11月になりました。11月になってから秋晴れのいい天気が続いています。先月までは、もう季節外れとは言えなくなった巨大台風の来襲で雨が非常に多く、日中はエアコンが切れないくらいにまだ蒸し暑かったのですが、それが嘘のように、この1週間余りで、あっという間に季節が変わった感じがします。これも昨今の地球温暖化の影響でしょうか、ここ数年の気候を見てみますと、日本では過ごしやすい春と秋が極端に短くなってきており、シベリアの内陸部のような夏と冬しかやってこない極端な気候風土に変わってきています。四季折々の風情を感じられなくなるのは悲しいことですね・・・・。
◆◆◆この記事の目次◆◆◆
- はじめに
- 旅行したことない都道府県No.2“高知県”について
- 高知県の観光地紹介①四万十川(四万十市、高岡郡津野町・梼原町・中土佐町・四万十町)
- 高知県の観光地紹介②仁淀川 安居渓谷(吾川郡仁淀川町)
- 高知県の観光地紹介③足摺岬(土佐清水市)
- 高知県の観光地紹介④室戸岬(室戸市)
- 高知県の観光地紹介⑤高知城(高知市)
- 高知県の観光地紹介⑥桂浜(高知市)
- 高知県の観光地紹介⑦よさこい祭り(高知市)
- おわりに
- おまけ①~高知県の歌
- おまけ②~高知県のお土産
はじめに
今回の記事は、前回の記事“勝手に観光大使①!?”の続きというか続編です。前回は旅行したことのない都道府県No.1の佐賀県を取り上げ、私が佐賀県の観光スポットを紹介するものでした。今回、そして次回も旅行したことない都道府県のNo.2,3の高知県と徳島県を取り上げて、観光スポットを紹介する記事を書いてみます。
旅行したことない都道府県No.2“高知県”について
高知県に対する私のイメージとしてあるのは“近くて遠い県”です。私は大分県の北部出身ですが、海を隔ててお隣の県である高知県は行ったことはありません。理由としては、前記事にも引用した日刊ゲンダイの記事にもあるように交通手段が乏しいために行き難い場所であることです。
大分から高知に行く手段とかかる時間は・・・・・、
- 新幹線で岡山に行って、四国にわたる (6時間)
- 高速道路を使って、本四連絡橋で四国にわたる (7時間30分)
- 別府から八幡浜までフェリーでわたる (7時間)
- 臼杵から八幡浜までフェリーでわたる (7時間30分)
- 佐賀関から三崎までフェリーでわたる (7時間)
- 佐伯から宿毛までフェリーでわたる (8時間)
このうち 6 は、燃料費の高騰により昨年の10月よりフェリーの運航は中止になっています。いずれにせよ、交通のアクセスが悪いために、近くにあってもあまりにも時間が掛かり過ぎるために行き難い場所になっていることは否めません。それは九州のみならず全国から見てもでもそのようで、時間的な制約がせっかくの高知県の魅力を台無しにしているようで残念です。ただ逆に言えば、交通のアクセスを改善すれば、高知へ訪れる観光客の数を増やすことが十分可能だと言えるのではないでしょうか。
今回の記事は、そうした行き難い高知県にある魅力的なスポットを前回同様に“観光大使”になった気分で、紹介していきたいと思います。ちなみに私は高知県には行ったことはありません。
高知県の観光地紹介①四万十川(四万十市、高岡郡津野町・梼原町・中土佐町・四万十町)
四万十川は全長196㌔と四国で最も長い川です。本流に大規模なダムがないことから「日本最後の清流」と呼ばれています。また静岡県の柿田川、岐阜県の長良川とともに「日本三大清流」の一つに数えられています。
四万十川が流れる四万十市、市内の西土佐地区では2013年8月に最高気温41.0℃を記録し、「日本一暑い町」として有名になりましたが、残念ながら2018年7月に埼玉県熊谷市が41.1℃を記録し、日本一の地位を奪われてしまいました。
四万十市 シティプロモーションビデオ 「川とともに生きるまち」
四万十川は元々は通称で、正式名称は“渡川”と呼ばれていました。それがテレビで「日本最後の清流 四万十川」と紹介されたことで有名になり、地元の人たちの強い要望もあって、1994年7月に正式名称が「四万十川」に変更されました。
四万十川には四季折々の大自然と景勝にめぐまれた観光スポットがあります。上流域はキャンプ場、中流域には豊かな水量と川幅に恵まれていることから、カヌーやボートなどのアウトドアスポーツのメッカともなっています。また下流域には観光遊覧船が出ており、緑深い山々と四万十川の青く澄んだ美しい川面をゆったりと堪能することが出来ます。
四万十川には沈下橋と呼ばれる橋が47か所に架かっています。沈下橋とはその名の通りに川が増水した際に川に沈んでしまう橋の事をいい、一部例外を除いて欄干がないことが特徴です。沈下橋と四万十川や周囲の山々が織りなす景観は四万十川の代名詞となっており、高知県と四万十川流域の5市町村は沈下橋が生活・文化・景観・親水等の重要な役割を担っていることから、1998年7月に防災上、維持管理上支障のない沈下橋は保存を基本とし、生活文化遺産として引き継ぐとした「四万十川沈下橋保存方針」を策定し、沈下橋は重点的に保存・維持管理の方針がとられることとなりました。
下の写真の沈下橋は、四万十川の河口に最も近く、四万十川の沈下橋の中で最長の“佐田沈下橋”です。
高知県の観光地紹介②仁淀川 安居渓谷(吾川郡仁淀川町)
仁淀川は愛媛県の石鎚山を源流とし、愛媛県と高知県を流れる全長124㌔の四国で3番目に長い河川です。2010年の全国の一級河川を対象とした水質ランキングで、仁淀川は1位となったほど水は美しく、その透き通るほどの透明感のある青い色は“仁淀ブルー”という言葉も産んでいます。
その仁淀川の中で最も美しいとされる景観があるのが、仁淀川の上流部にある安居渓谷です。安居渓谷の中にある水晶淵はその名の通りに水が透き通っており、川底の石がはっきり見えることもあるそうです。仁淀川ではっきりと“仁淀ブルー”が見られるのは8月から1月にかけてだそうです。
高知県の観光地紹介③足摺岬(土佐清水市)
足摺岬は四国は四国最南端の地とされていますが、実際は違ったようです。何でも長碆(ながはえ)地区が四国最南端のようですが、何処にあるのかは結局わからず仕舞いでした。
足摺岬は荒々しい断崖絶壁の地で、崖の高さは80㍍を超えており、絶壁の上から雄大な太平洋の景観が一望できます。ただ足摺岬は「自殺の名所」という不名誉な称号も持っています。この地は和歌山県の那智勝浦と並び、南方にあるとされる浄土「補陀洛(ふだらく)」に向かって帰れぬ旅に出る「補陀洛渡海(ふだらくとかい)」の舟の出発地だったことから、戦後になって作家の田宮虎彦が「足摺岬」という短編小説で、この歴史的背景をモチーフしました。この小説がきっかけとなり、この地での投身自殺する者が急増したとされています。そのためか、足摺岬の灯台付近には「ちょっと待て、もう少し考えよ」という自殺防止用の看板が立てられているそうです。ちなみに田宮自身は足摺岬を訪れたことはなかったそうです。
足摺岬は浸食でできた数多くの洞窟や洞門がありますが、その中で最も大きいとされているのが、下の写真の白山洞門です。白山洞門は高さ16㍍、幅17㍍、奥行き15㍍の日本で最大規模の花崗岩の洞門で、近年では洞門の形がハート型に見えることから、「恋愛成就のパワースポット」として注目されています。
高知県の観光地紹介④室戸岬(室戸市)
室戸岬は高知県の南東部にあり、海岸には奇岩が乱立するダイナミックな景観に加え、亜熱帯性樹林や海岸植物が茂り、国の名勝や1964年6月には室戸阿南海岸国定公園の指定を受けています。さらには2011年9月にユネスコの世界ジオパークに認定され、世界的にも注目を集めています。また最近では何故か(?)「恋人の聖地」の認定を受けており、3か所の展望台に案内があるそうです。
ただこの室戸岬ですが、交通のアクセスが悪いのがネック!!現地の近くまでは鉄道が走っておらず、高知駅からは鉄道やバスをはしごして1時間半近くかかるようですし、またバスも1時間に1本くらいと観光地としては本数は多くありません。まさに旅行したことない都道府県No.2の高知県を地で行っている観光地といえますね!?
また沖合を流れる黒潮の影響から、室戸岬は“台風銀座”とも呼ばれており、過去には1934年の死者行方不明者あわせて3000人余りを出した“室戸台風”や風速計の装置を破壊するほどの強風が吹いた1961年の“第二室戸台風”が付近に上陸し、甚大な被害と犠牲者を出ています。こうした厳しい気候風土も高知県を観光しにくい都道府県にしている要因かもしれませんね。
高知県の観光地紹介⑤高知城(高知市)
高知城は高知平野のほぼ中央に位置し、現在ある城は江戸時代の初期に土佐藩の初代藩主である山内一豊により着工され、2代目藩主の忠義によって完成しました。高知城は江戸時代に建造された天守閣、本丸、追手門がそのまま現存する日本で唯一の貴重な城で、幾多の自然災害や戦火を逃れて、「南海道随一の名城」と謳われる美しい姿を現代に残しています。城跡は国の史跡に指定されており、また日本の百名城にも選定されています。
高知城はもともと「河中山城(こうちやまじょう)」と呼ばれていましたが、度重なる水害から、河中の文字を変更し、山内忠義により「高智山城」と改名、後に「高知城」と短縮されるようになり、現在に至っております。また城下町も城の短縮に合わせて「高知」と呼ばれるようになったそうです。
2017年に高知城の手前に高知城歴史博物館が開館し、国宝や重要文化財を含む約67000点に及ぶ土佐藩山内家伝来の貴重な資料を中心に、土佐藩や高知県のゆかりのあるものを収蔵・展示しています。高知城歴史博物館は映像や体験型展示物など大人から子供まで楽しめることで評判となり、現在では高知県の新しい観光スポットとして注目を集めています。
高知県の観光地紹介⑥桂浜(高知市)
桂浜は高知市にある砂浜が弓形をしている美しい海岸で、高知県を代表する景勝地です。ただ太平洋から寄せる波が荒いために、泳ぐことが出来ず遊泳禁止になっています。桂浜は昔から月見の名所として知られており、毎年中秋の名月の夜になると地元出身の歌人である大町桂月を偲んで、「名月酒供養」が催されます。
桂浜は景観だけでなく、砂浜に打ち上げられた石の美しさも有名で、白・赤・黒・緑・灰色と5つあることで五色石と呼ばれています。
桂浜といえば、坂本龍馬像が有名です。坂本龍馬といえば、云わずと知れた高知県が生んだ幕末の英雄です。この銅像は1928年に坂本龍馬を慕う地元の有志たちによって建立されたもので、高さ5.3㍍、台座を入れたら13.5㍍と銅像としては日本一高いとされているようです。この銅像、桂浜の向こうの太平洋を見つめています。銅像の坂本龍馬は現在の日本を見て、一体何を思っているのでしょうかねえ!?
前述の記事で日刊ゲンダイに引用された高知県立坂本龍馬記念館。この記念館は1991年に開館し、坂本龍馬に関するものや坂本龍馬が設立にかかわった海援隊の資料が展示されている“龍馬ファン”垂涎の聖地です。
日刊ゲンダイの記事では坂本龍馬ファンのみの観光スポットで魅力のある観光スポットとは言えない旨が書かれてましたが、むしろ私は万人向けを目指すよりコアな“龍馬ファン”に向けたに特化した方がいいと思います。万人向けの観光スポット化したら、却って坂本龍馬の魅力が薄まるような気がします。あくまでも個人的な意見ですが・・・。
高知県の観光地紹介⑦よさこい祭り(高知市)
よさこい祭りは1954年に徳島県の阿波踊りに対抗する形で始まり、毎年8月9日から12日までの4日間にわたって開催されています。祭りでは200チーム、約2万人が趣向を凝らした衣装や演舞を披露し、期間中は述べで約100万人の人出があるとされています。ちなみに「よさこい」という言葉は「夜さり来い(夜にいらっしゃい)」という言葉が語源ようですが、高知県のよさこい踊りでの「よさこい」はその意味では使われていないようです。
1992年6月に北海道札幌市でよさこい祭りと北海道の「ソーラン節」を融合したYOSAKOIソーラン祭りが開催されたのをきっかけに、よさこい祭りは「YOSAKOI」として全国各地に広がることとなりました。そういえば子供たちが通った小学校や中学校の運動会には「よさこい」と銘打った踊りが毎年披露されていて常々不思議に思っていたのですが、こういう経緯があったんですね!!
おわりに
今回も前回の佐賀県と同様に写真(といってもいつも利用している無料写真素材 写真ACからですが)と拙い文章で私が是非とも行ってみたいと思った高知県の観光スポットを紹介しました。高知県の観光地を調べると、魅力的なものが沢山あってこのブログではそのすべてを紹介できずに残念です。返す返すも高知県は交通のアクセスの不便さから観光面ではかなり損をしているとまざまざと実感できました。官公庁や観光に携わっている方は是非とも交通アクセスをどうにか改善し、高知県が多くの観光客で賑わってくるの願ってやみません。
次回は旅行したことのない都道府県No.3の徳島県の観光スポットを紹介したいと思います。さてどんなところが出てくるのか?調べる前からワクワクします!!
おまけ①~高知県の歌
YOU TUBEの動画に高知県の歌がありましたので、紹介します。何となくゆったりとした長閑な歌で、動画の踊りとマッチしています。
おまけ②~高知県のお土産
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参照:Wikipedia:四万十川、沈下橋、仁淀川、足摺岬、補陀落渡海、室戸岬、
高知県立坂本龍馬記念館、よさこい祭り、よさこい、YOSAKOI、
高知県の観光情報サイト よさこいネット 四万十川、足摺岬、室戸岬
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