五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

春の静岡学生野球リーグ、日本大学国際関係学部が秋春連覇達成、リーグ最多の28回目の優勝へ

◆◆◆この記事の目次◆◆◆ 

はじめに

 

 早いもので、2024年も5カ月が過ぎようとしています。昨年定年を迎えましたが、給与が少なくなった生活、雇用保険高年齢雇用継続給付をもらうことができ、昨今の諸物価高騰に何とか対処できています。ただ今年の夏は近年と同様に酷暑が予想され、電気代の高騰に頭を悩ますことになると思います。

静岡県学生野球リーグについて

 

 さて今回の記事は、私が2019年の春から記事にしている静岡県学生野球リー、春季リーグの結果についてです。

 静岡県学生野球リーグとは静岡岐阜三重の3県に所属する大学及び高等専門学校硬式野球部構成された東海地区大学野球連盟の中の静岡県に所属する学生野球リーグです。

 1999年にそれまで3県で総当たり戦だったものが、県別に移行となり、静岡・岐阜・三重の各県学生野球連盟が発足し、毎年6月に行われる全日本大学野球選手権大会への出場校は3県リーグのそれぞれの優勝校による総当たり戦による勝者となりました。

 静岡県学生野球リーグは発足当初は浜松大学静岡大学静岡産業大東海大学海洋学静岡理工科大学の5校で開始されました。2000年春に日本大学国際関係学部が、2002年春には富士常葉大学がそれぞれ加盟し、2013年に常葉大学の大学改編に伴い、浜松大学常葉大学浜松キャンパスに、富士常葉大学常葉大学富士キャンパスに名称を変更、2018年の富士キャンパスの閉鎖に伴って常葉大学富士キャンパスは常葉大学静岡草薙キャンパスに名称変更、更に2019年には常葉大学静岡キャンパに名称を変更しています。2017年春には聖隷クリストファー大学静岡県学生野球リーグに加わりました。また一昨年から東海大学海洋学部は東海大静岡キャンパスに名称変更されました。

 

kitajskaya.hatenablog.com

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令和6年春季静岡県学生野球リーグの結果 ~日本大学国際関係学部が秋春連覇達成、リーグ最多の28回目の優勝!!~

 

  さて注目の春の静岡県学生野球リーグですが、5月12日に全日程を終え、日本大学国際関係学部が13勝1敗1分けと圧倒的な強さで、昨年秋から連覇を達成し、リーグ最多の28度目の優勝を飾りました。

 

順位 大学名 試合数 勝利 敗退 引き分け 勝率
1 日本大学国際関係学部 15 13 1 1 0.929
2 静岡産業大学 14 11 3 0 0.786
2 東海大学静岡キャンパス 14 11 3 0 0.786
4 静岡大学 14 8 6 0 0.571
5 常葉大学浜松キャンパス 15 5 9 1 0.357
5 常葉大学静岡キャンパス 14 5 9 0 0.357
7 聖隷クリストファー大学 14 2 12 0 0.143
8 静岡理工科大学 14 1 13 0 0.071

 

年度  優勝校 優勝回数 2位
1999年秋 浜松大学 静岡大学
2000年春 浜松大学 2 静岡産業大学
2000年秋 静岡産業大学 浜松大学
2001年春 静岡大学 浜松大学
2001年秋 浜松大学 3 静岡大学
2002年春 静岡大学 2 浜松大学
2002年秋 日本大学国際関係学部 静岡大学
2003年春 静岡産業大学 2 東海大学海洋学
2003年秋 浜松大学 4 静岡大学
2004年春 日本大学国際関係学部 2 東海大学海洋学
2004年秋 東海大学海洋学 静岡産業大学
2005年春 日本大学国際関係学部 3 東海大学海洋学
2005年秋 東海大学海洋学 2 日本大学国際関係学部
2006年春 日本大学国際関係学部 4 静岡産業大学
2006年秋 日本大学国際関係学部 5 浜松大学
2007年春 日本大学国際関係学部 6 東海大学海洋学
2007年秋 日本大学国際関係学部 7 東海大学海洋学
2008年春 東海大学海洋学 3 日本大学国際関係学部
2008年秋 日本大学国際関係学部 8 東海大学海洋学
2009年春 東海大学海洋学 4 静岡大学
2009年秋 日本大学国際関係学部 9 浜松大学
2010年春 東海大学海洋学 5 浜松大学
2010年秋 日本大学国際関係学部 10 東海大学海洋学
2011年春 日本大学国際関係学部 11 東海大学海洋学
2011年秋 日本大学国際関係学部 12 浜松大学
2012年春 日本大学国際関係学部 13 浜松大学
2012年秋 浜松大学 5 日本大学国際関係学部
2013年春 日本大学国際関係学部 14 常葉大学浜松キャンパス
2013年秋 日本大学国際関係学部 15 常葉大学浜松キャンパス
2014年春 静岡大学 3 常葉大学浜松キャンパス
2014年秋 日本大学国際関係学部 16 静岡大学
2015年春 常葉大学浜松キャンパス 6 日本大学国際関係学部
2015年秋 日本大学国際関係学部 17 東海大学海洋学
2016年春 日本大学国際関係学部 18 東海大学海洋学
2016年秋 日本大学国際関係学部 19 静岡大学
2017年春 日本大学国際関係学部 20 静岡大学
2017年秋 日本大学国際関係学部 21 東海大学海洋学
2018年春 日本大学国際関係学部 22 東海大学海洋学
2018年秋 日本大学国際関係学部 23 静岡産業大学
2019年春 東海大学海洋学 6 日本大学国際関係学部
2019年秋 日本大学国際関係学部 24 東海大学海洋学
2020年春  
2020年秋 日本大学国際関係学部 25 静岡産業大学
2021年春 日本大学国際関係学部 26 静岡産業大学静岡大学
2021年秋 静岡大学 4 日本大学国際関係学部
2022年春 静岡大学 5 日本大学国際関係学部
2022年秋 静岡産業大学 3 日本大学国際関係学部、静岡大学
2023年春 東海大学静岡キャンパス 7 静岡大学
2023年秋 日本大学国際関係学部 27 静岡産業大学
2024年春 日本大学国際関係学部 28 静岡産業大学、      東海大静岡キャンパス

 

令和6年春季静岡県学生野球リーグ 開幕時の予想

 

 開幕当初、日本大学国際関係学部静岡産業大学東海大学静岡キャンパス、静岡大学の上位4校の力が拮抗しており、優勝争いは混戦が予想されていました。

 その中で1歩抜きんでいたのが、日本大学国際関係学部。日本大学国際関係学部は昨年育成ドラフト1位で広島入りした速球派の杉田 健投手の穴を、安定感抜群の林 京平投手、高い奪三振率を誇る本格派の大江 立樹投手らが埋め、打線も昨秋のリーグ戦で首位打者・新人賞・ベストナインの個人三冠を獲得した大豆生田 優輝選手を中心とした打線も好調でした。

 静岡産業大は入学図書から大活躍の見目 大弥投手、工藤 遼太投手の2枚看板が健在で、打撃陣も成長著しい杉本 陽哉選手や怪我から復帰した渡邉 笑生選手らも好調で、日本大学国際関係学部の対抗馬とされていました。

 昨春の覇者東海大学静岡キャンパスは、プロ注目の左腕で侍ジャパンの代表候補ともなった最速149㌔を誇る宮原 駿介投手を中心に、昨春の優勝メンバーが多く残り、昨秋の雪辱に燃えていました。

 静岡大学も捕手の安竹 俊喜選手、内野手内村 聡志選手、永島 周選手の静岡高校トリオがチームを牽引し、投手陣も新戦力が台頭し、2022年春以来の王座奪還を目論んでいました。

 下位陣の中でも優勝回数6回ですが、低迷の域を出ない常葉大学浜松キャンパス、昨秋は監督を変え、上位チームとも互角に勝負できたので、今季は上位進出を図りたいところです。部員数14名と少ない中で奮闘している静岡理工科大学ですが、今季は静岡駅前に新キャンパスもでき、お披露目での意味でも上位チームに一泡吹かすことが期待されました。静岡理工大学と同様に部員数が少ない割に頑張っている聖隷クリストファー大学、昨秋最下位だった常葉大学静岡キャンパスも秋からの順位を少しでも上げることが期待されました。

11勝1敗同士で迎えた最終節、日本大学国際関係学部が連勝で静岡産業大学を抑え、連覇を達成!!

 

 春のリーグ戦は最終節を前に日本大学国際関係学部静岡産業大学が11勝1敗と並びます。連勝すれば優勝という最終節、日本大学国際関係学部と静岡産業大学は直接対決に臨みます。

 迎えた最終節第1戦、日本大学国際関係学部は大江 立樹投手、静岡産業大学見目 大弥投手のエース対決となったこの試合、大江 立樹投手が強力打線を誇る静岡産業大学に10安打を打たれながらも、粘り強いピッチングで要所を締め、完投は逃したものの8回2/3を失点2で投げ抜き、チームは勝利し、優勝に王手をかけました。

 続く第2戦は日本大学国際関係学部が初回から打線が爆発し、最終回に1点差まで追い上げられましたが、得意の継投で追いすがる静岡産業大学を6-5と辛くも勝利し、連勝で昨年秋からの連覇を達成し、静岡学生野球リーグ最多の28回目の優勝を果たしました。

令和6年春季静岡県学生野球リーグ寸評

 

 秋春連覇を達成した日本大学国際関係学部でしたが、昨秋からのスタメンは2人しか残っておらず、チームの篠田 渉太主将によれば、「技術や経験のないメンバーばかりで、自分たちは弱いという自覚があった」そうです。そのため「守りの野球」を徹底し、「無駄な進塁をさせない」「取れるアウトを取る」という基本的なことを徹底させてきました。それが最終節の対静岡産業大戦での無失策や敵失による加点であり、結果前人未到の28回目の優勝に結びついていったのだと思います。

 惜しくも最終節でまさかの連敗で優勝を逃した静岡産業大学、投手陣は優勝した日本大学国際関係学部と遜色はなかったものの、自慢の強力打線が最終節では爆発しなかったのが悔やまれます。ただ最終節第2戦で9回裏に一挙5点を挙げ1点差まで追い上げ、しかもそれが控えの選手が中心だったので、秋季は期待できると思います。

 静岡産業大学と同率2位となった東海大学静岡キャンパス、今秋のドラフト候補の宮原 駿介投手は期待に違わない働きを見せてくれました。優勝した日本大学国際関係学部に唯一黒星を付けたのも東海大学静岡キャンパスでした。惜しむらくは静岡産業大学に連敗したのが痛かったですね。それがなければ三つ巴の争いだっただけに悔やまれます。

 今季は4位と残念な結果に終わった静岡大学、下位チームとの取りこぼしや強豪の日本大学国際関係学部・東海大学静岡キャンパスに完敗したのは大きな敗因でしょう。ただ国立大学ことを含めて、もともと過酷な環境で野球をやり通しているだけに逆境に強いはずで、秋季にきっと巻き返しをしてくることが期待されます。

 下位に沈んだ4チームのうち春季リーグでは常葉大学静岡キャンパスが最も活躍したと思います。秋季も最下位から同率で5位に浮上、しかも静岡大学を逆転サヨナラで破ったのは快挙でした。同じく5位タイの常葉大学浜松キャンパスも優勝した日本大学国際関係学部と引き分けるなど好試合を今季は行いました。秋季に向けて底上げをしていけば、台風の目になる予感さえします。

 部員数が17人の聖隷クリストファー大学と14人の静岡理工科大学、残念ながら結果は7位・8位でした。ともに第1戦は強豪相手でもいい試合をするのに、メンバー不足なのか第2戦では一方的にやられてしまう傾向にあります。聖隷クリストファー大学静岡理工科大学も専門的な要素が強い学校だけに授業もかなりハードなはず。それなのにこうして野球でも頑張っている姿を見ていると頭が下がる思いがします。

おわりに

 

 優勝した日本大学国際関係学部は、5月25日に岐阜県長良川球場で行われる東海地区大学選手権に出場します。岐阜県代表の中部学院大学、三重代表の皇学館大学と対戦し連勝すれば、6月に神宮球場及び東京ドームで開催される全日本大学選手権大会の東海地区代表として出場が決まります。

 ここに出場する3校ともそれぞれの県の野球リーグを連破している、いわば強豪校、激しい試合が展開されると思われますが、静岡県は2022年に静岡大学が出場しましたが、1回戦で敗退しています。ですので、是非とも東海地区を制し、2022年のリベンジを果たしてもらいたいですね!!

 

 

 

参照:静岡新聞 スポーツ面

    2024年3月30日付 

       上位拮抗 優勝争い混戦か 静岡学生野球春季Lきょう開幕

    2024年5月12日付 

       日大国際 V王手  エース大江が粘投

    2024年5月14日付

       日大国際 秋春連覇 28度目V

   一球速報.com 東海地区大学野球連盟 試合速報 

       2024年 東海地区大学野球静岡県リーグ春季

写真:無料写真素材 写真AC 野球 けいごkeigo

                

お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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