五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

日本の幸福

 日本は第二次世界大戦に敗れたのち、アメリカの援助のもと、持ち前の勤勉さと高い技術力と至高な精神で、奇跡的に復活し、高い経済成長を遂げ、私たち日本人は豊かな生活を手に入れることが出来た。日本経済は衰退している現在、GNPで中国に抜かれたとはいえ、未だ世界第3位の経済大国である。豊かになった半面、別の側面では、豊かさの代償ともいえる弊害がいたるところで表面化し、もはや‘一触即発’の抜き差しならぬところまで来ていると思う。 

 豊かさを追い求めたことが、幸福だったのか最近疑問である。日本は高尚な精神を忘れ、戦後は経済成長に走った。確かに豊かにはなった。だが今の頽廃した現状はどうだろう?マスメディアは間違った情報や価値観を垂れ流し、武器を持たないゆえに、国土の一部は特ア3国とロシアに蹂躙されている。更に最近では、日本の政治・文化・経済システムに潜入し、日本を内部崩壊させんとするべき向きもある。恐るべきことにそういった邪悪な侵入者の陰謀に、分ってやっているのかは不明だが、文化や教育にも世界に誇るべき祖国‘日本’を貶めるべき人々が魑魅魍魎さながらそこらじゅうに跋扈している。彼らは自分たちの考えこそが唯一絶対だと思い込み、他を排斥しているから救い難い。

 廃墟からのスタートは豊かなアメリカ社会をモデルとした。アメリカンスタイルは、日本人の憧れ、それを目指して戦後の日本人は額に汗をし、わき目も振らず前だけを見つめて一心不乱に働いてきた。だが当時の日本人にはまだ持ち合わせていた高尚な‘日本精神’は徐々に捨て去り、邪悪な‘アメリカン・デモクラシー’という毒薬に侵されてきていた。核家族ジェンダーフリーという家族制度の崩壊、行き過ぎた性教育によるモラルの崩壊、マスメディアによる大衆扇動etc、今や日本人に勤勉で誠実、正義感にあふれた姿を求める事は難しい。そもそもアメリカとは略奪国家で、文化なるものを想像したことなどないはずだ。広大な土地や資源は平和に暮らしていたネイティブの人々から力ずくで奪い取ったもので、彼らを根絶している。狡猾に戦争を仕掛け、世界を蹂躙した。アメリカという国家自体が犯罪者である。戦後の日本人は犯罪者の言い分を有り難いものだと思って拝聴したことになる。その後もこの欲深き国はすべてのものを手に入れようと本性を剥き出しにする。それが彼らのほざく‘マニフェスト・デスティニー’であり、‘フロンティア・スピリッツ’の正体である。彼らは侵略と略奪を永久に繰り返す懲りない面々なのだ。

 私たちはもうアメリカの追従は辞めよう。彼らの求めたグローバル化で日本人は幸福になれたのだろうか?答えは出ている。TPPの参加など、彼らの思う壺、‘飛んで火に入る夏の虫’だろう。‘グローバル化’なんかやめちゃおう。確かにアメリカ依存を今すぐ100%を取り除くのは無理だし、それに伴う損失は計り知れないものだろう。しかし私たちは日本に輝きと誇りを取り戻すためにも、この重たい課題を徐々にでも取り組むべきだろう。軍事面では中国の脅威が発生し、安全保障の面で危機的な状況になるかもしれない。だが対処策はあるはずで、沖縄の米軍基地問題でも、進駐が嫌なら自衛隊を駐屯させる。反対派住民はこれなら文句は言えないはずだ。自分たちの事を自分でやらないエゴイスト、崇高な精神を取り戻した日本人に非難されることになるだろう。そういう意味で、2012年は「日本変革元年」になればと、この寒空の中、一人思う。

 

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