五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

集団自殺について思ったこと

 またまた雨。午後出勤で帰りが夜中の12時、雨の中、とぼとぼと傘を差して真暗の道を帰ることを思うと、とても憂鬱です。

 今朝の新聞に、埼玉と神奈川で集団自殺とあり、「ネット心中」ではないかとありました。一緒に自殺しようとネットで誘って、それに応じるものがいるというのも驚きですが、精神的にも追い詰められている人が、こんなにも多いのかと思うと、心が痛みます。かくいう私も、一日一回は、死にたいと思っているものですが、ぎりぎりのところで踏ん張っているのも、家族が、特に幼い子供がいることです。今回、自殺された方の中に、子供がいる方がいて、「お母さんはもう死んじゃうけど、あなたたちを生んで幸せだった」と子供宛の遺書があったと書かれていました。悲しいことです。

 自殺することは、いけないこと、残されたものの事を考えなさいということは簡単ですが、それ以前に、こういう自殺が増加している背景も一考する必要があるのではないでしょうか。平成不況が、やや落ち着き、企業業績や個人消費も回復したとはいえ、いまだに生活に追われているものの多数いることは事実です。それに加え、競争主義能力主義の導入により、社会全体が、ぎすぎすし、個人も疲れきっていて、心に余裕がなくなってきていることも背景もあると思います。アメリカ的資本主義の影響で、一部の富める人と大多数の貧しいものの二極化して言っているのが、今日の日本の姿です。こうした中、先行きがみえないひとが、救い(?)を求め、自殺に走っていくのでしょうか。

 では、どうしたら自殺者が減っていくのか?言うのは簡単ですが、解決するのは難しいです。ただあの関西大震災のとき、被災された方が、みんな一致団結して、助け合っていました。また全国からボランティアの方々も駆けつけて被災者の人のために尽力していました。そういった互いが互いを思い会う気持ちを二極化した今の社会は忘れしまっているのではないでしょうか。 

 また幼いころからの教育も重要視することも必要と思います。ゆとり教育が問題となっていて、学校で勉強する時間が減っていると聞きます。減った時間で何をやっているのか問ういうと、子供たちは、塾通いをしているといいます。だったら、その時間を地域の振興に当てるとか、老人ホームの人たちへの慰問とか、世の中に困った人たちが多くいることを自覚し、彼らのどうするかということを意識づけることもいいことだと思います。そうして次世代を生きていく子供たちが心豊かになり、社会を変えることができると思います。そのため私たち親の世代の責任も問われます。

 ありきたりのことを言って申し訳がありませんが、以上が私の思ったなりの意見です。

 

f:id:Kitajskaya:20170624130259j:plain