2018年もあと僅かになってきました。ついひと月くらい前は今年の冬は暖冬だと天気予報の人は言っていましたが、この一週間は当地藤枝市でも寒い日が続いています。さすがにまだ車のフロントガラスは凍ってはいませんが、これから年始にかけてはこの冬一番の寒波が襲うようです。
◆◆◆この記事の目次◆◆◆
- はじめに
- 来年のオススメは鳥取県!!
- 静岡県も静岡西部で10位に
- 何故鳥取県が1位に?
- 鳥取県の観光地紹介①投入堂
- 鳥取県の観光地紹介②大山
- 鳥取県の観光地紹介③ポップカルチャーな施設
- 鳥取県の観光地紹介④鳥取砂丘
- 鳥取県の観光地紹介⑤浦富海岸
- おわりに
- おまけの音楽~鳥取県のうた
はじめに
今日は12月30日、お正月を実家で過ごすための帰省のラッシュが各地で始まっています。またこの時期はお正月を海外で過ごす人たちで各空港も人でごった返しています。また今年は海外から日本を訪れる外国人観光客も3000万人を突破したそうですね。訪日外国人が初めて1000万人の大台を突破したのが、東京オリンピックの誘致が決まった2013年ですので、5年間で約3倍に増えたことになります。何でも日本政府は2020年には4000万人の突破を目指しているとか。増え続ける外国人観光客に対しては各地でトラブルも発生し、また宿泊先などのインフラ不足も懸念されているようです。私としては、目先の数値に捉われることなく、日本にきた外国人の方が、日本のことをもっと良く知り、日本に来てよかったと感じてもらいたいと、思っています。
来年のオススメは鳥取県!!
そんな中、先日の日刊ゲンダイの記事に面白いものが載っていましたので紹介します。
来年のオススメは鳥取県――。国内最大級の外国人向け日本情報サイト「ガイジンポット」が「2019年に外国人が訪れるべき観光地ランキング」を発表。なんと、意外にも鳥取県が1位に輝いた。
2位の福岡市、3位の東京・代官山を抑えての快挙。鳥取県はブランド総合研究所の「都道府県&市区町村の観光意欲度ランキング2018」で37位と低調だったが、世界的に大躍進したことになる。
「私たちもびっくりしました」とは鳥取県観光戦略課主事の竹内淳子氏だ。
「当県には鳥取砂丘コナン空港と米子鬼太郎空港があり、後者はソウルからの直行便を週3便から5便に増加。週2便だった香港からの直行便を3便にしました。便数が増えたおかげで、さらに観光客が増えました。境港には韓国とウラジオストクをつなぐフェリーが週に2便来港しています。一番多いのは韓国のお客さま。欧米人は鳥取砂丘を見て『日本にも砂漠があるのか』と驚かれます」
このほか断崖にあるため“日本一危険な国宝”と呼ばれる「投入堂」や、水深20メートルまで見える浦富海岸も人気スポットだ。
さらに外国人を喜ばせるのが「青山剛昌ふるさと館」(北栄町)と「水木しげる記念館」(境港市)。前者は人気漫画「名探偵コナン」の作者の青山氏にちなんだ施設で原画やゲームを、後者は「ゲゲゲの鬼太郎」の関連品を展示している。鬼太郎は台湾でテレビ放送され、コナンはアジアのほかカナダで人気を博しているそうだ。
「米国の人気トーク番組の司会者コナン・オブライエンさんが『私と同じ名前だから』と今年9月に来県しました。そのニュースが海外メディアで発信されて広く知られたことも大きいようです」(竹内淳子氏)
鳥取県を訪れる外国人観光客の数は15年の10万3430人から17年は14万530人に増加。今年は9月時点で12万6210人と昨年を上回る勢いだ。交通ジャーナリストの間貞麿氏が言う。
「もともと砂丘の人気が高いところに漫画とアニメの魅力が加わったことが大きい。砂丘に興味がない人はコナンや鬼太郎を見に行くなど外国人観光客の幅が広がりました」
日本人には人気薄でも、何が外国人にウケるか分からない。
静岡県も静岡西部で10位に
ちなみに 「2019年に外国人が訪れるべき観光地ランキング」のベスト10がこちらです。11位以下は探しましたが、見つけられませんでした。
1位 鳥取県
2位 福岡市(福岡県)
3位 代官山(東京都)
4位 小豆島(香川県)
5位 甲州市(山梨県)
6位 みちのく潮風トレイル(青森県〜福島県)
7位 三重県
8位 鶴岡市(山形県)
9位 房総半島(千葉県)
10位 静岡西部(静岡県)
私の住んでいる静岡県も静岡西部が10位に入っていました。英語で書かれているサイトの紹介文を、私の拙い英語力で読んでみると、浜松市や来年ラグビーのワールドカップの試合が行われる袋井市のエコパスタジアム、袋井の夏の風物詩である花火大会や奥大井の寸又峡、アオウミガメの産卵で知られる中田島砂丘のことが紹介されていました。ただ今一つ理解できなかったのペニス祭!?・・・。海外サイトにも紹介されるのですから、有名なんでしょうが、私は10年以上も静岡県で暮らしていますが、過去にも今でも、そんなお祭りって聞いたことがないんですけど・・・。いったい何の事なんでしょうね!?
何故鳥取県が1位に?
話を鳥取県に戻しますと、「ガイジンポット」が鳥取県を「2019年に外国人が訪れるべき観光地ランキング」を1位にした理由として、
を挙げています。
このたびは1位に選んでいただいて大変光栄です。冒険の地・鳥取県にぜひ旅行にいらして、何が鳥取県を2019年の1位たらしめたのか、ご自身の目で発見してくださいね。
と、コメントを述べられています。
鳥取県の観光地紹介①投入堂
外国人が訪れるべき観光地のトップとなった鳥取県。鳥取県にはどういった魅力ある観光地があるのでしょうか?ここでちょっとちょっと紹介してみたいと思います。ただ私は鳥取県に行ったことがないので、先ほどの外国人向け日本情報サイトとネットの情報を参照にしてみました。ですので、私の主観かなり入っていますので、そこのところは了承してくださいね。
鳥取県に行ってみたことがない私が、鳥取県で最も行ってみたい場所は投入堂(なげいれどう)です。私が投入堂を知ったのは、かれこれ20年以上も前にテレビ東京で放送されていた「極める」という番組です。どうやって建てられたのか分かりませんが、投入堂は垂直に切り立った絶壁に建立されおり、参拝することも非常に困難な場所にあり、シンプルでデザインと何人をも寄せ付けない荘厳な姿に感動を覚えました。
投入堂は鳥取県中部、東伯郡三朝町にある天台宗の仏教寺院“三仏寺(さんぶつじ)”の奥の院の建物で、修験道の開祖とされる役小角(えんのおずの)が法力を使って仏堂を山に投げ入れたという言い伝えから“投入堂”と呼ばれるようになったそうです。三仏寺は706年に役小角が開山したとされていますから、1300年も昔のことになります。実際に見たことが無く写真でしか分かりませんが、投入堂は今でこそシンプルな色合いをしていますが、昔は朱色や金色に塗られていたそうです。
投入堂へのアクセスですが、投入堂がある場所は絶壁で大変に危険なため、参拝者は投入堂を斜め上方に見上げる地点までは立ち入ることが出来ますが、投入堂に近付くこと、ましてや投入堂に登ることは出来ません。それでも投入堂の手前まで行くのにも険しい山道を登って行かねばならず、大変な困難な道のりであり、それでも滑落事故が後を絶たないようです。ただ麓の車道にある「投入堂遙拝所」からは望遠鏡を使ってですが、投入堂を遠望できるようです。
鳥取県の観光地紹介②大山
大山は鳥取県のシンボルの一つとされる標高1729mの山で、日本百名山にも指名されています。明治時代まで山岳信仰の霊場とされ、登山客の入山が禁止されていたことから、大山は手つかずの大自然が残っています。特に標高800mから1300mは西日本最大級のブナ林が広がっており、紅葉のシーズンには日本各地からの観光客で賑わっています。1400mから山頂にかけては国の特別天然記念物に指定されているダイセンキャラボクの純林が広がっています。
大山は見る方向によって様々の雄姿を見せてくれます。2つある下の写真のうち、上の写真は大山の西側、米子方面から見たもので、なだらかな山様から伯耆富士と呼ばれています。下の下の写真は北側、北壁と呼ばれている場所からみた大山で、日本一の規模を誇る溶岩ドームによって形成された比高400m、長さ2kmにわたる馬蹄型の屏風型の岩肌が特徴で、西側の女性的な姿とは対照的に、荒々しい男性的な姿を見せてくれます。
鳥取県の観光地紹介③ポップカルチャーな施設
鳥取県は平成を代表とする漫画“名探偵コナン”の作者である青山剛昌先生と、昭和を代表とする漫画“ゲゲゲの鬼太郎”の作者である水木しげる先生の出身地です。鳥取県では空港の知名度を上昇するため、2015年に鳥取市にある鳥取空港の愛称を“鳥取砂丘コナン空港”に、2010年に境港市にある米子空港(美保飛行場)の愛称を“米子鬼太郎空港”としました。
また青山先生の故郷の東伯郡北栄町、水木先生の故郷の境港市にはそれぞれの記念館があり、連日ファンで賑わているようです。このほかにも「孤独のグルメ」や「犬を飼う」で知られる谷口ジロー先生も鳥取市の出身です。それにしても新旧を代表とする漫画家を輩出した鳥取県、この地には有名な漫画家を産み出す何か特別なものがあるのでしょうか?
鳥取県の観光地紹介④鳥取砂丘
鳥取砂丘は鳥取市の日本海海岸に広がる南北2.4km, 東西16kmの海岸砂丘で、大山とともに鳥取県のシンボルとされています。鳥取砂丘は1955年に国の天然記念物に選定されていますが、Wikipediaによると戦後のある時期までは鳥取砂丘は不毛の厄介者とされており、当時の鳥取市長からも「木も生えないようなところは鳥取の恥部である」と語っています。今でこそ鳥取のシンボルですが、このような意外な事実があったとはねえ!?
鳥取砂丘ではハンググライダーやパラグライダー、それに砂丘の傾斜を利用してサンドボードといったスポーツのイベントが催されているようです。こうしたことも「ガイジンポット」から鳥取県がアクティビティの豊富さを評価された一因だと思います。
鳥取県の観光地紹介⑤浦富海岸
浦富海岸(うらどめかいがん)は岩美郡岩美町にある約15kmにわたるリアス式海岸で、海面上に大小の島や岩が散在する風景が宮城県の松島に似ていることから「山陰の松島」と呼ばれています。日本海の荒波によって形成された浦富海岸は洞門、洞窟、白砂の浜などの様々な地形を観察することができ、あの明治の文豪の島崎藤村もこの地を絶賛したそうです。
恥ずかしながら私はこの記事を書くまで浦富海岸の存在を知りませんでした。今回この記事を書くに当たり、ネットで浦富海岸の事や写真を見るうちに是非とも行きたくなりました。明媚な観光地である浦富海岸には松島同様に島々を巡る遊覧船が出ています。また陸から景観を楽しむために遊歩道も整備されてますから、子どもたちが大学を卒業した後にでもゆっくり出かけてみたいと思います。
おわりに
今回は全く行ったことがないと鳥取県についての観光スポットの記事を書くことになりましたが、鳥取県の観光地についてネットで調べているうちに鳥取県の観光スポットに魅了され、外国人だけでなくこれは日本人観光客にもオススメの観光地であることが分かりました。ただ鳥取県は観光意欲度ランキングでは37位と低迷しています。今回の「2019年に外国人が訪れるべき観光地ランキング」で1位の実績で、鳥取県の魅力が多くの日本人に浸透し、外国人・日本人を問わず多くの観光客が鳥取県を訪れればいいなあと思いました。
さて我が家の場合は、最近では年末年始は嫁の実家である神奈川県で過ごすのが通例となっていました。今年は娘が受験生ということもあり、さすがに今は“勉強優先”だろうと思い、藤枝市で家族4人過ごすことにしました。娘は今月中旬に腕試しで県内の大学の入試を受けてみましたが、それがまさかの合格、これで何とか浪人は避けられることになりホッとしています。この子の本命は名古屋の大学のようですが、本命の試験まであともう少し、頑張れよ!!娘!!
おまけの音楽~鳥取県のうた
【鳥取の歌 VOL. 1】 TOTTORI SONG トットリ トットリ Le トットリ
参照:日刊ゲンダイ 2018年12月28日付 鳥取県 海外向け日本情報サイトで1位に躍進
国内で人気薄なのになぜ外国人観光客にモテる?
GPlusMedia 2019年外国人が訪れるべき日本の観光地ランキング発表!
鳥取県が1位に、冒険とアニメに世界が注目
YAHOO!ニュース 2018年12月18日付
訪日外国人 初の3000万人突破へ 観光客殺到で住民生活影響も
Wikipedia 投入堂、三仏寺、大山、鳥取空港、美保飛行場、名探偵コナン
D-CLUB 山陰・大山の旅 国立公園大山ってどんなとこ?大山とは
鳥取砂丘 みんと。
鳥取[Tottori]-029 サトチ
伯耆大山 ぴあのみちか
大山 ぽん太
お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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