五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

今週のお題は「最近おいしかったもの」ですが、そういえば、最近おいしいもの食べてないなあ!?~私の食卓事情 2018年秋

今週のお題「最近おいしかったもの」

 10月も半ば、秋も深まってきました。秋といえば、「食欲の秋」、今週のお題も「最近おいしかったもの」。ネタ不足な故、最近は記事の大半「お題」に頼っていますが、今回の「お題」は何とかスムーズに書けそうと思ったのですが・・・。

 でもね、そういえば、「最近おいしいもの食べてねえなあ!?」そんなに外食に行っていないし、行ったとしてもファスト・フードなので、おいしいというよりかは胃袋を満たす感じが強く、普段の食事もとりたてて「おいしい」って感じたものも特にありません、というより最近は仕事がちょっと忙しくなり、ゆっくりと家族で食事をすることもままならず、コンビニの弁当で済ますことが増えてしまいました。私は勤務時は、基本朝食と昼食は取らないため、夕食のみになりますが、一人で車の中で食べる食事というのは味気なく、侘しいものですね。

 嫁が土日仕事に行っている関係で、私が休みの日には台所に立ちますが、自炊経験が長い割に何時まで経ても料理の腕は上がらないため、私の料理は家族からも不評です。というかかなり不味いみたいです。

    ちなみに私は自他ともに認める不器用者で、未だかつて「目玉焼き」をうまく作ることができません。どうしても卵とフライパンがくっついてしまい形が崩れてしまいますし、黄身も丸い形をキープすることができません。蓋をしたり、水を加えて蒸すといいとアドバイスを受けますが、それでも一向に上達はしません。いつも悲惨な姿を皿の上に晒し、家族の失笑と時には怒りを買っています。「卵焼き」はなんとか形だけは作れるようにはなりましたが、嫁が作るようなふんわり感はどうしても出すことが出来ずに悔しい思いをしています。

 こういう状況ですので、私が休みになると決まって子供たちは「今日はどっちが食事を作るの?」と聞かれるのですが、私が作ると答えるとちょっとがっかりした顔をみせます。息子なんかは「えっ!!」っていって露骨に嫌な顔をされます!!

 それでも娘はたまにはお世辞で「おいしい」って言ってくれることもありますが、ただそれって実際にはちょっと微妙な感じがするんですけどね・・・!?。息子にいたっては私の作った料理を見た瞬間「これは無理」といって、大概ご飯とみそ汁だけで食事を済まします。こいつは偏食が激しいので、嫁でも苦労しています。一応三食は取っているみたいですが、余りおかずは食べませんし、ご飯もたいていは1膳。間食のお菓子も、あまり食べてはいないようです。ただ食べない割には至って健康そのもの、逆に食事を三食きっちり取っている娘のほうがすぐに体を壊します。何故でしょうねえ?もっとも親元にいた頃の私も今の息子と似たような状態でしたので、これは遺伝といえるかもしれません。

 逆に「最近まずかったもの」ならいっぱいあるのに・・・。一昨日近所のスーパーで買った塩辛がそうでした。産地直送と謳っている割には味が全くしなく、塩辛くない塩辛で、調味料も何だかバラバラで味に不協和音が出ているといった感じかなあ。この塩辛をご飯の上に乗せて、お茶漬けにして食べても、病院の入院食を食べているみたいで、味気なくがっかりしました。「本来塩辛って、こんな味なんだろか?私の味覚の方がおかしいのか?」と疑問に思いましたが、何だかんだ言っても、まずいものはまずく、結構多めに購入したのでどうしようか処分に困りました。何とかしなければと思い、ネットで「まずい塩辛をアレンジ」を検索してみました。

 結果、これが予想以上にヒット!!世の中にはまずい塩辛に悩まされている人って結構いるのですねえ!?これにはちょっと吃驚しました。ネットにはいろいろとレシピがありましたが、その中の一つ、塩辛とトマトソースを混ぜてパスタを作るレシピに注目、さっそくやってみました。

 使ったトマトソースがこちら。トマトソースって意外に種類があるんですね、このアンナマンマアラビータにしたのは鷹の爪が入ってからで、レシピにも鷹の爪を炒めるものも結構あったので、迷わずこれにしました。

 

カゴメ アンナマンマ アラビアータ 330g

カゴメ アンナマンマ アラビアータ 330g

 

  

  このソースとまずい塩辛を鍋に入れて、かき回しながら沸々と煮立ったらパスタソースの出来上がり!!そのまま茹でたパスタ麺にかけて食べるのですが、ちょっと趣向を凝らして、このソースにオリーブオイルで炒めた玉ねぎを加えてみました。

 結果これが「大失敗」!!玉ねぎが生焼けだったため、えぐみっていうんですか?変な味が残りました。さすがに食材を無駄にするのが嫌だったので全部食べましたが、味見をした娘には速攻「無理!!」と言われてしまいました。

 ちなみに塩辛は桃屋のいかの塩辛が私にとっては一番です。というか、塩辛は桃屋のいかの塩辛で無ければ私は駄目みたいです!!

 

桃屋 いか塩辛 110g

桃屋 いか塩辛 110g

 

 

 あと「最近食べたまずいもの」といえば、スーパーの閉店間際の安売りの惣菜も微妙なものがありました。最近の安売り惣菜でまずかったのは「ロールキャベツ」「鯵の天ぷら」。共通しているのは2つとも味がしないということ。「鯵の天ぷら」は何だか紙を食べているようでした。これよく見ると鯵の周りに大葉が巻かれていました。この大葉が紙のような味がしたということは、やはり鮮度とかに関係しているのでしょうかねえ?それとも根本的に私の調理の方法が悪くてまずくなったのでしょうか?

 まあこれに懲りて安い惣菜は買わないようにしてはいるのですが、やはり目先の利益に走ってしまうんですね。「ロールキャベツ」に至っては何回食べてもおいしくないってわかっているのに、何割引きの赤い表示に誘われてついつい買ってしまうんですよ、私は。困ったものです。

 そんな私ですが、実は小学校から中学校にかけて将来はコックになりたかった時期があります。それは当時流行っていたこの漫画の影響です。

 

包丁人味平 全12巻セット (集英社文庫―コミック版)

包丁人味平 全12巻セット (集英社文庫―コミック版)

 

 

     少年ジャンプ(だったと思いますが)に連載されていた「包丁人味平」。ここに登場する洋食と舞台となったレストランに憧れを抱いていました。当時は大分の片田舎に住んでおり、洋食自体が珍しいこともあり、一気にこの漫画にハマってしまいました。結局自分の不器用さと両親の強い反対もあり断念しましたが、中学校の同級生が料理人を目指して、宮崎の専門の高校に単身行くことになりましたが、それを羨望の眼差しで見送ったことを憶えています。彼は今頃どうしているかなあ?

 そんな中、昨夜冷蔵庫を漁っていると、ついに見つけてしまいました「おいしいもの」を!!それは9月末から10月にかけて台風が接近している中、九州に出かけた友人のお土産のこちらです。

 

[博多中洲ふくや] 味の明太子レギュラー100g (辛口)

[博多中洲ふくや] 味の明太子レギュラー100g (辛口)

 

 

 私は九州出身だということもあり、明太子には目がなく、制限しないと何個でも食べてしまいます。以前知り合いから明太子を1kg貰ったことがあるのですが、それを1回の夕食ですべて平らげたため、明太子を楽しみにしていた嫁から烈火のごとく怒られたことがあります。「食べ物の恨みって怖いものだ」とこのときに悟りました。今回はこの過ちを繰り返さぬ為、あらかじめ嫁の分を取り分けました。ちなみに子供たちは辛いものが苦手なので手を付けることはありません。

 さてこの土産に貰った明太子ですが、いざ食べてみると、やっぱり最高に「おいしい!!」貰ってからちょっと時間が経っており、賞味期限もギリギリでしたが、そんなことは関係なく程よい辛さととろけるような(?)粒粒が舌に絡んで最高の味でした。恐らく隠し味に蜂蜜か何か使っているんじゃないかなあ?辛い中で旨味というかほんのりと甘みがします。 久しぶりにおいしいものを食べましたが、やはりおいしいものって人の心を豊かにしますね。食べたのは2片でしたが、至福の悦びを感じました。

 ちなみに明太子の語源はスケトウダラを意味する朝鮮語の「メンテ」に由来するそうです。今でこそ福岡のお土産の定番となっている明太子ですが、その歴史は意外と新しく、戦後福岡市の繁華街の中州に店を構えていた「ふくや」の創業者である川原俊夫さんが、引き揚げてきた朝鮮半島で食べられていた「明卵漬(ミョンランジョッ)」を日本風にアレンジしたのが始まりだそうで、川原さんが明太子を販売した1949年1月10日は「明太子の日」として認定されています。

   川原さんは明太子を商標登録や製造特許を申請せず、秘伝のレシピを除いて明太子を売りたい人に惜しみなくその製造方法を教えたそうです。それが各メーカーの独自の味を生み出し、1975年の山陽新幹線博多駅の乗り入れと相まって、瞬く間に日本全国に広がっていき、以降明太子は福岡のお土産として定着することになりました。

 

明太子をつくった男―ふくや創業者・川原俊夫の人生と経営

明太子をつくった男―ふくや創業者・川原俊夫の人生と経営

 

 

 休日のみで嫁の家事の負担をちょっとだけ減らすために再び始めた食事の用意ですが、今のところは家族からも料理の評判も良くはありませんし、自分でも「おいしくないなあ」と思っています。ただ私にも意地と向上心は僅かながらですが残っているので、何とか頭を使いながら、工夫して、辛辣な家族が「おいしい」って言えるような料理を作りたいと思っています。そのためにも「おいしい」ものをたくさん食して、感性を磨きたいと思うのですが、如何せんお金が・・・!?私が家族から「おいしい」と言ってもらえるには当分時間がかかりそうです・・・!?

  

f:id:Kitajskaya:20181015124607j:plain

 

参照:Wikipedia ふくや、辛子明太子

   福岡エンターテイメントナビ 福岡の生んだ博多辛子明太子の歴史

写真:無料写真素材 写真AC めんたい茶漬け oldtakasu

 

お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

ランキングに参加しています。クリックして応援していただけたらうれしいです!!

 


人気ブログランキング