今週のお題「これって私の地元だけですか」
私は生まれて60年近くになりますが、社交性がなく他人とのかかわりや地域とのつながりなどとはほぼ無縁な生き方をしてきており、今週のお題である「これって私の地元だけですか」というのも、九州から東京、東京から静岡、静岡から福島と引っ越しを重ねてもほとんど気付いていなかったと思います。
ただ私が藤枝市に住み始めてしばらくしてからちょっと吃驚したことがあったので、記事にしてみました。ある意味では前の記事と関連性があるかもしれませんので、前の記事も貼っておきます。
藤枝市に引っ越して、2年目の冬の時期に近所の人が亡くなり、当時持ち回りで地域の役員をしていた兼ね合いで、お通夜の手伝いをすることになりました。お通夜は近くの葬祭会館で執り行うこととなり、男性は駐車場の誘導・案内、女性は受付をすることとなり、仕事をする前に香典を渡すことにして、受付の女性に香典を渡し、芳名録に記名をしていた時でした。
受付の女性、隣の御婦人でしたが、いきなり香典の包みを開け中身を確認し始めたのです。私は思わず「え!?」と吃驚し、声には出しませんでしたが、戸惑いは隠しきれませんでした。ただ他の男性の香典にも同じようなことをしていたので、ひょっとしたらこの地域、志太地方の風習かもしれないのかなあ、思い直すことにしました。
社交性はないとはいえ、さすがに社会人となって葬式とかは何度も参列したこともありますし、自分の祖父のお通夜や葬式にも立ち会いましたが、これまで住んでいた九州や東京では「香典をその場で開ける」といったことはありませんでした。ですので「香典をその場で開ける」という行為(風習?)は私の頭の中では随分と不躾なものと映ってしまいました。
近所の人の葬儀が終わった後、分かったのですが、静岡市、特に静岡県の中部ではその日のうちに香典返しをおこなうため、会葬者の目の前で中身の確認をします。あの後、吉田町や焼津市、牧之原市、御前崎市といった静岡市と近隣の市町村の葬儀に参列する機会がありましたが、いづれの会場でも「香典をその場で開ける」ことでした。
藤枝市に来る以前、2001年から2005年まで静岡県にいて何度か葬儀に参列したことはありましたが、その時は亡くなられた人に御自宅に行ったり、香典は代表が受付に手渡して、私はその他大勢でご焼香だけ上げて帰っていたので、その時は気付いてなかったようです。さすがに今ではもう慣れっこになってしまいましたが・・・。
最後にちょっと気になって調べてみたのですが、この「香典をその場で開ける」風習(?)は静岡県だけではなくて、何故か広島県でもこの風習はあるようです。静岡県と広島県、余り関連性はないようですが、どうして静岡県と広島県が他県と違った風習となったのか、背景となった理由が知りたいものです。
参照:大切な人とお別れの準備を 葬儀のデスク 葬儀の知識
静岡県のお葬式・葬儀は合理的?
香典の中身をその場で確認するなどの特徴的な慣習
写真:無料写真素材 写真AC 御香典 umaimon
お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
ランキングに参加しています。クリックして応援していただけたらうれしいです!!