格なので、またこれは国土交通省にも言えますが、これらの役人たちは本当に日本の、そしての日本の国民のために仕事をしているのかと時折疑問に感じています。
田んぼは米の生産の他に、大雨の時に雨水を一時的に田んぼに溜めこみ、それをゆっくり河川に流すので、洪水や土砂崩れを防ぐ役割をしています。それがピーク時の1960年代から2000年代にかけて、日本の田んぼは約25%も失われており、耕作放棄地は増える一方、それは食料自給率の低下に止まらず、今や大きな災害の危険性の一因となっています。
それに拍車をかけて、中国資本の劣悪な太陽光パネルの設置により、日本の緑豊かな大地は切り刻まれ、無残な姿を曝け出しています。それは耕作放棄地となった田んぼも例外ではありません。
美しい田園風景の景観は損なわれ、後には大量の太陽光パネルが整列している異様な景色が日本のあちらこちらで見られています。昨今土砂災害の被害が多発していますが、たとえ因果関係は不明ですが、あれほど自然を破壊しているのだから、太陽光パネル設置が影響していない訳はないと思われます。これを規制すべき立場である国土交通省は、私には積極的に日本の国土を切り売りしているように見受けられません。
一説によれば、太陽光パネルはリサイクルがきかず、このままではあと数十年したら、有害物質を吐き出す産業廃棄物が大量に発生する予定となっています。
このように今や悲惨な状態となった日本の国土に、大災害が発生した場合に果たしての農林水産省の人が予測しているようなお米の作況指数が維持できるかとなると、私はいささか疑問に感じています。
奇しくもお目出度いお正月に発生した能登半島地震、被災地となった能登半島では農業の再開の目途さえ立っていません。これがもっと規模の大きな地震、それが日本の人口が集中しているところで発生となれば、その被害は尋常ではないと推測されます。そうなったら食糧自給率うんぬんどころの騒ぎではないはずです。
昨今では、毎週のように日本の近海で大きな揺れを報道されており、政府が警戒している南海トラフ地震が近い未来に発生するような不気味な雰囲気があります。その真偽はともかくとして、万が一の備えは必要で、我が家でも少しは気にしており、生活必需品の備蓄もある程度は備えてはいます。忘れた頃に大災害はやってくると言いますが、それが杞憂であることを願うばかりです。

YAHOO!JAPANニュース 2024年8月15日付
米がない!高い! 棚がからっぽのスーパーも
3月に1700円が半年足らずで3000円に
背景には去年の猛暑とインバウンド
YAHOO!JAPANニュース 2024年7月15日付
農水省「93年とは状況違う」冷静な対応を呼びかけるワケ
YAHOO!JAPANニュース 2024年8月15日付
“米不足”が叫ばれる中 新米の集荷が始まる 静岡・藤枝市
SMART AGURI 「減反政策」の廃止で、日本の稲作はどう変わったのか
農林水産省 田んぼの役割を教えてください
写真:無料写真素材 写真AC 空っぽの白い商品陳列棚 memomin
お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
ランキングに参加しています。クリックして応援していただけたらうれしいです!!
