五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

老境の自分にとって「名作」と最近思った作品

今週のお題「名作」

 今年のゴールデン・ウィークも一昨日で終わりました。ただ私はいつもの休みの延長で、どこに行くでもなく、ただただ家にいて、朝から晩までYOUTUBEを見る毎日でした。傍から見れば、何とも勿体ない時間の使い方で、流石に先週の蓮華寺池公園に続き、昨日は見たかった名探偵コナンの映画を観にはいきましたが、このゴールデン・ウィーク中はほぼ半径500㍍範囲で行動していたことになります。

 さて、今回の記事ですが、久しぶりに今週のお題名作」について書いてみようと思います。

 このブログでも書いてきましたが、私は社交性もなく、友達もほとんどおらず、世間とはあまり縁のない生活を半世紀続けてきました。そんな自分に自己嫌悪や劣等感を感じていました。(とはいうもののある程度は開き直っていたので、若い頃と比べてそうした感情は薄まってはいました・・・。)

 そんな私を勇気づけるというか、正当化してくれたドラマが2022年1月期にフジテレビ系列で放送された「ミステリと言う勿れ」でした。

 

www.fujitv.co.jp

 

 このドラマで主人公の久能 整(くのう ととのう)は「友達も恋人もいないけど、快適に生きている」青年です。例え、ドラマというフィクションの世界であっても、このようなセリフを当然のことのように口にする姿に衝撃を受けました。と同時に、自分の今までの生き方も一部とはいえ、肯定されたような感じがして、少し嬉しく思いました。

 そもそも、昔から一人で焼き肉に行ったり、遊園地🎡に行ったり、映画に行ったりするなど、苦にはなりませんでしたが、やはり‟世間の眼”というのは気になるもので、若いうちはそれで気に病むことがありました。ただこのドラマのおかげで、自分の生き方に自信が持てたことは確かです。

 「友達も恋人もいないけど、快適に生きている」というと、気の弱い小心者のイメージですが、久能青年は頭脳明晰で行動力もあり、何より意思が強い、そのギャップにも私がこのドラマに‟萌えた”理由でもあります。

 「ミステリと言う勿れ」は原作は2016年に発表された田村 由美さんのコミック作品です。ただ私はこのコミックを見たこともありません。ドラマ版の久能 整役の菅田 将暉さんのイメージが強すぎて、そのイメージが壊れるのがちょっとねえという気持ちがあり、あえてコミックを見ないようにしています。

 ひとりものドラマとして、2006年にフジテレビで放送された阿部 寛さん主演の「結婚できない男」というドラマがありました。私はやはりひとりものつながりで、このドラマも「名作」だと思っています。

 「結婚できない男」については、以前このブログでも記事にしています。

 

kitajskaya.hatenablog.com

kitajskaya.hatenadiary.com

 

 このドラマは40代になっても独身生活を送っている一流建築士桑野 信介の日常をコミカルに描いたもので、記事にも書きましたが、私は主人公の桑野とは性格が似通ったところがあり、そのワークスタイルは私の理想とするのでした。もしこのドラマの放映が20年早かったら、私の職業人としての生活が違ったものになっていたかもしれません。

 ちなみに自分にとってかつては「名作」でも、改めて見るとがっかりとしたものがあります。それは1978年の公開されたジェーン・フォンダジョン・ボイドが主演し、アカデミー賞で8部門がノミネートされた「帰郷」という映画です。

 

 

 この映画を初めて見たのが、大学3年生くらいで、三鷹か自由が丘の映画館で見た記憶があります。当時は学生だったせいもあり、リベラルな思想に感化されており、また合間合間に流れるアメリカンナイズされた楽曲にも刺激を受けており、自分としては「名作」中の「名作」だと信じ切っていました。今思えば青臭かったんですね・・・。

 何年か前に「帰郷」がCSで放送されて、期待して見ていたのですが、私も結婚もして、社会人として30年も経験を積み重ねたこともあり、学生時代に感じられなかった違和感を感じ、最後まで見れませんでした。

 舞台はベトナム戦争に対する反戦ムードが高まっていた1960年代後半のアメリカで、反戦運動に関しては理解はできるものの、だからと言って不倫はダメでしょう!!ジェーン・フォンダが演じる主人公の「戦争で負傷した帰還兵を慰めている私って素敵でしょ!!」という感じが鼻についてしまい、主人公には嫌悪感しか感じられなくなりました。まあそれも私にはフェミニズムに対しては胡散臭く感じていることが背景にあるかもしれませんが・・・。

 不倫は結局主人公の夫にバレて、夫は自殺することになりますが、主人公のやったことは間接的には夫を殺したことになるのではと、最終的には夫に同情してしまいました。

 「帰郷」はアカデミー賞で8部門もノミネートされているので、かなり評価の高い作品だと言えますし、私の感想も稚拙なものだとも理解しています。ただ私は「家族」という最少数単位を守ることが出来ないものに、社会を変えることは到底出来はしないと思っています。その意味で日本の政治家の皆様にももう少し「国民」のことを思い行動して貰いたいと常々思っています。

 最後は愚痴めいてしまい、申し訳ないです。

 

 

参照:Wikipedia ミステリと言う勿れ、結婚できない男、帰郷(1978年の映画)

写真:無料写真素材 写真AC 感動 bBear

 

お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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