五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

依存症についての本を読んでみました

 衿野未矢さんの「依存症の男と女たち 講談社文庫 」という本を読んでいる。

 

依存症の男と女たち (講談社文庫)

依存症の男と女たち (講談社文庫)

 

 

    依存症の人は、アルコール依存ギャンブル依存SEX依存買い物依存等、依存の対象はいろいろと違ってはいるが、その人の持つ全エネルギーを、依存の対象に注ぎ込み、当事者の身内までをも引き込まざるを得ない。

    現代社会は、ますます複雑化しており、また慌しくなっており、そこから発生するストレスも様々なものがあるだろう。そうした状況の中、人と人との繋がりにおいては、インターネットや携帯電話等の普及に伴い、希薄になったが、人に多くを期待することは逆に大きくなっていっているのではないだろうか?期待が大きくなった反面、期待する相手の反応や評価を過大に評価し、その人の一言一句に傷ついたり、のめり込んでいってしまう。また今の世の中には、依存症に陥りやすい土壌があり、わかりやすく答えの出易いものに、人々はのめりこんでしまう。と衿野さんは言っている。 

 この本の中で、自傷行為走る男性の話があったが、彼の生い立ちは、自分のプロフィールとよく似ていて関心が持てた。両親を憎んではいるのだが、心の中では、両親の認められたいと渇望する自分。うまく他人とコニュニケーションを取ることができず、集団の中で孤立し、常に劣等感と疎外感を感じてしまう自分。現実そういったことで悩み、苦しんでいる人が自分だけではない。また自分が他人に与える影響に関しては、得てして無関心である。この本を読んでみて反省した点は、自己の態度が、相手の態度に反映していくものであり、心して他人と接していかなければいけない。

 今週は、早出のですが、子供がうるさいので寝付けず、インターネットを1時間のところが3時間となってしまいました。明日(正確には今日)5時に起きれるかな?