五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

NO MORE!! 電波の押し売り

  昨日、今日と当地藤枝市は雨模様。昨日は息子の中学校の入学式がありましたが、朝から冷たい雨が降り、まるで季節が1月ほど戻ったような寒さでした。息子は卒業式も土砂降りの雨に祟られましたので、案外こいつ雨男かもしれませんね。ただ今までだと、息子は雨に濡れることを異常に嫌がり、少しでも服が濡れただけで取り乱すのですが、中学校に入る緊張感からなのか、今回は我慢することができ、取り乱すことはありませんでした。少しずつではありますが、この子が成長していることが感じられ、嬉しく思いました。

 ちなみに自転車通学の娘は、昨日、雨が激しく降っているのにどういう訳か合羽を持っていかず、この冷たい雨に打たれながら帰ってきました。そのため今朝は熱を出してしまい、今日は学校を休んでいます。新学期そうそうこの調子じゃ先が思いやられます。

 さて、私の愛‘’紙である「日刊ゲンダイ」に面白い記事が載っていました。

筑波大学研究室が開発 画期的NHKだけ映らないアンテナ 

 このNHKのみがテレビに映らなくなるアンテナ装置は、筑波大学システム情報工学科の研究室が卒業研究として学生らが中心になって開発したもので、すでにベンチャー企業が商品化し、「関東広域圏向け地上波カットフィルター」として昨年の7月からAmazonや一部の店舗で販売されているそうです。

 NHKについては、偏向報道や職員のあまりに恵まれた給与、幹部社員の相次ぐ不祥事など、個人的にはかなり含むところがあります。ただ一番腹立たしいのは、受信料の問題。NHKが受信料を聴取する根拠になっている放送法第64条は以下の通りです。

放送法第64条(受信契約及び受信料)

第1項 協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備の みを設置した者については、この限りでない。

第2項 協会は、あらかじめ、総務大臣の認可を受けた基準によるのでなければ、前項本文の規定により契約を締結した者から徴収する受信料を免除してはならない。

第3項 協会は、第1項の契約の条項については、あらかじめ、総務大臣の認可を受けなければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。

第4項 協会の放送を受信し、その内容に変更を加えないで同時にその再放送をする放送は、これを協会の放送とみなして前三項の規定を適用する。

  第1項にある‘協会の放送を受信することのできる受信設備’、テレビの事でしょうけど、NHKの放送を見る見ないは個人の自由なのに、テレビがあるだけで一方的に受信料を徴収する押し売りみたいなやり方、これには賛否両論あると思いますが、私の意見を言えば、こういったNHKの電波の押し売り行為は甚だ理不尽なことだと思います。

 さらに言えば、受信料を払っていないのにNHKを視聴できる家庭や職場などがあるという不公平さ。(個人的に言えば、不払いを自慢しておきながら堂々とNHKを視聴する人、この人たちが一番腹立たしいです)2011年にNHKは初めて受信料支払率を公表しましたが、都道府県別で受信料支払率は平均で72.5%、最も高かったのは秋田県で94.6%、最低は沖縄県で42.0%でした。東京都や大阪府などの都市部では世帯数の多さや移動が激しいため受信料の支払率は低い傾向が見受けられたそうです。

 こうした不公平さを解消するため、受信料を支払っている契約者以外は視聴不可とするスクランブル放送方式を導入しようとする意見も以前からありました。WOWWOWやスカパーなど視聴した人だけ料金を払う‘スクランブル放送’のNHKへの運用は可能であり、実際当のNHKが自身の海外在留邦人向けの放送「NHKワールド・プレミアム」で実証しています。

 私もスクランブル放送に賛成ですし、是非やってほしいと常々思っています。スクランブル放送化は高齢者や生活保護者といった低所得者をどうするかという問題があります。ちょっと矛盾するかもしれませんが、そうした低所得者には一部の番組や視聴時間にある程度制限を加えることで対処できると思います。スカイツリーの総工費(650億)をはるかに上回る3000億という予算で新社屋を建設するほど資金力があるのだから、それくらいは余裕だと思いますよ。何と言っても「皆様のNHK」なのだから!

 スクランブル放送化について、NHKは「公共放送の理念に反する」とか「視聴率に左右され良質の番組が作れない」とか、噴飯物の理由で反対しているし、政治家の人たちも重い腰を上げようとしません。普段は「報道の自由」を口酸っぱく喚き散らすマスコミも、この件についてはダンマリを決めたまま、恐らくNHKスクランブル放送化の実現は夢の又夢でしょうね。

 NHKだけ映らないアンテナ装置の開発を指導した筑波大学掛谷英紀准教授は、2013年にNHK国会中継がネット上にアップされた直後に削除された件に疑問を感じたのが、この装置を開発した契機になったそうです。何でも受信料の不払いの訴訟にこのアンテナ装置を提供しているとか。このアンテナ装置がより普及することで、多くの国民やマスコミ自身が公共放送の在り方について考え直すきっかけになればと思います。

 

追伸:総務省はNHKのインターネットサービスの拡大を踏まえ、テレビのない世帯からも料金を徴収することができるNHKの受信料制度の見直しに着手するそうです。勘弁してよ!

 

参照:Wikipedia NHK受信料、NHKの不祥事

   NAVAR [NHK料金] ヤクザより悪質・・・NHK受信料値上げ!

   日刊ゲンダイ 4月8日付 画期的 NHKだけ映らないアンテナ

 

こんな恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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