五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

一部の静岡県内の学生野球好きが注目(?)の秋の静岡学生野球リーグと東海地区学生野球秋季大会の結果は・・・。

◆◆◆この記事の目次◆◆◆ 

はじめに

 

 11月になり、今日11月3日は文化の日、昔から文化の日は「晴れの特異日」で、晴れ☀の確率が異常に高いことが知られています。実際昨日は静岡県を含め、季節外れの大雨☔で、新幹線🚅が止まったりと散々でしたが、一夜明けた今日は少し雲☁は多めですが、昨日の大雨が嘘のように晴れ渡っています。

 文化の日がいつも晴れているのは、大陸から乾いた空気を持つ高気圧の影響だそうですが、やはり少々寒くなったとはいえ、からっとした秋空は気持ちがいいもので、普段の出不精の息子も学生生活最後の学園祭を観に行くために早々と出かけており、嫁は今日は仕事なので、こちらも出かけており、悲しいかな、私は一人で留守番と洗濯ものの取り込みのために一日中家にいることとなってしまいました。

静岡学生野球リーグとは?

 

 私は2019年春季から私は世間ではあまり注目されることがない超マイナーな静岡県学生野球リーグについての記事を書いてきました。何度も書いて申し訳ありませんが、再度説明いたしますが、

 静岡県学生野球リーグとは静岡岐阜三重の3県に所属する大学及び高等専門学校硬式野球部構成された東海地区大学野球連盟の中の静岡県に所属する学生野球リーグです。

 1999年にそれまで3県で総当たり戦だったものが、県別に移行となり、静岡・岐阜・三重の各県学生野球連盟が発足し、毎年6月に行われる全日本大学野球選手権大会への出場校は3県リーグのそれぞれの優勝校による総当たり戦による勝者となりました。

 秋の明治神宮野球大会へは、それぞれの県リーグの優勝・準優勝校がトーナメント方式で争い、優勝校が東海・北陸・愛知三連盟王座決定戦の東海地区大学連盟の代表として、愛知大学野球連盟の1位・2位、北陸大学野球連盟の優勝校と対戦し、三連盟王座決定戦の優勝校が出場権を獲得します。

 静岡県学生野球リーグは発足当初は浜松大学静岡大学静岡産業大学東海大学海洋学静岡理工科大学の5校で開始されました。2000年春に日本大学国際関係学部が、2002年春には富士常葉大学がそれぞれ加盟しました。

 2013年に常葉大学の大学改編に伴い、浜松大学常葉大学浜松キャンパスに、富士常葉大学常葉大学富士キャンパスに名称を変更しました。2018年の常葉大学静岡市草薙地区へのキャンパス移転のため、常葉大学富士キャンパスは閉鎖、それに伴い常葉大学富士キャンパスは常葉大学静岡草薙キャンパスに名称変更、更に2019年には常葉大学静岡キャンパスに名称を変更しています。2017年春には聖隷クリストファー大学静岡県学生野球リーグに加わりました。また一昨年から東海大学海洋学部は東海大静岡キャンパスに名称変更されました。

 

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2024年秋季静岡学生野球リーグは静岡産業大学が4季ぶり4度目の優勝、日本大学国際関係学部の3連覇を阻む

 

 今年の秋季静岡学生野球リーグは、台風10号の影響があり、開幕が3日順延され、9月3日に開幕されました。また期間中も雨の影響があり、前の記事にも書きましたが、閉幕も2週間以上遅れ、10月20日となり、今季は静岡産業大学が13勝1敗と遺憾なく強さを発揮し、日本大学国際関係学部の3連覇を阻み、2022年秋以来4季ぶり4度目の優勝を果たしました。

 

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 以下は順位表です。

 

順位 大学名 試合数 勝利 敗退 引き分け 勝率
1 静岡産業大学 14 13 1 0 0.929
2 日本大学国際関係学部 14 12 2 0 0.857
3 静岡大学 14 10 4 0 0.714
4 東海大学静岡キャンパス 14 9 5 0 0.643
5 常葉大学浜松キャンパス 14 6 8 0 0.357
5 常葉大学静岡キャンパス 14 4 10 0 0.286
7 静岡理工科大学 14 2 12 0 0.143
8 聖隷クリストファー大学 14 0 14 0 0.000

 

 歴代の優勝校です。なお浜松大学は現常葉大学浜松キャンパスです。東海大学海洋学部は現東海大学静岡キャンパスに改名となりました。

 

年度  優勝校 優勝回数 2位
1999年秋 浜松大学 静岡大学
2000年春 浜松大学 2 静岡産業大学
2000年秋 静岡産業大学 浜松大学
2001年春 静岡大学 浜松大学
2001年秋 浜松大学 3 静岡大学
2002年春 静岡大学 2 浜松大学
2002年秋 日本大学国際関係学部 静岡大学
2003年春 静岡産業大学 2 東海大学海洋学
2003年秋 浜松大学 4 静岡大学
2004年春 日本大学国際関係学部 2 東海大学海洋学
2004年秋 東海大学海洋学 静岡産業大学
2005年春 日本大学国際関係学部 3 東海大学海洋学
2005年秋 東海大学海洋学 2 日本大学国際関係学部
2006年春 日本大学国際関係学部 4 静岡産業大学
2006年秋 日本大学国際関係学部 5 浜松大学
2007年春 日本大学国際関係学部 6 東海大学海洋学
2007年秋 日本大学国際関係学部 7 東海大学海洋学
2008年春 東海大学海洋学 3 日本大学国際関係学部
2008年秋 日本大学国際関係学部 8 東海大学海洋学
2009年春 東海大学海洋学 4 静岡大学
2009年秋 日本大学国際関係学部 9 浜松大学
2010年春 東海大学海洋学 5 浜松大学
2010年秋 日本大学国際関係学部 10 東海大学海洋学
2011年春 日本大学国際関係学部 11 東海大学海洋学
2011年秋 日本大学国際関係学部 12 浜松大学
2012年春 日本大学国際関係学部 13 浜松大学
2012年秋 浜松大学 5 日本大学国際関係学部
2013年春 日本大学国際関係学部 14 常葉大学浜松キャンパス
2013年秋 日本大学国際関係学部 15 常葉大学浜松キャンパス
2014年春 静岡大学 3 常葉大学浜松キャンパス
2014年秋 日本大学国際関係学部 16 静岡大学
2015年春 常葉大学浜松キャンパス 6 日本大学国際関係学部
2015年秋 日本大学国際関係学部 17 東海大学海洋学
2016年春 日本大学国際関係学部 18 東海大学海洋学
2016年秋 日本大学国際関係学部 19 静岡大学
2017年春 日本大学国際関係学部 20 静岡大学
2017年秋 日本大学国際関係学部 21 東海大学海洋学
2018年春 日本大学国際関係学部 22 東海大学海洋学
2018年秋 日本大学国際関係学部 23 静岡産業大学
2019年春 東海大学海洋学 6 日本大学国際関係学部
2019年秋 日本大学国際関係学部 24 東海大学海洋学
2020年春  
2020年秋 日本大学国際関係学部 25 静岡産業大学
2021年春 日本大学国際関係学部 26 静岡産業大学静岡大学
2021年秋 静岡大学 4 日本大学国際関係学部
2022年春 静岡大学 5 日本大学国際関係学部
2022年秋 静岡産業大学 3 日本大学国際関係学部、静岡大学
2023年春 東海大学静岡キャンパス 7 静岡大学
2023年秋 日本大学国際関係学部 27 静岡産業大学
2024年春 日本大学国際関係学部 28 静岡産業大学、      東海大静岡キャンパス
2024年秋 静岡産業大学 4 日本大学国際関係学部

 

2024年ドラフト会議の衝撃!!東海大学静岡キャンパスの宮原 駿介投手、静岡大学の安竹俊喜選手(育成)指名。静岡大学からは2年連続で育成指名!!

 

 静岡学生野球秋季リーグの詳細の前に、ちょっと今年のドラフト会議のお話を・・・。2024年ドラフト会議では東海大学静岡キャンパスの宮原 駿介投手が下馬評通りに巨人に5位指名されました。東海大学静岡キャンパスからのドラフトでの指名は育成を含めて宮原投手で3人目で、投手では静岡学生野球リーグで初めて支配下指名を受けました。

 また静岡大学安竹 俊喜選手が広島から育成3位で指名を受けました。静岡大学は昨年に同じく広島から育成2位で指名を受けた佐藤 啓介選手に続き2年連続で育成ながらドラフト指名されており、2019年に阪神から育成2位指名された奥山 皓太 さんを含め3人目となります。

 

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 なお安竹選手は静岡高校出身で、高校3年時にはノーシードながら順当に勝ち進み、決勝戦では現在オリックス・バファローズで活躍している紅林 弘太郎選手がいた駿河総合高校を破り、甲子園出場を果たしています。

 

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 育成を含めてですが、全国的にマイナーな静岡学生野球リーグからプロ野球から2年連続で2名指名を受けていることは、実に喜ばしいことです。宮原投手を含め、プロでも活躍する人材が静岡の大学に在籍すれば、静岡県の野球のレベルも画期的に上がる訳で、それが静岡の大学の知名度も上がり、ひいては県内の各大学がより魅力のあるものに変貌していくことになると思っています。

2024年秋季リーグ 開幕時の予想

 

 開幕当初は3連覇がかかった日本大学国際関係学部を筆頭に静岡産業大学東海大学静岡キャンパス静岡大学の上位4校の混戦が予想されました。

 その中でも総合力で1歩抜きんでいたのは日本大学国際関係学部で、選手層も厚く、春季同様に投手では林 京平投手、大江 立樹投手の二枚看板が安定しており、打線も大豆生田 優輝選手を中心に好調でした。

 春季リーグでは11勝1敗で最終の日本大学国際関係学部戦に臨み、まさかの連敗で涙を飲んだ静岡産業大学は、萩原 輝久監督が「あと1勝への貪欲さ」をテーマに春の雪辱に燃えていました。3年生エースの見目 大弥投手の負傷は痛いですが、怪我で2シーズンぶりに復活する後藤 維吹選手の復活もあり、4季ぶりの優勝を目指します。

 静岡産業大学と春季は同率2位だった東海大学静岡キャンパスは、今秋ドラフト5位で巨人に指名された宮原 駿介投手を中心にチームはまとまっており、日本大学国際関係学部、静岡産業大学と選手層では遜色はありませんでした。

 春季は下位チームとの取りこぼしと上位校との対戦で連敗し、4位に終わった静岡大学は、秋季は巻き返しが期待されました。国立大学とは言え、静岡学生野球リーグで静岡産業大学に次ぐ77名の部員数を持ち、野球の技能もさることながら、頭脳戦での野球が期待されました。

 春季では5位タイだった常葉大学静岡キャンパス常葉大学浜松キャンパス常葉大学勢、春季には上位校に一泡吹かせる活躍をしただけに、秋季も上位校喰いで、優勝のキャスティングボードを担うことが期待されました。

 少ない部員数で頑張っている聖隷クリストファー大学静岡理工科大学は上位校相手にどこまでいい試合が展開され、また春からの順位を少しでも上げられることが期待されました。

開幕から11連勝の静岡産業大学、今季は取りこぼしをせずに4季ぶり4度目の優勝!!

 

 前述しましたが、2024年の秋季静岡県学生野球リーグは雨に祟られて、開幕が3日延長されましたが、その後も雨のため試合が順延し、閉幕が8日遅れました。終盤戦で優勝争いは開幕から10連勝の静岡産業大学と10勝1敗の1差で追う日本大学国際関係学部の争いとなり、直接対決で静岡産業大学は1勝、日本大学国際関係学部は連勝でほぼ優勝が確定する展開となりました。

 迎えた直接対決の初戦、静岡産業大学は今季大活躍の1年生池田 幌汰投手、日本大学国際関係学部は安定化のある林 京平投手が先発、序盤は投手戦となりましたが、中盤から打撃戦に転じます。1点を追う展開となった5回表、同点とした後、2死満塁で渡邉 笑生選手が2点タイムリー、続く6回にも1点を返し5-2と3点をリードします。

 負けると後がない日本大学国際関係学部、6回裏に猛反撃を開始します。適打と四球で1死満塁で池田投手をノックアウト、続く今季好調の静岡産業大学の2番手の篠原 大空投手から連続2塁打を放ち、この回一挙5点を取り、7-5と逆に2点リードします。

 いつもならこのままずるずる行く展開でしたが、今年の静岡産業大学は違いました。7回表、すぐさま猛攻を見せます。交代した日本大学国際関係学部投手陣から3連打で3点をもぎ取り、8-7と再び逆転に成功。投げては篠原 大空投手が日本大学国際関係学部の後続を許さず、静岡産業大学が両チーム合わせて27安打の乱打戦を制します。この段階でほぼ静岡産業大学の優勝が決まりました。

 優勝への一縷の望みを託した直接対決第二戦は日本大学国際関係学部が意地を見せます。この試合でも打線が爆発し、1点を先制された5回表から小刻みに毎回得点を繰り返し、静岡産業大学の反撃を1点に抑え、7-2で勝利しました。この段階で日本大学国際関係学部の2位以上が確定し、東海地区大学野球秋季選手権大会への出場が決定しました。

 雨天で順延された第1節の3試合が10月19、20日に行われ、静岡産業大学聖隷クリストファー大学と2試合、日本大学国際関係学部は静岡理工科大学と1試合、それぞれ下位チームと対戦しました。大どんでん返しが期待されましたが、やはり実力の差は大きく、順当通りに静岡産業大学は2勝、日本大学国際関係学部は1勝し、結果、静岡産業大学の4季ぶり4度目の優勝が決まりました。

2024年秋季リーグ戦を振り返って

 

 次に2024年秋季リーグを振り返ってみます。

 4季ぶり4度目の優勝を果たした静岡産業大学ですが、秋季リーグ開幕当初は見目 大弥投手らの主力投手の負傷が相次ぎ、また開幕前のオープン戦でも投打が噛み合わずにいました。そうした選手の不甲斐なさに「あと1勝への貪欲さ」を標榜する萩原 輝久監督は「選手に気持ちも入ってないし、相手にも失礼。辞退しようかと思った」と当時の状況を語っています。

 そんな状況に選手たちは奮起、杉本 陽哉主将を中心に声掛けや走塁、細かいプレーから徹底しました。そんな状況下で1年生右腕の池田 幌汰投手ら若い力も躍動し、気が付けば開幕11連勝とぶっちぎりの強さを見せつけました。

 また怪我で戦列を離れていた見目 大弥投手も対日本大学国際関係学部の第2戦より復帰し、6回2失点とまずまずの投球をし、東海地区大学野球秋季選手権大会に向けて良い結果が出せそうです。

 2位となった日本大学国際関係学部、昨秋からの3連覇に臨みましたが、残念ながら静岡産業大学にその夢が絶たれてしまいました。優勝した静岡産業大学と実力は拮抗しており、対戦成績も1勝1敗と五分となっています。最大の敗因は静岡大学に1つ取りこぼしており、またこれは下種の勘繰りかもしれませんが、3連覇のプレッシャーが少なからずあったのではないかと私は思います。

 ただ静岡学生野球リーグで前人未到の28回の優勝経験や過去には7連覇を含め連覇の経験が多数あるし、また今季は130点と他の追従を許さない破壊力のある強力な打撃陣は静岡学生野球リーグでは上位校でも脅威であり、来期は必ずや今期の雪辱に燃えてくると思われます。

 3位の静岡大学ですが、点差が拮抗した試合とはいえ、優勝した静岡産業大学に連敗したのは痛かったですね。今季の戦いを見ると、中々あと一歩の壁が破れない印象を受けました。最近の静岡大学は2年連続でドラフトに任命されるなど、ここ数年は選手層も確実に厚くなっていると思われるので、メンタルを含め、戦略・戦術を再検討していけば、来期の優勝も見えてくるのではないかと私は思っています。

 ドラフト指名の好投手である宮原 駿介投手を擁し、2023年春季以来3季ぶりの優勝を目指した東海大学静岡キャンパスでしたが、残念ながら春季より1つ順位を落として4位に終わってしまいました。対静岡大学戦の1勝を除き、上位チームに宮原投手を立てて勝てなかったことが敗因ですが、他の上位校と比較して打撃陣が弱いため、打撃向上が側近の課題となっています。

 今季は上位4校と下位4校の力の違いがまざまざと分かる結果となりました。今季は上位4校の下位への取りこぼしがなく、ある意味順当な勝利だとは言えます。ただ試合内容では勝敗が拮抗する試合もあり、その意味では5位となった常葉大学浜松キャンパスは実に惜しいと言えます。

 特に打撃成績だけを見ると常葉大学浜松キャンパスは静岡産業大学日本大学国際関係学部に次ぐ成績を収めており、上位4校と2~3点の違う防御率を抱える弱体気味の投手陣さえ整備されれば、2015年春以来遠ざかっている優勝も夢ではないと思います。

 春季に静岡大学を破り、今季も大物食いが期待された常葉大学静岡キャンパスでしたが、残念ながら今季は上位4校と5位の常葉大学浜松キャンパスにはいいところなく、大差で敗れています。常葉大学は全国ではまだ知名度は低いものの、静岡県内では静岡大学に次ぐ規模を持つ大学で、教育関係の部門では一部国立の静岡大学を凌駕するものもあると聞きます。ですので私としては、野球も有名校の名に懸けて頑張ってもらいたいと勝手に思っています。

 部員数が少なくまた専門分野なので、野球に時間が取れない7位の静岡理工科大学と8位の聖隷クリストファー大学の2校、今季は春季と順位は逆転しましたが、よく頑張っていると常々思います。

 静岡理工科大学はネット🖥の選手紹介では今季は11名、上位校相手に大差がつくのは仕方ないにして、それでも結構いい試合もしています。今季は対東海大学静岡キャンパス戦でドラフト指名の宮原 駿介投手相手に9回表に土壇場で同点に追いつく好試合をしています。結局その裏に2点を入れられ負けてしまいましたが、宮原 駿介投手は肝を冷やしたかと思います。

 それは聖隷クリストファー大学も同様で、部員数は若干増えて20名となりましたが、今回は残念ながら全敗で最下位に沈んでしまいました。ただこちらも対東海大学静岡キャンパス戦で宮原 駿介投手相手に1-4とさほど得点差がない試合を展開しており、対静岡大学戦でも1-2と点差で惜敗した試合をしています。

東海地区学生野球秋季大会の結果 

 

 明治神宮野球大会への出場権をかけた戦いの第1ステップとなる東海地区大学野球秋季選手権大会三重県伊勢市倉田山公園野球場(ダイムスタジアム伊勢)で10月25、26、27日の3日間の日程で行われ、静岡県学生野球リーグからは秋季優勝の静岡産業大学と同2位の日本大学国際関係学部が出場しました。

 日本大学国際関係学部は1回戦で岐阜県2位の岐阜聖徳学園大学と対戦しました。この試合、2-3と岐阜聖徳学園大学の1点リードで迎えた6回表に日本大学国際関係学部は打者一巡の猛攻で一挙4点を奪い逆転に成功。その後1点を加え、粘る岐阜聖徳学園大学の追撃を1点に抑え7-4で快勝しました。

 続く2回戦では日本大学国際関係学部は三重県2位の四日市大学と対戦しました。この試合、序盤に四日市大学の猛攻にあい、3回を終え日本大学国際関係学部は1-7と大差をつけられます。ただ日本大学国際関係学部も反撃を開始し、8回には一挙4点を挙げ、1点差まで詰め寄ります。ただ反撃もここまで、日本大学国際関係学部は四日市大学に7-8と惜敗しました。

 翌日の10月26日に行われた準決勝、第一試合は2回戦で勝利した四日市大学静岡県1位の静岡産業大学が対戦。静岡産業大学は先制を許すも、持ち前の打線が爆発し、中盤に逆転し、その後も小刻みに得点を重ね、終わってみれば13安打の猛攻で7-1と四日市大学相手に危なげない勝利を飾りました。

 続く第二試合は三重県1位の皇学館大学岐阜県1位の中部学院大学の強豪校同士の対戦となりました。この試合、先制したのは中部学院大学でしたが、すぐさま皇学館大学に逆転を許します。しかし近年東海地区では負けなしの中部学院大学が底力を発揮します。1-3と逆転された5回表にすぐさま3点を取り4-3と逆転に成功、8回にもダメ押しの1点を取り、この試合5-3と快勝しました。

 静岡産業大学中部学院大学との間で行われた決勝戦、この試合は全国野球選手権及び明治神宮野球大会に出場経験豊富で、東海地区大会でも最多13度の優勝を誇る中部学院大学が序盤から静岡産業大学を圧倒、13安打を放ち、また効率の良い攻め方で6-1と静岡産業大学を退けました。静岡産業大学は10安打を放つも得点は僅か1点どまり、しかも4併殺と不味い守備が目立ちました。

 中部学院大学は4季連続で14回目の東海地区大会優勝、11月3日、4日に名古屋市瑞穂公園野球場パロマ瑞穂野球場)で行われる明治神宮野球大会中部地区代表の切符をかけた東海地区・北陸・愛知三連盟王座決定戦に東海地区代表と出場しました。

 中部学院大学は初戦で愛知大学野球リーグ2位の中部大学と対戦しましたが、残念ながら3-4と中部大学に敗れてしまいました。明治神宮野球大会中部地区代表は北陸大学野球連盟優勝校の金沢学院大学を同スコアの3-4で破った愛知大学野球リーグ1位の名城大学と中部大学の同一リーグ対決となりました。

おわりに

 

 秋の野球シーズンを振り返り、これは昨年の記事でも書きましたが、やはりまだ東海地区の大学野球において岐阜県三重県の壁、特に中部学院大の壁は厚く、今回も静岡県勢悲願の明治神宮野球大会出場の夢は叶いませんでした。

 ただ昨今の静岡学生野球リーグからプロ野球からの選手指名が増えていることや、また静岡産業大学出身で広島の大盛 穂選手や同じく広島で昨年育成ドラフトで指名された静岡大学出身の佐藤 啓介選手のようにプロでも1軍に出場された選手も出てきたことから、その夢も近いうちに実現されると思います。

 

浜松球場

 

参照:そらくら 「晴れの特異日」ってなに?文化の日は晴れる日が多い!? 

   LIFE 2024年10月24日 <プロ野球ドラフト>

     静岡高時代ブルペン捕手だった安竹俊喜が広島から育成3位指名!

       1浪経て静岡大で開花 “裏方”から主役へ

   日刊スポーツ 2024年10月23日

     東海大静岡の153キロ左腕・宮原駿介

     「信じて待つ」静岡学生野球投手で初のドラフト指名の期待

   静岡新聞デジタル 2024年11月2日付

     巨人ドラフト5位の宮原「開幕1軍目指す」 東海大静岡で指名あいさつ

   スポーツ報知 【大学野球

     2024年8月30日付 

       静岡産業大の後藤維吹中堅手が有終のV目指す…

       静岡県学生野球秋季リーグ・9月3日開幕

     2024年10月14日付

       静岡産業大4季ぶり優勝お預け…

       日大国際は逆転優勝に望み残した…静岡学生野球

     2024年10月21日付

       静岡産業大が4季ぶり4度目の優勝…

       開幕前は不振、萩原監督「辞退しようかと思った」

写真:無料写真素材 写真AC 浜松球場の照明塔 新しい地図

 

お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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