五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

新札登場

 7月になりました。しかし暑いですねえ!?私は6月5日の記事に今年の夏は冷夏になると書きましたが、トンデモない結果になってしまいました。昨日か一昨日のニュースでもありましたが、何と静岡市40℃を記録しました。これはもちろん静岡における観測史上最高気温だそうです。

 国内で40℃以上となるのは今年初めてで、昨年8月10日に石川県小松市で観測して以来だそうです。暑い!暑い!とは思いましたが、まさか静岡市が日本で一番暑いとは思いもしませんでした。これは日射や暖気の影響に加え、西風が山越えとなってフェーン現象を引き起こしたようで、それにしても、思わぬところで日本一となってしまい、来年以降ひょっとして、日本一暑い街、もしくは日本一暑い政令指定都市で売れるかもしれませんね!!

 

kitajskaya.hatenablog.com

 

 さて7月3日から新しい紙幣が発行されました。新紙幣の発行は2004年以来20年ぶりで、一万円札は実業家で近代日本の経済の基礎を築いた渋沢栄一五千円札は女性の地位向上に尽力した津田梅子、千円札は近代医学の父とされる北里柴三郎が、それぞれの紙幣の肖像画になっています。

  新紙幣は偽造防止のため、最新のテクノロジーがふんだんに採用されています。肖像画を立体的に見せるホログラムを世界に先駆けて採用し、これにより顔が動いているように見えるそうです。また肖像画の背景に高精細の模様が入っています。

 また誰にも使いやすいようにとユニバーサルデザインにも対応しており、額面の洋数字を大きくしたり、指で触れて紙幣を識別できるマークを旧紙幣より格段に券種をわかりやすくしています。

 ただ私としては、新紙幣の画像を見て「何だか安っぽい」と印象を受けました。ユニバーサルデザインに配慮したのでしょうが、やはり洋数字をメインにして、漢数字を副次的なものしたせいか、何と言いますか、紙幣としての風格が損なわれるような気がして・・・。また日本のお札ではなく、外国のお札のような印象を受けました。

 お札の肖像画はどういう基準であるかはわかりませんが、自分なり一万円、五千円、千円の基準を考えてみました。

 まず一万円、これはやはり日本の発展に大いに寄与したした人物が相応しいものだと思います。そういった意味で、新紙幣の渋沢栄一は日本の資本主義の礎を築いた人で、一万円の「顔」としてはふさわしい人物だと思います。

 ただ私は渋沢栄一さんをつい先日まで知らず、そういえば何年か前のNHK大河ドラマにあったなあと思っていた程度、あの時は何で無名な人物を大河ドラマの主人公にするのだろうと不思議に思っていました。

 渋沢栄一は日本で初めて銀行を創設したのを手始めに、鉄道や製紙会社、ガス・電気・ホテル・ビール会社など、今では大企業と呼ばれる元になった会社を500社の設立や経営に携わった凄い人でした。自分の無知にはお恥ずかしい限りです。

 旧紙幣の一万円札の肖像画福沢諭吉福沢諭吉も日本を代表する啓蒙思想家・教育者で、日本の近代化に貢献した人物して知られています。ただこんなことを書くと慶應義塾の関係者から激怒されると思いますが、「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」といった人がお札とは言え、貨幣経済の頂点に立つのは「何だっかなあ」と、福沢先生はそれで満足されているのだろうか?と今の紙幣が発行された1984年当時、学生だった私は思いました。

 そういえば1984年当時福沢諭吉が一万円札の「顔」となった時、バイト先の早稲田大学の学生が「どうして一万円札は大隈重信ではないのだ!!」とかなり憤っていたことを思い出しました。彼らは「次の一万円札は是非大隈重信へ」と身内にアピールしていましたが、残念ながらその願いは報われませんでした・・・。

 五千円札は先代の樋口一葉と同様に、女性である津田梅子が選ばれました。今後は五千円は女性枠として女性を肖像画に選ぶのではないかと思われます。(あくまでも私の妄想に過ぎませんので・・・。)

 ただ旧札の肖像画樋口一葉はどことなく薄幸のイメージがあったので、それで判断しては樋口一葉さんには申し訳ないのですが、作家としては素晴らしい活躍をしていますが、赤貧に苦しんだ樋口さんをお札の「顔」にしてどうかなあと思ってはいました。やはり印象としてはよくないではないかと・・・。

 新紙幣の津田梅子は日本の女子教育の先駆者であり、しかも日本初の女子留学生の一人で、後に津田塾大学を創設した聡明な女性です。これからの輝かしい女性の時代を鑑みてみれば、新札の顔としては最もふさわしい人物であり、明るい未来を予感するナイスな選択だったと私は思いました。

 千円札は連続で医学界から選ばれました。新札の「顔」となった北里柴三郎は「近代日本医学の父」とされ、破傷風の血清療法を確立し、後にペスト菌を発見し、公衆衛生という考え方を広めて世界中の人々の命を救った医学会の巨星です。北里柴三郎北里大学を創設し、恩のあった福沢諭吉のため、慶應義塾大学医学部の発展にも貢献しました。北里は日本医師会の初代会長にも任命されています。

 北里柴三郎は以上の事から新札の「顔」に相応し人物と思いますが、旧札の野口英世はどうでしょうか?野口英世は黄熱病や梅毒の研究で知られる細菌学者で、黄熱病の研究中に罹患し、悲劇な死を迎えたことで知られています。また野口は北里と師弟関係あり、北里の助手をしていた経験もあるようです。

 ただ野口英世はお金にルーズなことでも有名で、留学資金や婚約の支度金をお酒やギャンブル、はたまた女遊びなどの遊興費で使い切ったそうです。先の樋口一葉もそうですが、この野口英世もお札の「顔」となると疑問符が付く人物、偉人には変わりありませんが、このようなお金に苦労した人物を選出したのには理解に苦しみますし、考えすぎですが、日本経済が低迷を脱却できないのも、このようなことが背景にあるやもしれませんね!!

 新札発行から5日ほど過ぎましたが、私はまだ新札にお目にかかっていません。それは私の周りにいる人もそうで、帰宅時にNHKのラジオ📻を聴いていましたが、NHKのアナウンサーの人もまだ目にしていないようです。そのうちに手に取ることになるともいますが、今回のお札の「顔」の人たちは華々しい活躍をした御仁たちなので、今後はお札に肖って、日本経済が再び隆興していくことを切に望みます。

 

 

参照:ウェザーニュース 2024年7月7日

    【速報】 静岡で40℃を記録 全国で今年初の観測

   産経新聞 2024年7月3日付

    新紙幣20年ぶり きょう発行 一万円の「顔」渋沢栄一に 

   日本銀行 銀行券/国庫・国際 新しい日本銀行券の特徴 

   Wikipedia 渋沢栄一福沢諭吉ユニバーサルデザイン

          樋口一葉、津田梅子、野口英世北里柴三郎

写真:無料写真素材 写真AC 3種類の新紙幣 むんでぃ

 

お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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