五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

おめでとう!! 藤枝明誠高校、春夏を通じて初の甲子園出場

 7月も後半、いつの間にか梅雨も明け、毎日毎日暑い日が続いています。その所為でエアコンの使用量が増し、年頃の子供たちに部屋を一つずつ与えているのと7月は仕事が閑散期だということもあり私が家にいる時間も多いので、来月の前半の電気料金の請求額は恐ろしいくらいの金額になっていると思います。

 さてこの時期は夏の全国高校野球甲子園大会の出場校が続々と決定されます。静岡県も一昨日の26日に私が住んでいる藤枝市にある藤枝明誠高校が創部34年目で春夏を通じて始めての甲子園の切符を手にしました。藤枝市の高校が甲子園に出場するのも藤枝明誠高校が初めてです。

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 藤枝明誠高校はサッカー部のほうが割と知名度があり、いち早く全国デビュー。2009年は全国高等学校サッカー選手権でベスト8まで進出しています。今では藤枝サッカーの名門で多くのJリーガーを輩出している藤枝東高校をも脅かす存在にもなっています。また今回ネットで見て初めて知って、藤枝市民としてはとても恥ずかしいのですが、男子バスケットボール部もここ数年は目覚ましい活躍ぶり。2009年にはインターハイで3位、2013年には何と準優勝を果たしています。さらに昨年のリオデジャネイロオリンピックの陸上男子4×100mリレーで銀メダルを獲得した時の第二奏者であった飯塚翔太選手も同校出身で、2009年のインターハイや国体で優勝するなど目覚ましい活躍を残しています。ちなみにロックバンド“スピッツ”のギタリストである三輪テツヤさんも藤枝明誠高校出身です。(スピッツのベースの田村明浩さんも藤枝市の出身ですが、高校は藤枝東高校。Jリーガーの中山雅史さんとは高校の同級生だとか)

 またこれはほとんど知られていないことですが、藤枝明誠高校の校歌はとても長いです。これは藤枝明誠高校のホームページに紹介されており、私も実際にこの校歌を聴いてみました。藤枝明誠高校の校歌は1番しかありませんが、それを歌い切るには約3分近くかかります。最近の甲子園大会では2回の表裏の攻撃の時に校歌を流します。まさかとは思いますが、チームの攻撃が終了していても校歌が流れている場合はどうするのでしょうか?ちなみに先日の決勝戦、テレビ中継では試合が終わって藤枝明誠高校の校歌斉唱が始まる寸前にCMが始まりましたが、CM明けでもまだ校歌斉唱は終わっていませんでした。

 藤枝明誠高校の校歌、1番だけのものだと日本で一番長い校歌だと思っていたのですが、上には上がいるもので、1番だけのもので一番長い校歌は長野県の飯山北高校で、時間にして実に4分以上もあります。2番以上歌詞があるもの、つまり日本一長い校歌は同じ長野県の諏訪清陵高校で、全部歌い切るのに何と10分以上もかかるそうです。一体どんな校歌なんでしょうね?(ちなみに今日出場が決まった福岡県代表の東筑高校、俳優の高倉健さんの母校ですが、も校歌が長いことで有名です。もし藤枝明誠東筑高校が初戦で当たったらどうなるんでしょうね!?)

 今年の藤枝明誠高校ですが、先日のはてなハイクでは静岡高校を破る大金星と投稿しましたが、実はそれは大きな間違いで今大会は東海大翔洋高校、静岡高校に次ぐ第3シード、しかもエースの久保田蒼布君はU-18高校日本代表候補の30人に選ばれるほどの逸材、言わずと知れた優勝候補の一角でした。また昨秋の静岡県大会では準優勝(優勝は聖隷クリストファー高校、静岡高校は3位でした)をしていて、惜しくも勝利は出来ませんでしたが、東海大会にも静岡県の代表として、聖隷クリストファー高校、静岡高校とともに出場しています。知らなかったとはいえ、大変失礼いたしました。

 一昨日の決勝戦、スコア的に見れば23-10で藤枝明誠高校の圧勝の大乱打戦ですが、スコアとは裏腹に壮絶な試合でした。決勝戦の相手の日大三島高校、ノーシードで立ち上がり前日の浜松商業戦では延長14回裏に1-3と劣勢の中から一挙3点を取り劇的なサヨナラ勝利を収めています。試合は藤枝明誠が久保田君、日大三島が前日の浜松商業戦を一人で189球投げ抜いた海野君の両エースの先発。1回の表の藤枝明誠の攻撃、前日の準決勝で静岡高校のエースで選抜大会で大阪桐蔭高校を最後まで苦しめた左腕池谷君から14得点を挙げた打線が火を噴きます。先頭打者は倒れたものの、続くクリーナップが連続適時打で3点を先制、2回は無得点でしたが、続く3回表にも大量6点を加え、疲れが残る海野君をマウンドから下ろします。

 その後も藤枝明誠打線の勢いは止まらず、5回まで12-0と大量リード、それでも意地を見せる日大三島は5回裏に2点を返します。ただ5回くらいから雷を伴って雨が強くなり、ついに7回表藤枝明誠高校の攻撃途中で試合は中断します。日本高野連によると、地方大会の決勝は得点差や降雨によるコールド制は適用されず、このまま雨のために試合が再開できなければ、7回表現在で12-2と10点差があってもノーゲームとなって翌日に再試合になります。降雨中断中、藤枝明誠の光岡監督は、再試合を覚悟し、選手にどう切り出そうか悩んだそうです。

 2時間56分の中断の後、まだ雨が降りしきる中で試合は再開されます。グラウンドの状況は最悪で、途中経過を仕事の休憩時間にテレビで見ましたが、グラウンドはびしょびしょ、再開されたのが午後5時過ぎだったのでナイター照明が点灯されましたが、それでも視界は悪く、例えて言えば雨の中で田んぼで泥だらけになりながら野球をやっている感じでした。

 中断後も藤枝明誠打線の勢いは止まらず、7,8,9回で大量11得点を挙げます。9回表藤枝明誠攻撃終了後で得点は17点差。大量リードで敗色濃厚の日大三島は戦意を消失せず、各バッターは時折笑顔をのぞかせながら驚異的な粘りを見せます。7,8,9回には藤枝明誠同様に打線が爆発し、こちらも大量8点を取ります。9回には海野君が再登板。猛打の藤枝明誠打線を最少失点に抑え、自らのバットで9回裏に2アウト満塁から走者一掃の3点タイムリーを放ち気を吐きます。しかし反撃もここまで海野君を2塁に残し最後のバッターがセンターフライに倒れゲームセット。5時間24分の激闘が幕を閉じました。

 

▷試合結果:決勝 草薙球場

藤枝明誠 3 0 6 2 1 0 4 6 1 23
日大三島 0 0 0 0 2 0 2 2 4 10

 

試合後の両チームのインタビューがあります。(産経新聞より引用)

藤枝明誠・光岡孝監督「昨日、校歌を歌う前に『さあ明日だ』と気持ちを切り替えていた。最後は子供たちの自力で甲子園をつかんだ」

藤枝明誠・中田悠斗主将「(甲子園に)初出場できてうれしい。最強の“ヘボ軍団”を合言葉に勝てるように準備してきた」

日大三島・川口剛監督「藤枝明誠の勢いを止められなかった。海野しか抑えられないと思って(先発で)登板させた。最後は意地を見せてくれた」

日大三島・長尾樹主将「藤枝明誠は強かった。点差が開いたが終盤追い上げることができ、粘り強く戦えた」

 

 一夜明け、藤枝明誠高校は甲子園初出場を学校に報告、地元藤枝市は祝福ムードにあふれています。私のうちの近所の商店街もいたるところに藤枝明誠高校の甲子園出場を祝福するポスターが飾られていました。

 地元SBSテレビのニュースも藤枝市民の喜びの声が報じています。


藤枝明誠 甲子園初出場を報告 地元・藤枝市内お祝いムード

 意識して作ったかどうかは定かではありませんが、藤枝明誠高校のユニホームは、アニメ「タッチ」の主人公「達也」がいる「明青学園野球部」のユニホームにそっくりだとか?藤枝明誠高校に「タッチ」のヒロイン「南ちゃん」がいるかどうかはわかりませんが、今までは「サッカーのまち」として知られた藤枝市藤枝明誠高校の甲子園出場を機に、これからは「サッカーと野球のまち」、いやそれ以上に「スポーツのまち」としてその名を全国に知らしめてもらいたいものです。そんなことを言えば、「家族全員が運動オンチであるお前が偉そうに言うな!」と関係者からお叱りを受けそうですが・・・・。

 

 

過去の記事からです

 

kitajskaya.hatenablog.com

 

藤枝市の地酒です!!

 

喜久酔 特別純米 1800ml

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参照:産経新聞 2017年7月27日付 藤枝明誠 猛打で頂点 雨中の激闘 5時間24分 

   Wikipedia 藤枝明誠中学校・高等学校三輪テツヤ田村明浩スピッツ

   YAHOO!JAPAN知恵袋 日本一長い校歌を教えてください

写真:無料写真素材 写真AC 全国高校野球選手権 夏の甲子園 mecha (写真上)

 

追伸:記事で“藤枝市の高校が甲子園に出場するのも藤枝明誠高校が初めてです。”と書きましたが、これは誤りで、2005年の夏と2011年の春に静清(せいせい)高校が甲子園に出場しています。静清高校西武ライオンズの牧田投手(焼津市出身)など多くのプロ野球選手を輩出しています。お詫びして訂正いたします。

 

お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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