◆◆◆この記事の目次◆◆◆
はじめに
8月も残り少なくなってきました。今年の夏も記録的猛暑という言葉が陳腐になるほど、蒸し暑い日が続きました。また昨年同様に台風🌀の影響なので日本の各地で土砂災害の被害が相次ぎました。一方で関東近辺や新潟県では水不足が懸念されており、米や野菜などにも影響が出ているようですし、観光業でもこの時期が掻き入れ時である川下りが水がなくてできないという事態になっているところもあるようです。
連日・連夜の猛暑はまだまだ続いており、昨年も書きましたが、このままいくと日本の夏も熱帯雨林の気候になってきており、さらに冬では冷帯と、二極化現象が進み、季節のない国に日本がなっていくような気がします。
第105回全国高等学校野球大会の初戦の勝敗結果
さて8月6日の記事で第104回全国高校野球選手権大会の初戦の予想をしましたが、初戦の予想結果が下の表です。
日時 | 対戦カード | 結果 | ゲンダイ予想 | Kitajskaya予想 |
1日目1 | 土浦日大(茨城)- 上田西(長野) | 土浦日大 | ✕ | ○ |
1日目2 | 共栄学園(東東京)- 聖光学院(福島) | 聖光学院 | ○ | ✕ |
1日目3 | 浦和学院(埼玉)- 仙台育英(宮城) | 仙台育英 | ○ | ○ |
2日目1 | 川之江(愛媛)- 高知中央(高知) | 高知中央 | ○ | ✕ |
2日目2 | 履正社(大阪)- 鳥取商(鳥取) | 履正社 | ○ | ○ |
2日目3 | 英明(香川)- 智弁学園(奈良) | 智弁学園 | ○ | ○ |
2日目4 | 愛工大名電(愛知)- 徳島商(徳島) | 徳島商 | ✕ | ✕ |
3日目1 | 花巻東(岩手)- 宇部鴻城(山口) | 花巻東 | ○ | ✕ |
3日目2 | 前橋商(群馬)- クラーク記念国際(北北海道) | クラーク記念国際 | ○ | ✕ |
3日目3 | 日大山形(山形)ーおかやま山陽(岡山) | おかやま山陽 | ○ | ○ |
3日目4 | 大垣日大(岐阜)- 近江(滋賀) | 大垣日大 | ✕ | ✕ |
4日目1 | 鳥栖工(佐賀)- 富山商(富山) | 鳥栖工 | ✕ | ○ |
4日目2 | 日大三(西東京)- 社(兵庫) | 日大三 | ○ | ✕ |
4日目3 | 市和歌山(和歌山)- 東京学館新潟(新潟) | 市和歌山 | ○ | ○ |
4日目4 | 立命館宇治(京都)- 神村学園(鹿児島) | 神村学園 | ✕ | ○ |
5日目1 | 東海大熊本星翔(熊本)- 浜松開誠館(静岡) | 浜松開誠館 | ○ | ○ |
5日目2 | 明豊(大分)- 北海(南北海道) | 北海 | ✕ | ✕ |
5日目3 | 創成館(長崎)- 星稜(石川) | 創成館 | ✕ | ○ |
6日目1 | いなべ総合(三重)- 沖縄尚学(沖縄) | 沖縄尚学 | ○ | ✕ |
6日目2 | 立正大淞南(島根)- 広陵(広島) | 広陵 | ○ | ○ |
6日目3 | 慶應(神奈川)- 北陸(福井) | 慶應 | ○ | ○ |
6日目4 | 文星芸大付(栃木)- 宮崎学園(宮崎) | 文星芸大付 | ○ | ○ |
8日目1 | 明桜(秋田)- 八戸学院光星(青森) | 八戸学院光星 | ○ | ○ |
8日目2 | 専大松戸(千葉)- 東海大甲府(山梨) | 専大松戸 | ○ | ○ |
8日目3 | 九州国際大付(福岡)- 1日目1試合の勝者 | 土浦日大 | ー | ー |
日刊ゲンダイ 24戦中 17戦的中 的中率 70.8%
Kitjskaya 24戦中 15戦的中 的中率 62.5%
今回も日刊ゲンダイに8.3ポイント差をつけられて、今春の選抜大会に続く連敗!!今回は日刊ゲンダイも抽選から時間がなかったので、紙面での予想分が短めだったので、「分析不足なのか!?」と思い、秘かに「今回は勝てるかも」と期待していましたが、やはりプロには敵わないですね!!
第105回全国高等学校野球大会初戦の寸評
次に初戦の結果を私なりに解説します。
◆第一日目
第一試合の土浦日大(茨城)VS 国学院栃木(栃木)、私の予想の投打のバランスがいい土浦日大が勝利しました。敗れたとは言え、上田西も無失策の守備陣は健在でタイブレークまで試合は縺れた熱戦でした。
第二試合の共栄学園(東東京)VS 聖光学院(福島) 、昨夏ベスト4の聖光学院の強打が爆発して勝利。対する共栄学園も3点を返すも、残念ながらミラクルは今回は強豪相手には起きませんでした。
第三試合の浦和学院(埼玉)VS 仙台育英(宮城)、昨夏の優勝校の仙台育英が王者の貫禄を見せ付け19得点と圧勝!!推しました。「超速攻野球」の浦和学院でしたが、「投手王国」の王者相手では十分に機能できませんでした。
◆第二日目
第一試合の川之江(愛媛)VS 高知中央(高知)、3回に集中打で一挙6点と高知中央が勝利をものにしました。敗れたとはいえ川之江の山内 太暉投手は1人で9回147球の力投を見せ、アルプスから惜しみない声援を受けました。
第二試合の履正社(大阪)VS 鳥取商(鳥取)、この試合は順当通り履正社の勝利。対する鳥取商も強豪相手に5安打と打線が健闘しましたが、ここ数年の鳥取県勢の1回戦での敗退ジンクスに勝てませんでした。
第三試合の英明(香川)VS 智弁学園(奈良)、強豪校通しの対決はタイブレークを制した智弁学園の勝利。逆転に次ぐ逆転のシーソーゲームでしたが、英明は終盤のミスが致命的となってしまいました。
第四試合の愛工大名電(愛知)VS 徳島商(徳島)、この試合は徳島商が森 煌誠投手の力投で、打線が自慢の愛工大名電を5安打に抑え破りました。夏は苦戦が続く愛知県勢ですが、今回もそのジンクスを破れませんでした。
◆第三日目
第一試合の花巻東(岩手)VS 宇部鴻城(山口)、この試合は優勝候補の一角の花巻東が下馬評通りに勝利。「大声野球」がモットーの宇部鴻城は9回に1点を返し、強豪相手に最後に一矢を報いました。
第二試合の前橋商(群馬)- クラーク記念国際(北北海道)、この試合は春夏連続出場で夏は攻撃力を高めたクラーク記念国際の勝利でした。「逆転の前商」の前橋商でしたが、終盤での失策が痛かったです。
第三試合の日大山形(山形)VS おかやま山陽(岡山)、この試合は投打のバランスがとれたおかやま山陽が勝利しました。対する日大山形は2点先取するも、残念ながらそのあとが続きませんでした。
第四試合の大垣日大(岐阜)VS 近江(滋賀)、この試合は大垣日大が勝利し、阪口 慶三監督は、甲子園春夏通算40勝を達成しました。高い攻撃力を持つ近江でしたが、打線が繋がらず得点を挙げられませんでした。
◆第四日目
第一試合の鳥栖工(佐賀)VS 富山商(富山)、この試合は延長12回タイブレークまで持ち込み、最後はサヨナラで鳥栖工が勝利しました。敗れた富山商でしたが、地方大会無失策の鉄壁の守備は甲子園でも健在でした。
第二試合の日大三(西東京)VS 社(兵庫)、激戦区を勝ち抜いた代表同士の対戦は優勝経験がある日大三が3-0と完封勝利しました。対する社は2安打、3失策と試合の流れを呼び寄せることが出来ませんでした。
第三試合の市和歌山(和歌山)VS 東京学館新潟(新潟)は、この試合は市和歌山が序盤の集中打で接戦を制しました。東京学館新潟は9回には1点差に迫るなど、初出場ながらも強豪を相手に堂々とした試合をしました。
第四試合の立命館宇治(京都)VS 神村学園(鹿児島)、この試合は18安打の猛攻で打線が爆発した神村学園の勝利。大型右腕十川 奨己投手を中心とした立命館宇治でしたが、十川投手が被安打13と打ち込まれたことが痛かったです。
◆第五日目
第一試合の東海大熊本星翔(熊本)VS 浜松開誠館(静岡)、この試合は序盤・中盤・終盤と効率的に得点を挙げた浜松開誠館の勝利。対する東海大熊本星翔は、序盤の2点から得点が奪うことが出来なかったことが悔やまれます。
第二試合の明豊(大分)VS 北海(北北海道)、強豪校同士の対決は逆転に次ぐ逆転劇となり、ともに15安打を放った打撃戦は10回裏タイブレークで北海のサヨナラ勝利。敗れた明豊は9回裏の押し出しの四球が痛かったです。
第三試合の創成館(長崎)VS 星稜(石川)、この試合は序盤で大量6点を奪った創成館が粘る星稜を「ノーエラー」の守備で守り切り勝利しました。星稜は3回以降は得点を与えず、終盤追い上げるも、序盤の失点が響きました。
◆第六日目
第一試合のいなべ総合(三重)VS 沖縄尚学(沖縄)、この試合は台風6号の影響をものともしなかった沖縄尚学が勝利しました。対するいなべ総合は相手を上回る8安打を放つも、ここぞというチャンスを活かせませんでした。
第二試合の立正大淞南(島根)VS 広陵(広島)、この試合は優勝候補の筆頭の広陵が集中打と機動力で勝利しました。途中まで1点リードしていた立正大淞南でしたが、6回に一挙5点を奪われ競い負けてしまいました。
第三試合の慶應(神奈川)VS 北陸(福井)、この試合は12安打と打線が爆発した今大会の優勝候補の筆頭でもある慶應が勝利しました。挙げました。春夏出場の北陸は最終回一挙4点を叩き出し意地を見せました。
第四試合の文星芸大付(栃木)VS 宮崎学園(宮崎)、9-7と打撃戦となったこの試合を制したのは継投で流れを呼び込んだ文星芸大付が勝利しました。一時4点差をつけていた宮崎学園でしたが、8回表の守備を相手に突かれてしまいました。
◆第七日目
第一試合の明桜(秋田)VS 八戸学院光星(島根)、この試合は少ない好機をものにした八戸学院光星の完勝でした。対する明桜でしたが、八戸学院光星の洗平 比呂投手に4安打に抑えられ、得点を奪うことが出来ませんでした。
第二試合の専大松戸(千葉)VS 東海大甲府(山梨)、打撃戦となったこの試合は豊富な投手陣を擁する専大松戸が勝利しました。敗れた東海大甲府は失策がいずれも失点につながるなど、試合の流れを呼び寄せることが出来ませんでした。
第三試合は九州国際大付(福岡)- 1日目1試合の勝者(土浦日大)、この試合はが継投策が効いた土浦日大の勝利。九州国際大付の強力打線はあと1本が出ずに敗退。投手陣がいい働きをしていただけに悔やまれます。
おわりに
第105回全国高校野球大会の決勝は慶應と仙台育英の優勝候補同士の対決となり、8-2で慶應が勝利し、何と107年ぶり2回目の優勝を飾りました。107年前というと第一次世界大戦のさなかで、ロシア革命の前というから歴史を感じます。
決勝戦は途中から見ましたが、さながら何十年か前にみた早慶戦を彷彿させるもので、一瞬甲子園が神宮球場になったような錯覚さえ覚えました。3塁側とレフトスタンドの慶應の応援はさすがに仙台育英が野球⚾の強豪校と言え、18歳の若者には酷だったように思います。恐らくあの状況で互角に勝負できたのは早稲田実業だけだったのではなかったのかと思います。
ネットでは慶應の応援に対して様々な意見があるようですが、応援のマナーを含め酷暑の中の開催など夏の甲子園大会に関しては様々な問題があります。これを契機に若者が青春の1ページを謳歌できるように、改善できればいいと思いますし、この先の未来も高校野球が継続できることを願ってやみません。
参照:Wikipedia 第105回全国高等学校野球選手権大会
写真:無料写真素材 写真AC 熱き夏 マウンテントップ
お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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