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五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

あかつきはただ金色

科学・技術

 またまた旬の話題からちょっとばかし外れてしまいますが・・・。

 日本の宇宙開発を担う研究機関である宇宙航空研究開発機構JAXA)の金星探査機あかつきが今月9日、金星の周回軌道への投入に成功したという喜ばしいニュースが入ってきました。あかつきは2010年5月に種子島宇宙センターから打ち上げられ、同年12月に周回軌道に入る予定でしたが、エンジンの故障で投入に失敗。今回は5年越しの再トライの成功であり関係者の方々の喜びもひとしおだったと思います。

 産経新聞の記事からです。

 宇宙航空研究開発機構JAXA)は9日、探査機「あかつき」の金星周回軌道投入に成功したと発表した。7日に実施したエンジン噴射のデータを解析した結果、予定の軌道に入ったことを確認した。5年前の失敗を乗り越えての成功で、日本初の惑星探査が実現する。
 あかつきは金星に最接近した7日、小型の姿勢制御用エンジン4基を逆噴射して減速し、軌道投入を目指していた。機体は正常な状態で、7日に撮影した金星の画像も公開された。順調にいけば来年4月2年間、本格的な観測を行う。中村正人プロジェクトマネージャは相模原市で会見し「ついにわれわれの夢が実現した」と語った。
 投入した軌道は楕円形で、来春には金星までの距離が最大約30万キロの軌道に入る。それまでは機器の動作確認などを行う。
 あかつきは平成22年5月にH2Aロケットで打ち上げられたが同年12月、主エンジンの故障で金星周回軌道投入に失敗していた。日本は火星探査機「のぞみ」が15年に周回軌道投入を断念しており、あかつきの成功で惑星探査に大きな一歩を踏み出す。故障しながら22年に小惑星から帰還した探査機「はやぶさ」に続く復活となった。
 あかつきは金星の気象を定常的に観測し、大気循環のメカニズム解明などを目指す。金星は旧ソ連、米国、欧州が探査してきたが、気象の謎はまだ多い。探査は地球の気象の理解にもつながると期待される。

                       2015年12月10日付産経新聞より引用


金星探査機「あかつき」 金星回る軌道投入成功 JAXA、金星画像公表 動画 映像 画像

 金星は地球に近い公転軌道を持ち、大きさもほぼ同じことから「地球の姉妹惑星」と言われることもあります。ただ金星には地球同様に大気が存在しますが、その大部分が二酸化炭素(96.5%)でわずかに窒素(3.5%)を含んでいます。また水の存在は確認されていません。その上大気圧は非常に高く、地表では90気圧もあり、これは地球での水深900mあたるそうです。金星の表面温度は平均464℃、中には500℃近くなる地点もあり、400℃を下回ることはないようです。

 金星の地表から約45km~70kmの高さには濃硫酸からなる雲があり、金星全体を覆っています。そのため日光が地表に届かず、理論的には金星の地表の温度は氷点下くらいにならなければならないそうです。にもかかわらず地表温度が高温なのは金星の大気中にある膨大な量の二酸化炭素が関係していて、この二酸化炭素による温室効果の影響だと考えられています。

 金星の自転は驚くほどゆっくりしています。自転周期は地球時間で243日。さらに金星は自転の軸が倒立していて、他の惑星と逆方向に自転しています。地球などの惑星では太陽が東から昇り西に沈みますが、金星では太陽は西から昇り東に沈みます。これは太陽系では金星と天王星だけ見られる現象で、何故自転が逆回転をしているのかはわかっていないようです。また自転軸が倒立しているので、地球でのいわゆる‘季節’と呼ばれるものはありません。

 金星の大気の上層部には4日で金星を1周する強い風が吹いています。これは秒速にして100m、金星の自転速度の40倍の速さになります。自転速度を超えて吹くことから「スーパーローテーション」と呼ばれるこの風、通常は大気と地表は互いに影響を及ぼし合っていることから、金星で吹く風は大変遅いものと考えられていますが、常識を覆すこの金星の大気のメカニズムは地球の気象現象からでは説明できませんし、何故こういうことが発生するのかも解明されていません。これは金星の謎のひとつとされています。あかつきはこの「スーパーローテーション」の謎を解くことを主目的としており、更に金星の雷の放電現象や火山活動の有無等も調査することになっています。


金星大気の謎に挑む~金星探査機あかつき(PLANET-C)~

 さてここからは都市伝説になるのですが・・・。

 地球とほぼ同じサイズの惑星で「地球の姉妹惑星」とも呼ばれている金星。金星探査機による詳細な調査が行われる以前は、金星の気候は熱帯のような気候であり、金星に知的生命体が存在する可能性も十分あり得るとまことしやかに囁かれていました。1952年11月には空飛ぶ円盤で有名なポーランド系アメリカ人のジョージ・アダムスキー氏がカリフォルニア州モハーヴェ砂漠で金星人にあったと証言しています。また火星ほどではありませんが、金星にも過去において高度な文明があったされる噂があり、地表に数字の「1」「2」「3」「5」と読める巨大な地上絵や都市の痕跡があったとされる映像もあるそうです。

 金星探査機による惑星探査が本格的に開始された1960年代以降、金星が地球と比べてはるかに厳しい環境であることから、現在では金星に知的生命体の存在は限りなくないものと否定されています。ただ原始的な生命体の存在が否定された訳ではないようで、金星の高度50kmの位置には気圧や気温が適度なスポットがあり、そこでは生命が存在できる環境であると言われています。また最近では「プラズマ生命体」なる生命に関する新たな概念が出てきましたので、環境が過酷だから生命は存在できないだろうとする考えもそのうち改められるかもしれません。

 明けの空と夕闇に輝く金星、これから寒くなる冬の時期はもっとも星がきれいに見える季節です。今回のあかつきの成功もあり、部屋の明かりを消し、ベランダに出てしばし星空を眺め、暫しの間世俗を離れ天体のロマンに思いを馳せるのも風流があっていいかもしれません。ただ防寒対策はくれぐれもお忘れなく!!

 

おまけの音楽:ウソツキ-「金星人に恋をした」 


ウソツキ - 金星人に恋をした (MV)

 

過去の天体に関する記事です。

kitajskaya.hatenablog.com

kitajskaya.hatenablog.com

 

f:id:Kitajskaya:20151216121634j:plain  金星

参照:Wikipedia 金星、あかつき(探査機)、宇宙航空研究開発機構

         金星人、金星の植民、ジョージ・アダムスキー

   JAXA あかつき特設サイト 金星探査時代の幕開け~金星に学び 地球を知る~

   宇宙人文明の衛星映像とUFO 金星映像 惑星映像

写真:無料写真AC クレイ惑星25 acworks

 

お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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