五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

ラジオの時間

 今月1日から、一部のAMラジオ局📻が放送を休止しているようです。休止期間は各社まちまちのようで、最長で来年の1月末までの予定だとか。静岡県のAMラジオ局のSBSラジオは対象外とのことで、ホットしましたが、最終的にはAMラジオ放送は2028年秋に原則終了予定だそうで、一つの時代が終わったようで、寂しさを感じます。

 AMラジオと言えば、真っ先に思い浮かべるのが、深夜放送。今とは違い、インターネットやスマホがない時代、当時のティーンエージャーの娯楽の一つにラジオがあり、特に深夜放送は人気のあるアーティストや芸人などが出演されており、悩める若者たちに絶大な支持を集めていました。

 色気づきだした中学校の頃、親に夜遅くまで起きているがバレないように、当日使っていたラジカセごと布団にかぶって聴いていた土曜深夜の笑福亭鶴光オールナイトニッポン、大概AM4:00くらいに寝入ってしまうのだけど、翌朝に点けっぱなしのラジオから聴こえたくず哲也の日曜はダメよのオープニングで目が覚めるというパターンでした。

 またオールナイトニッポンつながりでは当時好きだった北山修さんが別名で活躍していた木曜深夜の自切俳人オールナイトニッポンもよく聴いていました。この番組で懸賞にあたり始めて自分の名前を読まれたことは嬉しかったなあ・・・。ちなみにこの時の懸賞品は北山修さんの「止まらない回転木馬」という文庫本で、この本は今でも実家の本棚に飾ってあります。

 

 

 AMラジオ局の経営は予想以上に厳しく、1991年には2040億もあった営業収入は2017年には797億と約6割まで減少しています。AMラジオは想像以上に大規模な設備が必要で、電気機器から発生する電気ノイズに影響を受けやすく、雑音や難聴の原因となっていました。また送信用の鉄塔は川辺や海辺の湿地帯に建造されていることもあり、防災面でも課題があったようです。

 現在総務省とAMラジオ局は北海道と秋田県の一部を除き、FM転換の準備を進めているそうです。またNHKでも現在ある「ラジオ第一」と「ラジオ第二」を統合し、2026年からFMラジオと合わせて2波にするそうです。

 確かにFM放送は音質もよく雑音も少ないのでストレスなく聴けます。純粋に音楽のみを聴くにはいいですが、無機質で何というのか温もりを感じられません。AM放送は時には雑音が混じり、聴き取りにくく、音質もFM放送にくらべクリアではありません。ただそこにFM放送にない人間臭さを感じさせてくれます。

 2028年にAM放送が終了する予定ではあるものの、もし何らかの可能性があるのなら是非とも存続させてもらいたいと願っています。

 

 

参照:ITmedia News AMラジオ、13社34中継局が放送休止へ 1日から順次

写真:無料写真素材 写真AC レトロなラジオ 沈丁花ハナオ

 

お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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