五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

父親参観日2

 以前にも書いたが、下の子供(男の子)は今年の3月で3歳になるが、片言しか喋ることができず、相手の言っていることをほとんど理解することができない。小児科福島医大に連れて行き、診断や検査を重ねた結果、この子は自閉症だと診断された。今は知的障害のある児童たちを与る施設に通わせている。昨日11日はその施設の父親参観日だった。

 参観日といっても、実際は施設が毎日やっていることを父親たちに体験させようという体験学習の色合いが濃いものだった。まず朝登校したあと、体操着に着替える。普通の子供だと造作もないことだが、これがなかなかうまくいかない。うちの子は30分以上もかかった。うまく体操着を着ることができないのに加え、気分で着ようとしない。無理に着せようとすると泣き喚く。宥めすかして着せるのだが、怒鳴るわけにもいかず朝から疲れてしまう。施設では時間がかかっても一人で着替えさせるように躾けいて、脱いだ衣服もたたむように教育している。着替え終わるとマラソンをする。マラソンといっても施設の外周を一周するものだが、普通の幼稚園児と違い、1人で走ることができないので、当然父兄が伴走することになる。これが大変で、なかなか走ってはくれないし、急に止まりずっと動かず、なかには伴走中にお漏らしをする子もいるそうだ。マラソンが終わる(かなりへとへとになった)と施設の中に入り、お遊戯をしたり、おやつを食べて参観が終わりとなった。

 この参観を通して、改めて障害児を世話をする母親や指導する先生方の大変さがわかった。今日はたまたま食事がなかったが、自閉症の子供は好き嫌いが激しく食事の時は相当苦労するという。(うちの子供もそうである。食べるものが決まっていて、嫌いなものはご丁寧に取り除き、いっさい手をつけようとしない)また誤解を招くかもしれないが、普通の幼稚園児の父兄は幸せそうな家族がほとんどだったが、こちらは複雑な家庭環境の子供も多いように見受けられた。育児に対するストレスは想像するよりもはるかに高いと思う。

 生まれきた子供には罪がない。だが知的障害者に対する偏見は根強いものがある。こうした子供たちを寛容に受け入れることができる社会にしていくよう、私たち大人が頑張っていかなければならない。教育基本法の改正論議もさることながら、政治家の方々及び教育関係者の方々こちらの問題も真摯に取り組んでいただきたいと、切にお願いする次第である。

父親参観日 - 五つの池の喫茶店

 

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写真:無料写真素材 写真AC 父の日(子供の絵) シエルノ