五つの池の喫茶店

私が日々思っている事を徒然なるままに書き綴ってみました。興味のある方はお立ち寄りください。OCN CAFEに2004年9月から記載された日記をOCN Blog人に引き継ぎ、さらにこのHatenaBlogに移設いたしました。

大祭りがやってきた

 先週の金土日に藤枝大祭りが開催されました。藤枝大祭りは3年に1度開催されますが、本来ならば昨年開催される予定でしたが、コロナ禍で延期となり、ようやく今年に開催されました。今年は8月にも蓮華寺池公園で開催される花火大会も4年ぶりに開催されており、長かったコロナ禍から回復し、ようやく本来の日々が戻ったようです。

 藤枝大祭りは、江戸時代に田中城の鬼門を守る青山八幡宮の大祭に、東海道藤枝宿の屋台が神輿渡御(みこしとぎょ)の行列に付き合ったのが始まりとされています。

 

田中城下屋敷

 明治時代となり、藤枝宿の総社である飽波神社(あくなみじんじゃ)の大祭時にこの行事が行われるようになりました。飽波神社の大祭は、寅・巳・申・亥の年に施行され、現在ではこの大祭を「藤枝大祭り」と呼んでいます。

 

飽波神社

 祭りの華である屋台は、元々は江戸でもっとも発展した「三層高覧欄型山車(さんそうこうらんがただし)」と唐破風屋根(からふやね)に「踊り舞台」が結合した独特な山車屋台で、その高さは9㍍を超える壮大なものでした。しかし近年電線や電話線の敷設に三層高欄部分が引っ掛かるため、踊り舞台のみの屋台となりました。

 大正時代になると、1916年当時長唄界で活躍していた、地元出身の芳村伊十郎(よしむら いじゅうろう 六世長唄家元)を迎え、現在のような長唄による地踊りを披露する形になりました。

  藤枝大祭りには旧藤枝宿9町と隣接の5町、合わせて14町が参加し、屋台を曳きます。今回は前回の2019年の記事で掲載できなかった6町の屋台を貼っておきます。

 今回の撮影では藤枝大祭り実行委員会の位置情報サービスが大変役に立ちました。これは各屋台が今どこにいるかリアルタイムでわかる地図サービスで、前回は目当てに屋台がどこにいるかわからず、途中で雨☔が降ってきたため、途中で全屋台の撮影を諦めた苦い思い出がありました。

 

①小坂区屋台(左)     ②長楽寺区屋台(右)

 

③岡出山区屋台(左)      ④下伝馬区屋台(右)

 

⑤千歳区屋台(左)       ⑥白子区屋台(右)

  藤枝大祭りに参加した14の町と町印は以下の通りです。

①原区 総陰花菱

②木町区 キ印

栄区 結び柏

④小坂区 菱小

⑤上伝馬区 分銅紋

⑥益津区 三枡印

⑦岡出山区 お組

⑧千歳区 千歳の松

⑨長楽寺区 蝶

⑩白子区 菊一定紋

⑪下伝馬区 輪違い

⑫左車区 源氏車

⑬市部区 井桁

⑭五十海区 ご組

 

 藤枝大祭りは地元もメディアにも大々的に取り上げられました。

www.youtube.com



 


 藤枝大祭りは3日間のうちどれかは雨に祟られるようで、今回も最終日の日曜は例外に漏れずに雨に祟られました。そうはいっても待ちに待った街を挙げての一大イベントだっただけに、雨にも負けず大盛況のもと終了したようです。次回の藤枝大祭りは2025年に開催されまれる予定で、次回も大盛り上がりで藤枝の街を大いに楽しませてもらいたいものですね。

 

お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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