よく行く近くのスーパーで鯨肉が並んでいたので,値段を見たらなかなかの金額だったので、ちょっと無理だなあと諦めていましたが、どうしても鯨肉を食べたいという欲求に負けて、高かったけど鯨肉の赤身を買ってしまいました。
買ったのはいいけどどうやって食べよう?刺身?、確かに生食って記されてはいたものの、刺身にすると臭みが強いんじゃないかなあ・・・。そんなことを考えながら、そういえば子供の頃は鯨を揚げ物にして食べっていたような記憶があり、スマホ📲のクッキングレシピが載っているサイトを見て、竜田揚げにすることを決めました。
レシピどうりに酒、醤油、みりん、生姜、ニンニクで鯨肉に味を染みさせ、片栗粉をまぶして170℃の油で揚げる、だいたい味を染みさせるために冷蔵庫に保存した時間を含めて40分くらいで完成しました。
で、出来上がったものを食べてみると、昔なつかし味がする!!といった舌👅の感覚は残念ながらありませんでした。どうやら昔よく見たアニメの「美味しんぼ」のような感覚は私は持ち合わせていないようで、ちょっと臭みがあるかな?という感じ。ただちょうど帰省していた好き嫌いのある息子が渋々ながらも何個も頬張っているのを見て、あながち失敗作ではないととりあえずは安心しました。
20世紀後半からの鯨の乱獲による資源枯渇により、最近では鯨肉が食卓に上がることがなくなってしまいましたが、私が子供の頃の1960年代から1970年代には当たり前のように並んでいました。学校の給食のメニューにも鯨の揚げ物が頻繁に出ていたように思います。そういえば鯨は哺乳類なのに、なぜか魚屋で売られていましたが・・・。
鯨といって思い出すのは「おばいけ」という食べ物。私は「おばいけ」はてっきり鯨の脂肪かと思っていましたが、鯨の尾びれか尾の部分を指すようで、それを薄く切って熱湯で湯がき、冷水で冷やしたものを酢味噌でよく食べていました。
ずいぶん昔のなので、食感なんかはすっかり忘れましたが、白くってさっぱりした脂身を食べていた感覚があります。そういえば、おばいけと一緒にわけぎかネギを茹でてこんにゃくを混ぜて作ったぬたがいつも出ていたことを鮮明に覚えています。
現在日本周辺の水産資源は長年の乱獲により半分以上が枯渇状態にあり、日本の漁獲高もピークの1984年の1150万㌧から2022年にはその約4分の1の295万㌧まで減少しています。過去のスケソウダラをはじめとして、最近ではサンマ、マアジ、クロマグロ、マイワシ、スルメイカ、ブリといったよく食卓に上っているものも危険水域にあるようです。現状では2050年には日本の漁獲量が0になるそうです。
日本人の食生活に欠かせない魚、私たちがこれからも魚を食べ続けていくのに水産資源の適正な管理は難しい課題ですが、しっかりと取り組んでもらいたいと願い反面、水産資源の管理に私たちひとりひとりが認識を持っていくことが大切だと思います。

参照:Wikipedia 鯨肉、鯨竜田揚げ、鯨料理
写真:無料写真素材 写真AC 昔なつかしいクジラの竜田揚げ shirone713
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